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エクアドル日記(2004年6月)
6月14日(月) 晴れ時々曇り
今週、同僚のシルビアの代わりに、朝の若者達の授業を受け持つことになった。午前10時30分〜午後1時30分までの3時間。内容は、「ディジタル回路の基礎」。
もう彼らの知的レベルは完全に把握している。授業のポイントは、「アホな奴らにも理解できるように、いかに分かりやすく説明するか」の一点に尽きる。高度なことはやってもしょうがない、そんなキャパシティは彼らにはない。いかに基礎事項を奴らの頭に定着させるような授業をするか。
まずは「ディジタルとアナログの違い」、「なぜ今ディジタルなのか?」の話から入る。途上国のような開発もなく新技術も浸透していない国にいると、業界全体の動きが把握しにくい。先進国から遅れること数年して新製品が出るのを追いかけるしかない。若いうちから「技術全体の大きな流れ」を捉える訓練をすることは非常に重要だ。
概論を説明した後、実際にディジタルICを使った実習。回路を組んで動作を確認する。
授業を自己分析すると、生徒達はおおむね興味深く話を聞いていたようだ。特に、どの機器にどんな技術が使われているか(アナログか、ディジタルか)という部分で、何人かの生徒は「テレビやラジオも部分的にディジタル技術が使われている」と答えたのには感心した。
自分自身の出来としては、覚悟はしていたが説明時にうまい単語が出てこなかったり言いたい単語を知らなかったりしてまだまだ。
だが、授業をやるのは楽しい。加えてスペイン語の訓練にもなる。
また、今日は日本政府がエクアドルのアスアイ州に対して行った水道設備の無償供与に関するセレモニーが、クエンカセントロで行われ、在エクアドル日本大使を始め、何とエクアドル大統領も式典に参加したとの事である。我々協力隊員には直接関係ないのであるが、技術移転を行っている日本政府関係者ということで、クエンカ在住の隊員はこの式および昼食会に招待された。俺は残念ながら今日から授業なので行けなかったのだが。
日本国民の税金(ODA)を使ったこの工事が、関係者の贈収賄、着服等汚職なしに済んだことを祈るばかりだ。
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