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日記
(2018年8月)
2018/8/27 (Mon.)、8/31 (Fri.)

橋の下流部から橋を望む

村田川河口 シーバス釣行も釣果なし   

先週はシーバスを狙って5日連続で村田川河口に通い、何とかシーバスを2尾上げることができた。
その余波を駆って今週も27日月曜と31日金曜の夜、村田川河口で釣ったが、釣果なし。
初めて橋の河口側(下流側)で釣るも、ヒットなし。
■27日(月)
・時間:19時ごろ〜20:30
・概要:初めて橋の河口側で釣る。アタリらしきは2、3回あったがヒットせず。
8時過ぎにいつもの橋の上流側ポイントに移動し30分くらい釣る。一度ヒットらしきものがあった。重いものがかかったが、あまり魚のようにブルブルいわない。スレ掛かりだろうか?そして、手前まで寄ってきて、白いものが見えたとたんに、バレた。ひょっとすると水の入ったただの白いビニール袋だったかもしれない。
それ以外音無し。釣り人は3人くらい
■31日(金)
・時間:18:15〜21:00
・概要:橋の河口側と上流側と両方で釣るもほとんどアタリなし。使用ルアーはジグパラブレードとキックビート。釣り人は2、3人。

午後7時〜7時半のマジックタイムを中心に釣ったが、ダメ。やっぱりルアー釣りというのはそうそう簡単には釣れない。
2018/8/28 (Tue.)〜8/29 (Wed.)

いきなりタカノハダイ。幸先は良かったが・・・

キュウセン

潜り漁のおじさん

ニザダイ。通称サンノジ。愛嬌のある顔をしている。

今日はニシキベラ三昧

すぐにササノハベラ

恐るべき引きの強さ。コバンアジ41cm

ハリは口横にがっちりとかかっていた

細長いV字型尾びれ。長さ10cm以上。
こんなに細いが、推進力は半端ない

海を見ながら磯で食べるアジご飯弁当

イシダイ。縞のはっきりした若魚。19cm。

南房白浜 1泊2日 釣行  晴れ@南房総市 

8月最後の宿泊釣行。旧ガーデン下の磯でなんとか大物を獲りたい。
8月28日火曜日、朝5時過ぎに千葉を出発、白浜到着が7時半。
今日も暑くなりそうだが、35℃とかの酷暑にはならないようだ。
目的の旧ガーデン下の磯にはすでに先行者がいたので、セカンドオプションの、数100m離れた白浜フローラルホール下の磯で竿を出す。
その後10時頃に旧ガーデン下に移動して釣った。

■釣り場概要
白浜フローラルホール下の磯、旧ガーデン下の磯 (南房総市)
■時間
白浜フローラルホール下:8時ごろ〜10時ごろ
旧ガーデン下:10:30頃〜16:30頃
■釣果
<白浜フローラルホールの磯>
タカノハダイ 1:ウキ釣り
キュウセン 2:ウキ釣り
ニシキベラ 6:ウキ釣り
<旧ガーデン下磯>
ニシキベラ 11:ウキ釣り
ニザダイ(サンノジ) 1:ウキ釣り
■タックル
・竿:シマノの磯竿3m + ダイワのルアーロッド5.5フィート(約1.7m)
・リール:シマノ ネクサーブC3000HG + アリビオ2500 (道糸:ナイロン3号)
・仕掛け:ウキ釣り 円錐ウキ(3B、5B)遊動・固定、ルアー釣り
■エサ
・ウキ釣り:オキアミ(クリスタルハード)、コマセなし
・ルアー釣り:ダイソー100円メタルジグ
■潮汐(白浜)
潮名:中潮
満潮は5:25、18:25、干潮は12:01

■概要
<白浜フローラルホール下>
予報によると波は1.5mで、それほど高くない。サラシもそれほどできておらず、まずますのコンディション。円錐ウキ3Bで始める。ウキ下は3〜3.5m。
フグのエサ取りが怖かったが、エサはそれほど取られない。まず24cmのタカノハダイが上がる。幸先いいじゃないか。
次にキュウセン。だがその後はずっとニシキベラ。ニシキベラがエサ取り的になってくる。ベラというのはたいていエサに対する食いは良く、食った場合はだいたいウキに明確なアタリが出る。だが、小さな個体は、フグのようにあまりウキに変化が出ずにいつの間にかエサが取られるようだ。

