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エクアドル日記(2004年3月)
3月12日(金) 

今週月曜から授業は「電子工学基礎」に入った。アナログ回路の基礎からやっている。ここからは俺の専門なので、実習のインストラクターとしてフルに授業に参加してしるんだが(午前7時〜午後1時半)、今週1週間で、俺のかわいい電気・電子科のガキども22人がいかにアホであるかが分かった(笑)。今までは「結構基礎は出来てるな」と思っていたんだが、これが大間違い。奴ら馬脚を現したよ。
まず驚きだったのは、割り算が出来ないこと。例えば、
1÷0.257
っていう小数点の割り算、出来ないのよ。多分22人中マトモにできるのは俺の印象だと3分の1くらいじゃないかな。日本だったら小学生でも出来るよ。その他、1次方程式は解けないし、例えば16mVは何Vか?(答え:0.016V)なんてことも分からない。さらには、電気科の基本中の基本、「オームの法則」(注)も理解してないのよ、コイツら。口では「分かる、分かる。」って言うんだけど、やらしてみたらテンでダメ。基礎的事項を全く理解してない。

まぁ、アホなのはしょうがないんだけど、さらに悪いことには、最近授業内容が難しくなったからか、授業態度が悪くなってきてね。やる気のある奴が少ない。みんな人に聞いて済まそうとする。俺の上司のシルビアの授業は、彼女が怖いから静かにしてるんだけど、臨時講師のフェリックスの授業になると、とたんにいい気になりやがって制御がきかなくなる。まぁ、授業のやり方にも問題あるんだけどね。それにしてもエクアドル人の17歳は途方もないガキだ。

これから結構大変な戦いになりそうだよ。技術的なことを教える以前に、「学ぶ姿勢」ってもんを叩き込む意識改革からやらんとイカん。そうじゃないと、エクアドルはいつまでたってもマトモな国にならないよ。
「いかに生徒にやる気を出させるか?」も講師として重要だ。興味のわくやり方で授業をやれば、自然と生徒も集中する、ってもんよ。


(注):「オームの法則」とは、ある回路における電圧が、電流と抵抗値の積に等しい、というもの。方程式で書くと以下。
V=IR(V:電圧、I:電流、R:抵抗値)


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