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日本帰国日記(2005年12月)
12月31日(土)
新聞に今年亡くなった著名人の一覧が、一面を使って掲載されていた。今年もいろんな人が死んだな〜と思って一人一人すべての名前に目を通す。エクアドルにいた頃、ネットである程度の訃報は知っていたが、今まで知らなくてオヤそうだったかと思わせられたのは、「モアベターよ」がトレード文句の、小森のおばちゃまこと小森和子(映画評論家)と、「ゆきゆきて、神軍」の奥崎謙三の逝去だった。
中央線(神田付近)
さて、日本に帰ってきて思うこと第2弾。
(1)女の子のファッション、中途半端な長さのズボンが流行ってることにこれまた愕然。膝頭くらいまである短パンと言うか半ズボンと言うか、そんな奇怪ないでたちの女性が街を闊歩している。ややもすると昔の農村女性のモンペを連想させる。
それはそうと、この寒さでもミニスカートの若い女の子が多いことも指摘せねばなるまい。エクアドルでは大多数の女の子はジーンズをはいていて、スカート自体を見ることが非常に少ない。ぶっちゃけ、色気が感じられない。その点日本はいい。
(2)これ前からそうだったかもしれないが、ほとんどの人が黒い服を着ている。つまりコート、オーバー系の服はほとんど黒、ということだ。男女関係なく。80%くらいは黒(残りは若い女の子が白いコート、オーバーを着ている)。みんな同じに見えるので、僕には日本人の”没個性”の象徴のように思える。冬の寒さの中、「黒が暖かそうに見える」という心理的・無意識的な理由でみんな冬は黒い服を着るのだろうか。いや、それだけじゃあるまい。日本人特有の、「みんなと同じものを着てれば、同じことをやっていれば安心」的心理が働いていると僕は思う。
クエンカのバス(トレス・プエンテス付近)
(3)日本の道路では、ほとんどクラクションが聞かれない。皆が交通ルールを遵守していて、無謀な運転がないからだろうし、また日本人の非攻撃的な特性を表しているのかもしれない。エクアドルでは、年がら年中耳がクラクションの音を聞いている。街はクラクションの洪水だ。これは途上国と呼ばれる国の都市に行くと必ずと言っていいほどどこでもそうである。
信号待ちの際、青信号になって前の車の発進が0.5秒遅れようものなら後の車はすぐに鳴らす。いや、信号が青になった瞬間に鳴らして「早く発進しろ!」とゴリ押しする車も少なくない。しかも3台4台後ろに止まっている車まで鳴らす。また、先の状況が見えなくて渋滞している時、平気で鳴らして、「早く行け」。前方に何か渋滞の原因があるはずだと考えるのが普通だと思うのだが、道路工事してようがバスが客の乗降中で止まっていようが何だろうがとにかくずーっと後でもクラクションを鳴らして渋滞の苛立ちを発散させないと気が済まないらしい。
さらに、バスやタクシーは、人が歩道を歩いているとその人に向ってクラクションを鳴らして注意喚起する。
「お前、このバス(タクシー)に乗るのか、乗らねぇのか?」
とクラクションで聞いているのである。ちなみにエクアドルの市内バスは、どこでも乗れて、どこでも降りれる。バスが通りかかった時に手を挙げて運転手に合図すれば、バスは止まってくれるのである。
とにかく、ドライバーは何かにつけクラクションをすぐに鳴らす。鳴らしたがっているように見える。「車を運転する時は、クラクションを鳴らす」ことがこの国の文化になっているようだ。かくして、街は自動的にクラクション天国になる。
日本は静かだ。
2005年の大晦日。明日から2006年。
これでエクアドル日記(+日本帰国日記)は終了します。次からは通常バージョンの日記に戻ります。
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