またまた突如磯の下に人が泳いで現れる。例のごとく漁貝類獲りの潜り漁師さんだ。今日は2人の人がウェットスーツを着て、足ヒレをつけて獲っている。彼らはいきなり現れるからビビる。釣りをして辺りの海面を観察しているはずなのに、彼らが私の釣り場の真下に来るまでなぜか気づかないのだ。
彼らが磯際にいる間は竿を出すのを控える。彼らは結構沖の方まで泳いでいる、5m以上はありそうな水深のところだ。
結局、2時間釣ったものの、ニシキベラばかり釣れるので(フグよりはマシだが)、釣り場を移動することにする。午前10時。

<旧ガーデン下>
10時に旧ガーデン下の磯に移動すると、目的の磯には先行者はいなくなっていたので、10時半ごろから竿を出す。
ここもやや波が高く、磯際にはサラシが時々できるが、前回ほどではない。
始め3Bで釣っていたが、波が高くて仕掛けが入っていかないので、とっておきの新兵器、5Bの円錐ウキにスイッチ。
さすがに5Bなら仕掛けは沈んでいく。
ここでもニシキベラが多い。不思議なことに今日はフグの姿が見えない。

コンビニ弁当の昼飯後、強い引きの魚がかかる。右に左に走り、メジナかと思ったら、ニザダイだった。24cmとそれほど大きくなかったが、引きは強い。これまた美しい魚体である。体表はカワハギのようにザラザラしている。釣り上げてしばらくすると、尾びれ、尻びれ、腹びれの先端が青く光り出した。以前キタマクラの腹の斑点が青白く光り出すのを見たが、このニザダイも異性を引きつける婚姻色だろうか。
ちょんと突き出したおちょぼ口の顔は愛嬌がある。体高があり、平べったい身体。尾びれの手前、くびれている部分に、黒い楕円形のこぶのようなものが4つ並んでいる。はっきりとしている3つの黒い楕円から、この魚は「サンノジ」とも呼ばれる。
初めて釣った。うれしい。

時々数10m沖にある潮目に向かってメタルジグを投げるも、いつもの通り反応はない。

この日はその後フグではなくニシキベラの猛攻に遭う。ニシキベラ以外釣れなかったので、16時以降は試しに裏のミゾで釣ってみる。前回、波が高くて釣りづらかった時にメジナなどを釣った、磯と磯の間を走る水道状のミゾである。しかしこの日は浅く澄んでいて、アタリはなかった。
16時半、納竿。ニシキベラ三昧の一日。

近くのスーパーオドヤで夕食の弁当や味噌汁、明日の分のオキアミを購入。
午後5時半ごろ、いつものホテルにチェックイン。
風呂で汗を流し、弁当を食べ、早々に眠りにつく。

8月29日水曜日。晴れ。
今日も暑くなりそうだが、一時の酷暑に比べればやや過ごしやすい。
朝6時40分ごろにホテルをチェックアウトし、コンビニで昼飯を買ったあと、旧ガーデン下の磯に向かう。
旧ガーデン下の磯では、私の目的の磯から数10mほど東側の磯に4人の釣り人の姿があり、ちょうど準備をしているところだった。彼らは私が釣ろうとしている磯で釣るつもりなのかよく分からなかったし、彼らがいる場所は私の目的の釣り座からはちょっと離れていたので、行けると思い、準備をして車から磯に歩く。

■釣り場概要
旧ガーデン下の磯 (南房総市)
■時間
7:20頃〜17:45
■釣果
ササノハベラ 1:ウキ釣り
ニシキベラ 11:ウキ釣り
メジナ 5:ウキ釣り
コバンアジ(41cm) 1:ウキ釣り
イシダイ 1:ウキ釣り
■タックル
・竿:シマノの磯竿3m + ダイワのルアーロッド5.5フィート(約1.7m)
・リール:シマノ ネクサーブC3000HG + アリビオ2500 (道糸:ナイロン3号)
・仕掛け:ウキ釣り 円錐ウキ(5B)遊動、ルアー釣り
■エサ
・ウキ釣り:オキアミ、コマセなし
・ルアー釣り:ダイソー100円メタルジグ
■潮汐(白浜)
潮名:中潮
満潮は6:05、18:50、干潮は12:32

