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エクアドル日記(2005年7月)
7月7日(木) 

夜テレビを見ていると、報道番組で「エクアドルの障害者問題・対策」を取り上げていた。障害者が教育を受ける権利やその社会参加に関する法・施設整備というソフト的問題と、街のハード的な障害者対策(道路、建物や公共交通機関のバリアフリー化)についてのエクアドルの取り組みを紹介していた。

バーニョスの街の歩道に設けられた車椅子用スロープ

先天的な障害者の多くは、貧しい家庭のお母さんから生まれるという。つまり、貧困対策と障害者対策は根っこでつながっているのである。そして、エクアドル国内各街のバリアフリー化ははまだまだこれからだそうだ。そりゃそうだ、この国にはそんなところに気を回す余裕、まだないだろう。それに、植民地時代の建物・道路をそのまま残して喜んでるような国だからね。まさかそれを壊して車椅子用のスロープを作ろうなんて、そんな発想すらないに違いない。
同期に養護隊員(注)がいて、彼からこの国の障害者問題に関する現状をいくつか聞いていたので、なかなか興味深く見ることができた。

そう言えば5月にバーニョスという街に行った時に驚いたことといえば、すべての歩道に車椅子用のスロープがついていることだった。ここは始めから外国人用観光地として開発された街らしく、外国人に見せても恥ずかしくないような街づくりをしているように見受けられる。

見栄だけはいっちょ前のエクアドル人らしい発想だ。「外人が見るところだけは進んだところを見せなくては」というさもしい根性である。


(注)「養護」という職種は、主に障害者教育について指導を行う職種である。

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