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エクアドル日記
(2004年5月)
5月25日(火) 曇り時々晴れ 
 

今日は残念な知らせが日本から届いた。
23日未明、以前私の上司であった元部長が亡くなった。
こんなことを日記で書くというのはちょっと不謹慎かもしれない。ネットで公開する必要もおそらくはない。でも、俺自身としてここで書かなくちゃ気がすまない、書かせてください、スンません。

彼は、俺が今の会社に入社した時、直属の部長だった。飄々としているが、ストレートにズバズバと核心を突いてくる、しかも歯に衣着せぬ物言いが印象的な、非常に「デキル」人だった。その後1年ほどで彼は異動となったので、俺の上司だった期間は短かったが、数年前に再び近くのフロアに戻ってきて、気にかけてもらっていた。

俺が入社した年の忘年会で、俺はギターを持っていきみんなの前で歌った。それを見た部長は、俺に「吉田君、今度バンドやるよ。」と言ってきた。この部長はベーシストで、その後も会社で俺と顔を合わすたびに、「吉田君、今度バンドやるよ。」と口癖のように言ってきた。だが、部長が異動になり、その話もいつの間にか忘れていた。そして数年前に部長が再び俺の近くの部署に戻ってきた後、ついに2001年暮れに、この部長発案のおよそ7年越しのバンド計画は実現した。俺にも彼の言葉通りバンドメンバーの一員として彼自身から声がかかり、ギターを弾かしてもらった。2001年12月、会社の食堂を借り切って社員をたくさん呼んで、バンドメンバー全員がサンタの格好をしてバンド演奏をする、というクリスマスパーティをやった。もう2年半も前の出来事だけど、その日のことがついこないだのことのように思い出される。
サンタの衣装で元気にウッドベースを弾いていたあの日から、たった2年半しか経ってないのに部長が逝去するなんて・・・。
こういう知らせを受け取った今、1日限りのライブながら、このバンドが実現して良かったな、とも思う。

俺が2002年5月に品川に異動した後、彼は体調を崩して入院し、俺がここエクアドルに来る直前に、送別会を開いてくれた同期の奴から「かなり具合が悪い」ということは聞いていた。仙台の病院に見舞いに行きたいと考えたが、当時はほとんど面会謝絶状態で、出発前の忙しさもあり結局行かなかった。

いっつもこれだ。何でいつもこうなんだろう。会っておかなければならない人に会わずして、そうしているうちに永遠の別れがやってくる。今は、彼に対して生意気な物言いをしてたことしか思い出せない。もう彼と言葉を交わすことはおろか、彼に感謝の言葉を言うこともかなわないっていうのに・・・。

うーん。ダメだ。全然ダメだ・・・。何でいっつもこうなんだろう・・・。
(涙・・・)



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