■概要
7時過ぎ、釣り座に着き準備する。6:05の満潮から下げて1時間、いい時間だ。今日も割と波は高い。
30mほど離れた隣の磯に乗っていた4人組の一人が、私の真横5mくらいのところで竿を出し始めた。やっぱりこちらで釣りたかったらしい。朝は満潮後で少し波が高く、波をかぶる磯から少し下がって拠点にした、ということなのかもしれない。4人のうち3人が釣り竿を持っていて、各自色々移動して釣りたかったようだが、私が先着したことに変わりはないので、私は意に介せずに釣ることにする。

竿を出してすぐ、ウキを消し込むアタリがある。ササノハベラ。久しぶりに見た気がする
その後はしばらく釣れない。エサ取りが多い。フグではなく、小ベラか。
やっと1時間近く後にニシキベラ。
そのあとメジナが2尾上がる。

5mくらい横の例の釣り人は盛んにコマセを撒き、20cm前後のメジナをバンバン釣り上げている。やはり配合エサは集魚に効果的なのか。私は、エサ取りのフグを集めてしまった痛恨の事件以降、コマセは撒いていない。
私は彼らの5m横で釣っていて、潮下だったので、おそらく私の釣り場に彼らのコマセが流れてきている。そういえば昨日は珍しくメジナが1匹も上がらなかったが、隣の人の撒き餌効果か、今日はメジナが釣れる。
だがその後はやはりニシキベラ天国。時々メジナ。
昼近くなり、干潮の潮止まりが近づき、隣の4人組は帰っていった。
そんな昼過ぎ。

磯際、わりと近いところに仕掛けを入れていると、ウキが水中に消えた。すかさず合わせる。この時はまたベラかメジナか・・・と思っていた。ところが。
ものすごい勢いで糸が持っていかれる。ハリに掛かった魚は、凄まじいスピードで磯際を右に走る。大物だ。やはりここには大物がいる。
竿を立てると、柔らかい磯竿は半月のようにしなる。この竿の柔軟性で魚とやり取りする。この磯竿の柔軟さが仕事をして魚を素早く弱らせるのだ。
だが魚は狂ったように磯際を右に左に、そして深みに走りまくる。しばらくは竿を支えるだけで精いっぱい、リールを巻けない。
生まれて初めてリールのドラグを緩めた。もっとも、少ししか緩めなかったので糸が出ていくことはなかったが。
竿を立てて、走り回る魚を何とか制御する。うぉー、こりゃ大物だぞ。バラしたくない。あまり走りまくられても、水中の根(岩)で糸がこすれてライン切れの恐れがあるので、悠長にはしていられない。動きが止まったところを見計らって竿をあおり、リールを巻く。また走り始めたら竿を支えて耐える。それを繰り返して少しずつ魚を浮かせる。
さすがの魚も疲れてきたようだ。徐々に上がってくる。
ようやく水面に魚の姿が現れた。デカい。重い。見たことのない魚である。青物だ。平べったい魚体が銀色に光る。
もうこうなるとアドレナリン全開というか、脳内麻薬が出まくる。あとは玉網ですくい上げるだけだ。

だが、またもや玉網がいうことを聞かない。釣り座から水面までは2mくらいなのだが、いかんせん波が高く、波が来るたびに一気に磯際の水位が上がって、水面まで上げた魚も押し上げられる。その度に糸のテンションがなくなり、「あああっ、バレたか!???」と不安になる。だが魚は糸の先に付いている。
波が大きく上下する中、なんとか玉網の中に魚を入れようとするが、全く入らない。入ったと思ったら泡立つ白い波に魚が消える。
これを何回も繰り返すも、全然入らないので、意を決して玉網で取り込むことを諦める。玉網を磯に置き、竿も捨て、磯際でラインを手に持つ。さすがに魚が重いので、竿で抜き上げるのは竿折れの危険が高かったのだ。糸を両手で手繰り上げ、何とか魚を磯まで引き上げた。
よっしゃぁあああああ!

