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エクアドル日記(2004年11月)
11月13日(土) 晴れ
今朝、セルビエントレーガという宅配郵便業者(日本で言えばクロネコヤマトとか佐川急便みたいな会社)から連絡があり、俺宛の荷物が届いているのでオフィスに取りに来てくれとのこと。おそらく昨日うちに配達に来て誰も不在だったのであろう。
近所の風景
すぐに着替えてバスに乗ってオフィスへ行くと、俺宛の荷物は、日本の友人からのもの。受け取ってサインを済ますと、大急ぎでバスに乗って家に引き返す。一刻も早く中身を見たい。が小さなダンボールに入っていたため、バスの中で開けるのはさすがによした。
家に着き、ダンボールを梱包しているテープを剥がす。中には、友人に頼んであった諸々の物品が詰まっていた。レトルトカレーが7パックほど、ビデオレター(DVテープ)、音楽と映像が入ったCDが3枚(ちなみに映像は『宇宙戦艦ヤマト』)、お茶漬け、本が5冊、目薬、洗顔フォーム。
ビデオレターと本は特にうれしかった。ビデオレターには居酒屋「和民」で酒を飲みながら話す俺の友人達が映っていた。全く・・・。しかし日本の居酒屋懐かしい。店員の必要以上に元気のいい声や、湯豆腐、肉じゃが、ほっけなんかの映像を見ると居酒屋で夜な夜なくだを巻いていた日本でのことが思い出される。その後俺の友人達はキャバクラへ。さすがにキャバクラ内の映像はなかったが(笑)、まさにこれこそ俺達がよく辿っていたコースである。また、ビデオには友人達の姿ばかりでなく、最近の日本のニュースなども入っており、ネットで日本のニュースを確認しているとはいえ、日本のTV映像は妙に懐かしかった。
本は、最近手持ちの本を読み尽くしてしまったこともあり、待ちに待っていたものだ。確かにアマゾンドットコムで買えばエクアドルまで配送してくれるので、自分の読みたい本はアマゾンで買えばよい。だが、今回は友人達の「お勧め本」を送ってもらったことに意味があるのだ。
ただ、その中に1冊だけ、俺が依頼した本がある。ムツゴロウこと畑正憲の著書『精密麻雀』だ。1979年出版のこの本は、俺が大学時代に図書館で出合った麻雀の戦術書である。現在では残念ながら既に絶版であるため、俺は友人に古本屋かオークションで手に入れるよう依頼した。依頼後2週間ほどで、幸運にもヤフーオークションにこの本が出品され、俺の友人は、オークション期間の10日間、我慢して引きつけて、最後の最後、期間終了ギリギリで入札し、1200円で落札したのである。もっとも、この本には期間中誰も入札をしなかったので、楽々の落札であったのだが。
ところで、ムツゴロウといえば「ムツゴロウの動物王国」で見せる、「動物好きの明るく優しい愉快なオジさん」のイメージを持っている人が多かろうが、彼は知る人ぞ知る麻雀狂である。あの雀聖・阿佐田哲也を始め、日本の名だたる麻雀打ち(プロ・アマ問わず)と麻雀を通して交遊し、彼らと互角以上の勝負が出来る麻雀の強者なのである。以前は、麻雀雑誌やテレビの企画での麻雀勝負にも数多く参加し、そこで優勝するほどの腕の持ち主である。この本「精密麻雀」は、彼が対戦した、阿佐田哲也を始めとする麻雀の強豪達(プロ雀士が多いが、有名人系で言うと大橋巨泉や黒鉄ヒロシも登場)との対戦譜を数多く掲載しており、その打ち方と捨て牌相の研究等、戦術を詳しく分析している。
さて、ここにいると、日本から何か送られてくると、実にウレシイ気持ちになる。確かに、こちらで絶対に手に入らない物を頼むのだから、喜びはひとしおだ。こんな気持ちは、何でも欲しい物が手に入る日本では味わえない。
その日は早速『精密麻雀』を読み終わり、夜にはレトルトカレーを食った。
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