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エクアドル日記
(2004年2月)
2月15日(日) 雨後曇後晴れ

今日は、先輩の陸上競技隊員がクエンカで開催したアクアスロン大会(3人1チームで、スイムとランを駅伝形式で行う競技大会)の手伝いをした。エクアドル中から協力隊員が15人くらい集まり、スタッフとして選手として大会に参加した。会場はアスアイ州(クエンカが属する州)のスポーツ施設で、陸上競技場を始め、テニスコート、バスケ、サッカー場、果てはロッククライミング壁まである。室内プールは50m。客席もある本格的なプールだった(右写真)。

大会が終わって帰り道、通りを歩いていると、通りに面した家の柵の中から、小さな子供に水鉄砲で3回くらい連続で顔面に水をかけられた。俺は激昂し、高い柵を乗り越えてそのガキを追っていった。ガキは、柵を乗り越えようとしている俺を見て怯えおののいて、広い芝生の庭を一目散に家の方へ走って逃げていく。柵を乗り越えた俺はそれをターミネーターのごとく追う。奴は奥の平屋の建物に逃げ込んだ。俺がそれを見て歩いて追っていくと、平屋の中から奴の母親とパンツ一丁の父親が何事かと血相を変えて飛び出してきた。傍らで子供は大泣きしている。
「お前は何の用だ?」
「どうやって入ってきた?」
おかあちゃんもおとうちゃんも、いきなり家の敷地内に入ってきた俺を見て今にも警察を呼びそうな勢いだ。俺は冷静にこう言った。
「いや、お宅の息子に水をかけたくて入ってきただけだよ。」
だけどこのままいると本当に警察を呼ばれそうだったのですぐに引き下がった。
「ただそれだけさ、もういいよ。」
と言って両手を肩くらいまで上げてOK、OK、ってな感じでカッコよく引き下がったつもりだったが、内心では警察呼ばれたら分が悪いななどと結構ビビりつつ考えていた。何てったって「不法侵入」だからね。

後で考えると、子供に対してあまりにも大人気ない行動だったなと反省したのだが、どうもこのカルナバルの水かけの習慣はなじめないね。日本人だったらなかなかなじめないんじゃないかな。日本のような遊び心の少ない、マジメで勤勉な国で育った人間にとっては。

ただ、水かけは主にティーンエージャーまでの子供達の間で激しく行われるもので、彼らにエクアドル人の見知らぬ大人が水をかけられているのを見かけたことはない。つまり、子供達の間で掛け合う以外には、俺達のような珍しい人種が狙われる感じを受けるのだ。これは、我々が若く見えるってのもあるし、実はエクアドル人の根底にある「アジア人(中国人)差別意識」の現れじゃないか、って気もする。子供達は素直だから、そういう行動が素直に出ちゃうんじゃないかって思うわけ。


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