ついに念願の大物を上げた。ここで何度も大物をバラしてきたのだ。ハリス切れやハリ外れ・・・。今日はついにやり遂げた。
見たことのない魚だ。体高のある平べったい体。体表は銀色一色だが、身体の中心から尾に向かって、黒い斑点が3つ並んでいる。そして特徴的なのは、二股に分かれた10cmもの長さの細長いV字型尾びれ。この長い尾びれがあの圧倒的な推進力をもたらすのだろう。41cmといえば、目をむくほどの大物ではないが、何というスピードとパワーか。大物を釣り慣れた釣り師ならこのくらいでは泡食わないのだろうが、私が体験した中では、間違いなく一番の引きであった。始めは耐えるのが精いっぱいだったのだ。先週釣った52cmのシーバスとは比べ物にならない引き。この魚のパワーとスピードに比べれば、先週のシーバスなどは鈍重にさえ感じる。

タックルは、3mの磯竿2号に道糸ナイロン3号、ハリスはフロロカーボン2号。ハリスは2m。ハリはチヌ針2号。ウキは5B、半遊動でウキ下4mくらい。
釣り上げた後のハリスを見ると、ところどころ擦れていた。ファイト中に岩で擦れたのであろう。もっと細いハリスだったら危なかった。

家に帰って調べると、この魚は、コバンアジ。名前からして青物だろう。青物というからには回遊しているのだろう。磯際で食ったけど、たまたま周って来たのだろうか。ド干潮の潮止まりの時間帯に釣れたのである。

41cmの青物は、もはや釣り糸を介して人間と対等だと感じる。いろいろうまくやらなければ、ハリスを切られたりハリが外れたりして、魚を自分の手のうちに入れることはできないだろう。手のない魚と、人間はもはや対等な立場なのである。
これ以上の大型ヒラマサや、ロウニンアジや、まして巨大マグロなどは、まさにモンスターである。パワーもスピードも人間をはるかに超えている。人間が「挑戦する」立場なのだ。

この41cmのコバンアジを目の前にした気分は、いままでの、小魚を手にした時の感覚とは全然違う。このくらい大きくなってくると、その姿に、畏怖を感じるのだ。大きくても小さくても、命に変わりはないのだが、大きな魚にはなぜか崇高さを感じる。

写真を撮ったあと、玉網に入れて海にリリースする。ナイスファイトだ、青物君。

しばらく磯上で放心する。タバコを吸って興奮を落ち着ける。
この感触は一生忘れられそうにない。つまり、一生釣りがやめられなくなった瞬間と言っても過言ではないかもしれない。
こんな引きの強い魚を釣り上げる達成感・充実感をひとたび知ってしまったら、釣り人の欲望は留まることを知らない。まだまだ大きい魚、引きの強い魚はいくらでも海の中に潜んでいるのだ。
まさに麻薬としか言えないこの釣りのアリ地獄。
ここで再び名言を吐かねばなるまい。
「魚釣りを知らないで死んでいく人は、不幸だ」
(以前私は、上文の「魚釣り」を「競馬」とした名句を残している)

タバコを吸い終わり、もしかしたら彼らは群れでいるかもしれない、と再び仕掛けを投入する。だがそれっきり大物のアタリはない。
青物なら、今日も数10m先に見える潮目に寄って来たのかもしれない、とメタルジグを潮目に投げ込む。だが反応はない。

午後2時前、休憩してコンビニ弁当を食べる。
再び釣り再開。エサ取りが非常に激しくなる。毎回すぐにエサを取られる。ウキの周りを1匹のフグがウロウロしているので、ついに小フグ軍団の到来かもしれない。
エサ取りをかいくぐって、時々ベラ、メジナが釣れる。エサ取りが多すぎて心が折れかけている頃、イシダイが釣れた。水面に見えたときはタカノハダイだと思ったが、釣り上げて縞が縦に入っているのを見てイシダイだと分かった。イシダイと言っても縞の明瞭な若魚である。19cm。
イシダイには7本の縦縞があるのだが、成長するにつれて縞が不明瞭になってくる。一番頭側の縞は、目を通っている。
3.5〜4mくらいのタナだったので、たまたま浮いてきたのだろうか。イシダイは「底物」と呼ばれ、根周りの底の方にいて、成魚は強靭なあごと歯で、サザエやウニ、ヤドカリなどをかみ砕いて食べる獰猛な魚である。
磯の王者と言われ、釣りキチ三平もイシダイと壮絶なファイトをしている。
そういえば以前、富浦の漁港で小型のイシガキダイを釣ったけど、小型のイシダイもわりと身近にいる。

