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日記
(2007年4月)
2007/4/21 (Sat.)

純真さという特質

昨日、5/1の日本公開に先立って行われた、スパイダーマン3の無料試写会へ行った。内容は、もうさすがに3作目だけあって脚本や演出も斬新さに欠け、途中からスターウォーズみたいになってきて、最後はお約束のお涙頂戴。映像に一部すごいところを見たけれど、基本的には平凡な内容。ごく普通的ハリウッド平均点といったところ。

さて、そんな内容の話はいいとして、僕の横には大柄でメガネをかけた実直そうな男が座った。そして、劇最後、観客の涙を誘ういつもの演出で、彼はしゃくり上げ始めた。そしてそのままエンドロールに入ってもずっとズルズルと鼻をすすりつつ涙を流してはハンカチで拭いていた。
僕は以前はどんなに汚い、涙を催さずにはいられないミエミエの演出でも、少しの湿りもきざして来なかったが、最近は歳のせいだろう、頭ではそういう演出構造が前よりも分かってきたにも関わらず、涙もろくなってきている。だがさすがにこのスパイダーマン3では少し目頭が熱くなったくらいだった。しかし、この隣の男といったら!周り憚ることなく、声をあげて泣いているのである。
僕は、彼を見て、何か愛おしいというか、あぁ、なんかこいつきっといい奴なんだろうなーと思った(笑)。純真さとか素直さに接すると人は優しくなるものなのだ。実際には極悪な人間でも、こうやって映画を見て大泣きしていれば周りからは『あの人、素直な人なんだな』と温かい目で見てもらえるのである。これは一つの特質とういか長所だ。意図的でないから厄介な。いや意図的でないから美しい。
それにしても最近僕も涙腺が緩いのだけれど、ちょっとこれはマズいな。ナイフのような冷徹さが持ち味の俺が(笑)。

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