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エクアドル日記(2004年8月)
8月3日(火) 
 

ガキを指導する私(右)

江藤に写真を撮られ、柄にもなく照れるガキども

グループごとに実習の結果を前で発表する

今日は、クエンカを訪ねてきた友達の江藤(♀)が、朝の俺の授業(7時〜10時)をSECAPに見学に来た。江藤が入ってくるなり生徒のガキども(すべて♂)はどよめいて浮き足立つ。こいつらの動物的しかし内向的な反応は、いつ見ても面白い。要はオンナに免疫がないのだ。ウブな奴らだ。とは言え、俺も17、18歳の頃はこれとそんなに大きくは変わらなかったな、と高校時代を思い出す。

江藤は教室の後ろに座り、授業を見学している。俺は説明を続けるが、生徒達は気が気じゃない様子である。後ろをチラチラ見て、集中どころではない。
授業は、始めのパートで俺が今日覚えなきゃいけない理論・原理を説明、その後それを確認する実習に入る。グループごとに実際に回路を組んで、その特性を測定し、原理を理解する、という流れ。こちらでいくつかの課題を出して、それに関する測定結果と考察を実習終了後に各グループが前のホワイトボードに書き、クラス全員に説明する。

実習の時間になると、遠巻きに江藤を気にしながら、生徒達は我先にと俺に質問してくる。
「プロッフェ、あの人の名前何て言うの?」
「プロッフェの彼女?」
「彼女、スペイン語は喋れる?」
俺が英語しか喋れないから、英語で話しかけてみな、と答えると、奴らは少し考えてあーでもない、こーでもないとひとしきり騒いだ後、次はこう来た。
「プロッフェ、『あなたの名前は何ですか?』って英語でどう言うんだっけ?

ガクーーーッ!!お前らさぁ、この学校で英語の授業受けてるんだよな?そんな英語、日本人なら中学生でも知ってるぞ。

しばらくは江藤に直接話しかけられなかったガキどもだが、ついに勇気ある若者が先兵となり、意を決して英語で話しかけていった。誰かが先陣を切れば、それを機にあとは雪崩式に大勢がワラワラっと江藤を囲んで質問攻めにする。とは言っても奴らはマトモに英語を喋れないから、恥ずかしがりながらのつたない英語ってわけで、聞いてる俺のほうが恥ずかしくなったけどね。

昼飯。スープ、メイン、デザートにジュース。モテ付。

昼飯後の休憩、俺とモロちゃん(江藤撮影)

実習が終わり、各グループが結果をホワイトボードに書いて説明する。それに俺がコメントを入れつつ各グループの結果と実習態度を勘案してグループごとに点数をつける。
3時間、休憩なしの授業は、こんな感じで終わる。3時間をどう組み立てるか。生徒のやる気を持続させながら「あっという間に終わった!」という充実感を持たせるには?
実習の面白さがやはりポイントだ。どれだけ興味を持てるか。回路を組んで楽しみながら学べる。楽しみ過ぎて終わった後何も頭に残らないのは問題なんで、最後には必ず「今日のポイント」を強調し、ノートに写させる。
今週の授業は、題材がいいので結構面白い内容に出来ている。生徒達も食いついてきている。これを続けていくことが重要だ。

そうして授業後、昼になってモロちゃんと江藤とバル(食堂)で昼飯を食う。ここの飯はSECAPで唯一自慢できることである。メニューは日替わりでバラエティに富んでるし、美味い。

そして夜、明日の早朝にクエンカを発つ江藤の送別会を、クエンカ隊員が集まって開いた。場所は行きつけのウンデルバー。江藤はこないだの土曜に室崎さんちでの麻雀大会に参加したから、クエンカ隊員とはもう知り合いだ。

夜11時ごろまで飲んで、解散。江藤は明日の朝早い飛行機でキトへ、そして日本への帰路につく。


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