夕方になり、アジのカゴ釣りのおじさんがやって来た。サビキカゴ、重いオモリとデカいウキがついた仕掛けを50mくらい投げて、沖のアジを釣るのだ。夕まづめがいいのだそうだ。
おじさん曰く、「昔はよく釣れたんだけど、最近はアジもすっかり釣れなくなった」と嘆いていた。山も川も海も、いろんなところで「むかしは生物がたくさんいたんだけど・・・」という声を聞くたび、言いようのない切ない気持ちになる。
夕方以降、満潮に近づくとともに波はますます高くなり、岸に打ちつける波が磯を洗うようになる。磯際は波が砕けて真っ白なサラシ状になり、とても釣りづらくなる。
午後6:50の満潮へ向かう上げ潮を釣りたかったが、波が高くて釣れない。結局最後にニシキベラが1匹釣れ、日が暮れてきたのでそれをもって終了とした。17:45。

私が磯を去るときにもう一人、カゴ釣りのおじさんがやって来て、私が竿を出していたところに陣取った。

今日は私の釣り人生の中で、なにかとても重要な一日になった気がする。41cmとはいえ、強烈な引きを経験し、バラすことなく釣り上げるという、釣人として一皮むけるのに十分な体験をしたのだ。

<後記>
魚単体の写真だと、まったくその魚の大きさや迫力が伝わらないことに愕然とする。やっぱり自分で魚を持って自撮りしないとダメか。
2018/8/20 (Mon.)〜8/24 (Fri.)

村田川河口の上流部を橋の上から眺める

村田川河口、上流部から橋を望む

対岸を見る。ここの川幅は40mくらい

村田川河口。河口に一番近い橋からすこし上流

初ルアー、初シーバス。12cmくらい

かわいいが、形は立派なシーバス

ついに大物キャッチ!シーバス52cm

ダクトのような大口にルアーをがっちりくわえていた。
奥の骨というか、歯が豪快

村田川河口 5日連続のシーバス釣行   

19日日曜の夜、ビッグニュースが飛び込んできた。友人のルアーマン、裕助が、村田川河口で40cm級のシーバスを釣り上げたというのだ。仲間でシーバスを獲ったのは初めてである。
村田川は、市原市を流れて東京湾に注ぎ込む中小河川である。私の家から車で30分で行ける近場で、一時期通っていた花見川河口よりも近い。
花見川河口では不発だったが、こうなれば村田川に通うしかあるまい。
私は、翌20日の月曜日から5日間、毎日村田川河口に通った。
その結果は・・・。

■釣り場概要
村田川河口 (市原市)
■ルアータックル
・竿:ダイワのルアーロッド5.5フィート(約1.7m)
・リール:アリビオ2500 (道糸:ナイロン3号をルアーに直結)
・ルアー:ジグパラブレード(メタルバイブ)、キックビート(バイブレーション)、ローリングベイト(バイブレーション)、ワンダー80(シンキングペンシル)など


8月20日月曜日。
今日は曇っているので、まだ暑さは凌ぎやすい。
午後3時半ごろに釣り場到着。河口に一番近い橋のたもとに車を停める。
この周りは工場が多く、化学薬品だろうか、とても嫌な匂いが漂っている。村田川に有害な排水が流れ込んでなければいいのだが。
橋を渡り、その上流側の、友人が釣れたというポイントに向かう。
川岸を歩行できる50cm幅くらいのコンクリートの護岸があり、そこを歩いて河辺を行き来できる。
川岸には藪が生い茂っており、蚊の大群が飛んでいる。この釣り場は虫除けが必須である。

橋から数10mのところに陣取る。
この部分の川幅は、40m〜50mくらい。
午後4:15、釣り開始。
先日のオキアミがまだ余っているので、ルアー釣りの他に、エサ釣りもする。ここは、シーバスだけでなく、この時期はハゼ釣りもできるのだ。
オキアミエサのウキ釣りは全然エサが取られない。オキアミを食べる魚はいないか。ハゼ釣りはやっぱりアオイソメなのだろうか。

ルアー釣りでもいいところなし。裕助はバイブレーションで釣ったというので、バイブレーションを中心に投げるも、川底地形が分からず、次々とルアーが根掛かりしてロストする。特に1級ポイントである橋脚周りには基礎石みたいなものが入っているのか、どんどん引っかかる。
この日一日で、名だたる3つのルアー、総額3500円以上を失った(悲)。
初めて来るところでは、川底地形が分からず、ルアーがどんどん根掛かりする。これは初めにナスオモリかなんかだけをつけてキャストして、地形を確認する必要があるな。

