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エクアドル日記(2005年9月)
9月9日(金)
エクアドルに来て、1年と9ヶ月が経過。日本の生活からこちらへ来て変ったこと。
ブタのいる風景その2(スンバウア)
(1)
髪を伸ばしてた頃から、風呂に入る回数が減った。「二日に一度、シャワーを浴びる」が習慣づいてしまった。日本にいた頃は毎日風呂に入っていたが、こちらでは二日に一度のシャワー、つまり髪を洗うのも体を洗うのも二日に一度になった(ちなみに、エクアドル家庭の風呂には「バスタブ」なるものは存在しない。ただシャワーがあるのみ)。賢明な読者諸君はもうお気づきかと思うが、これすなわちパンツを換えるのも2日に一度ということである。(「不潔!」という女性読者からの非難の声が目に浮かぶ)
この国では満員電車に乗る心配もないし、人と極端に接近することはないから(女性と挨拶する時くらいか)、どうも「清潔」という概念に対して無頓着になる。これは俺だけか?
アフリカの隊員は毎日の水を確保するのにも一苦労だそうだから、もっと頻度が少ないに違いない。
(2)
ヒゲを剃らなくなった。俺はヒゲが濃くないので、1週間は剃らない。日本では毎日剃ってたから、これも変った習慣の一つである。
あくせくしない時間の流れの中で、従来のものぐさな性格が顕在化した、ということか。いや、どちらかといえば人口密度の違いによる衆人監視感がないことが原因だろう。東京では人と人が近すぎて、俺のような人間でもどうしても世間体を気にしてしまう。
(3)
毎日朝食には生ジュースを飲む。こちらでは果物が豊富なので、各家には必ずミキサーがあり、100%ジュースを毎日のように作っている。こちらの朝食はこのジュースにコーヒー、パンと卵ってのが定番。いわゆる西洋ナイズされた朝飯だ。ちなみに、俺が日本にいた頃の朝食は決まって菓子パン1個と砂糖抜きのミルクコーヒーだった。
キロトア湖へ降りていく馬達
(4)
日本ではよく食べてたけどこっちに来て全く、またはほとんど食べてないもの。
うなぎ、納豆、寿司、トンカツ、酢の物、キャベツの千切り、ほうれん草、ワカメ、味噌汁、中濃ソース、その他多数。
日本ではあまり(全く)食べてなかったけどこっちに来て頻繁に食べるようになったもの。
豆類、バナナ、アボガド、トウモロコシ、ユカ、いろんな種類のスープ、いろんな種類の果物、鶏肉、香草(スープに入ってる)、アヒという唐辛子の調味料。
(5)
車を運転してない。協力隊員は安全確保上、基本的に車の運転を禁止されている。
あと3ヶ月で帰国。きっと帰国してしばらくしたら以前の日本での生活パターンに戻るんだろう。帰国後、ここの生活パターンの何が残るか。ここに来て東京のような過密環境に対しての嫌悪感は来る前よりいっそう強くなったけれど、果たしてそれが俺の帰国後の人生に影響を及ぼすのだろうか?
帰ってみなけりゃ分からない。
きっと帰国して数ヶ月もして、毎日が瞬く間に過ぎていく生活に舞い戻って、ある朝通勤電車を待つ混み合ったホームで、至近距離の人々に囲まれながら、東京の濁った青白い空をふと見上げたりして、そしたら、
「あぁ、俺は南米は赤道直下、空が青いエクアドルにいたんだなぁ。」
なんて思い出すんだろう。2年間エクアドルにいたことがまるで夢だったかのように。
そういえば、ここに来る前、同じようにホームから東京の空を見上げて、こんなことを考えていた気がする。
「俺、ここで何してるんだろう?」
日本に帰ったらまた同じことを考えるんだろうか。
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