この川にはボラが常に飛び跳ねている。30cm以上ある大型のボラが、感覚的には平均して1分に1度は跳ねる。連続で2度、3度と同じ魚が跳ねることも珍しくない。これだけボラが多いのは花見川以上だ。
(ボラがなぜ跳ねるのかは、いまだよく分かっていないらしく、有力な説は、「身体についた寄生虫を落とすため」だという)
とすると、この川の水中には、相当数のボラがいることになる。シーバスは、ボラとどのように棲み分かれているのだろうか?
シーバスは、イナッコ(ボラの幼魚)を捕食するはずである。さすがに30cm以上のボラは食べるのは難しいだろうが、小さなボラも相当数いるとすれば、ボラの多い川にはシーバスも多いことになる。
夜にルアーマンが2、3人いるが、彼らはみんな、橋周りから河口側で釣っている。
私は橋の上流側の100mくらいを、上下に歩き廻りながらポイントを動いて釣る。
陽が沈み、午後8時25分まで釣ったが、全く釣れず。初日は気配なく終了。

8月21日火曜日。
昨日3つもルアーを失ったので、まずは釣具店でルアーを購入。〆て3654円。ルアー釣りは金がかかる釣りだ。収入のない私には向かない。
午後3時ごろ釣り場に到着。午後3時半から釣り開始。
この日も昨日と同じように、余ったオキアミでウキ釣り、そしてルアー釣り。
今日は天気がいい。川岸のコンクリート上をおじいさんが散歩している。
「釣れたかい?」
「いや、今来たばかりで」
「ハゼ?」
「いえ、シーバスです」
おじいさんは笑顔で通り過ぎて行った。シーバスじゃなくて、スズキといった方が彼には分かりやすかったかもしれないと反省する。

ウキ釣りはやっぱりアタリなし、エサ取りすらもなし。
ルアー釣りの方も全くアタリなし。今日買ったばかりの1400円くらいするルアーを失う(悲)。
その代償に、この川の川底の地形が何となくではあるが分かってきた。両岸の数m沖に、カケアガリ地形があるようだ。もしくは、川岸何mくらいは、基礎石が入っているのかもしれない。要するに、川岸から流心部に向かうところで、ちょっと深くなる傾斜・段差があると思われる。
そして、6時半に陽が沈み、その後の7時半。
全然釣れないからもうそろそろ帰ろうかと思っていた矢先。
魚がルアーに掛かった。始め、かかったことがよく分からず、引いていて重くなったくらいに思っていたが、ほどなくその震え方から魚だと分かる。
よっしゃぁあああああ!アドレナリン噴出!
割と手前の岸に近いところでヒット。足元に寄せてくる。真下で白い魚体が見える。30cmくらいか。
しかし。
足元で暴れ、フックが外れてしまった。なんか、引きが妙だったので、スレでルアーがかかっていたのかもしれない。まさかボラのスレ掛かりではあるまい?
いずれにせよ、痛恨のバラシ。ルアーではバラしてばかり。
古くは東金市御蛇ヶ池のブラックバスのバラシ、そして最近のシーバス釣りでの釣り逃し。再び言うが、「逃した魚は大きい」のである。「大きいから逃す」のである。
魚から外れたルアーを呆然と見つめる。このときのルアーはメジャークラフトのメタルバイブ、ジグパラブレード。花見川でバラシタときも同じルアーだった。
このルアーは釣れることを確信する。いや、まだキャッチできてはいないが、とにかくこのルアーにシーバスはアタックしてくるのは分かった。
他のルアーで今のところアタリはない。
ワンダー80という有名なシンキングペンシルでは全くアタリがない。おそらく、メタルバイブと泳層が違うのだろう。少なくとも今この川では、シーバスはシンキングペンシルが泳ぐ表層ではなく、メタルバイブが泳ぐ底近くで捕食しているのだろう。

バラした時間は午後7時半ごろ。

この後、「絶対に獲ってやる!」と次々にキャストを繰り返す。かかったポイントだけでなく、広く周辺を歩いて探る。背後にある工場の街灯が川を照らし、その光が作る明部と河辺の草木が作る暗部の境目辺りと、カケアガリを重点的に攻める。
バラした後、明確なアタリが3回くらいあったが、ハリ掛かりせず。
8時半ごろまでやって諦め、納竿。
だが、釣れる可能性を感じた1日だった。
この日も夜シーバス狙いの釣り人が私の他に2人。

8月22日水曜日。
今日も昼間、昨日失ったルアーを購入。キックビート約1400円。
この日からは、日中は釣れないと諦め、夜釣りに絞り日没頃から釣り始める。
午後6時すぎから始める。昼間からハゼ釣りに来ているのだろう、お父さんと子供の親子連れが3組、竿を出している。ここはハゼでも有名らしい。彼らは日暮れで程なくして帰っていった。

6時半ごろ日没、昨日とは打って変わって明確なアタリがほとんどない。
有名なバイブレーション、キックビートは全くアタリなし。上州屋で110円で買ったメタルジグもダメ。
メタルバイブやメタルジグでは、自重が重く沈下速度が速いので、着水後すぐに沈み、引いている間に川底に当たりながら泳ぐため、引いてくると川底の草や藻や貝などがフックに引っかかってくるのだが、普通のバイブレーションで、着水後にすぐ引き始めると、川底まで到達せずに中層を引いてくることになる。要するに、中層では食わないのだと思われる。
実際には、キックビートも川底スレスレに引いてきたいのだが、ルアーの値段が高すぎて、根掛かりが怖くて深く沈められないのだ!(悲) 貧乏人の悲しさ。何のためのバイブレーションか本末転倒じゃないか!!
よって、魚が釣れないからといって「釣れないルアー」だと断言することはできない。魚の目の前を引いてきて魚がいかなる時も全く関心を示さないというルアーが「釣れないルアー」であるが、ルアーが魚の前を本当に通っているのかを確かめるすべはない。「このルアー釣れない」と嘆く前に、自分の釣りの腕を疑った方がいい。
一方、「釣れるルアー」は断言できる。魚が釣れたり、アタリがあったりしたルアーはそう言える。いついかなる時でも釣れるわけではないにせよ、このようなルアーをいかに多くしていくかがルアーマンの一つの醍醐味であろう。金かかるけど。

結局この日は22:20まで粘ったが、明確なアタリはなし。基本、底近くを引くので、ルアーは常に藻や石や障害物に当たり、それらの手ごたえがあって、魚の手応えなのかよく分からないことも多いのだが、魚かな?と思えるアタリも2回くらいしかなかった。

8月24日木曜日。
この日も昨日ロストした分ともう一つ追加でルアーを購入。2つで〆て1744円。
19時過ぎから釣り開始。
釣り人はすでに3人くらいいる。
19:25、対岸近くまで投げ、引いてくる。ちょっとルアーを引く感じが重くなった。「あれっ?」と思っているうちに、手前まで来て少しブルっときて、抜き上げると小さな魚がかかっていた。なんと!
シーバスである。わずか12cmくらいだが、形はまぎれもなくシーバス。セイゴでもからきし小さい個体だ。まだ生まれたばかりだろうか。
だが、私にとって記念すべき、ルアー釣りの初物である。かかったことさえ分からなかったが(困惑)。
ルアーは同じ、ジグパラブレードというメタルバイブ。これは釣れる。
思えば、、花見川河口でバラシた時も、昨日バラした時もこのルアーである。レンジ(攻めるタナ)も合っているのだろうが、とにかくこのルアーは釣れると言えよう。
それにしても、この小シーバスは、自分の大きさの半分くらいもある55mmのルアーを、横から食べようとしたらしい。ルアーの腹側のフロントフックが口に掛かっていた。なりは小さいが、相当に挑戦的な魚である。よほど腹が減っていたのだろうか。

そして時間。花見川で友人の裕助と私が相次いでヒットさせて相次いでバラしたのが日没後の7時過ぎ。友人の裕助が先日40cm級のシーバスを釣り上げたのが7時頃。そして昨日のバラシも7時半、今日のキャッチが7:25。
シーバスの時合というのは、明らかに日没後であろう。

その後、もっと大物もいるに違いないと、釣り上げたポイントを中心に攻める。アタリはあった。フッキング直前と思われる乗りそうなアタリも一度あった。しかしハリ掛かりせず、合わせたためにルアーが水面を飛び出し、空中を空しく飛行した。

22:50まで粘るも、この後はキャッチできず。
今日は4日目にして初めてルアーロストなし。さすがにもう川底の地形は分かってきている。やれやれ。

8月25日金曜日。
昨日初ゲットに続き、今日こそは大物を獲りたい。
日没直後、午後7時頃から釣り開始。
釣り開始後30分も経たないころ。
対岸アップクロス(上流側)に投げ、引いてきたルアーが重くなった。明確なアタリはあまり感じられず、いきなりガツンときて竿が重くなった感じ。
魚だろ、これはヒットじゃないか!?
確実にフッキングさせるために、竿を大きくあおって合わせる。この手ごたえは魚だ。かなり大きいように思える。
だが、リールを巻くと、わりかし早く寄ってきた。足元まで来てヘッドライトを水面に照らすと、魚体が現れる。デカい。
よっしゃぁあああああ!アドレナリン噴出!
だが、まだ獲ったわけではない。ここからが大変だった。
いままで割とおとなしく引かれてきた魚は、自分の置かれた立場を悟ったのか、突如暴れ出し、水面近くから身体をくねくねとくねりながら暴れて水中に逃げ込もうとする。とにかく今までルアー釣りで大物がかかった時にはすべてハリ外れでバラしているので(たった3回だけど)、私は泡を食ってうろたえる。
(ハリが外れる前に早く勝負をつけねば!!)
私は焦る気持ちにはやる。足元の玉網を探す。普段なら竿を左手、玉網を右手で持つところが、右手で竿を持っていたので、玉網を何も考えずに左手に持ち、柄を伸ばした。何とか竿を立て再び魚を水面に浮かせる。玉網に入れようとするも、玉網がいうことを聞かない。
網が水面に対して縦になってしまったり、柄をどんどん出し過ぎてしまったりして、全く制御できない。
コンクリートの足元はいいし、水面からの高さも低いし、魚はすぐそこなのに、気持ちだけが焦ってうまくいかない。
2回くらいタモ入れに失敗し、ようやく3度目にネットの中に魚を収めた。
よっしゃぁあああああ!

ついに大物を獲った。
立派なシーバスである。痩せているようだが、その魚体の戦闘的な精悍さは初めて見る類の魚である。
最大の特徴は口。体の大きさに比べ、口がデカい。まぁ、カサゴなんかもデカいけど、身体がすっきりと長いのに対して、口がダクトだか業務用掃除機のように大きく丸く開く。この口で小魚を一撃で吸い込むのだろう。
ルアーは、シーバスの口の中に、がっちりとかかっていた。一気に飲み込んだようだ。これなら外れようもない。口の奥を見ると、骨のような歯(多分)が並んでいる。ルアーはリアフックもフロントフックも口の中に飲み込まれて引っかかっていた。
全長52cm。出世魚の呼び名で言えば、60cm以上のスズキまで行かないフッコなのだろうが、とにかく大物と言える魚を獲れた。大興奮と大満足。
(※注::シーバスの和名は「スズキ」で、成長とともに呼び名が変わる出世魚である。関東では、大きさ40cmくらいまでを「セイゴ」、40cm〜60cmを「フッコ」、60cm以上を「スズキ」と呼ぶ)

使用ルアーはやはりジグパラブレードの55mm。
ヒット時刻はやはり7時半。もはや日没後、7時〜7時半ごろは「マジックタイム」と呼ぶべき時間帯である。

これだけ大きな魚を前にすると、畏怖の念を強く感じる。スズキは10年くらい生きるというが、これだけ大きくなると、一個の生き物としての存在感が圧倒的に迫ってくるのだ。小さい魚も一つの命には変わりないのだが、大きな魚にはビビるし、畏怖の念を抱くようになるのが不思議である。

ルアー竿は30年以上前に買った1.7mのバスロッド。障害物が多い釣り場には短い竿は使い勝手がいいが、ひとたび大物がかかると、やはり若干の不安がある。竿の長さとクッションが仕事をして魚を弱らせるのであるが、1.7mで大物と対峙するのはなかなか厳しい。
それと、遠い場所にキャストしたい場合も短い竿ではハンデがある。飛距離が出ないのだ。
ま、シーバスロッドを買う気は今のところないし、これで52cmのシーバスを獲れたので、とりあえずルアー釣りもこの竿でしばらく続けることにしよう。

写真を撮った後、川にリリースする。

余韻冷めやらぬ中、まだ7時半なので、もう1,2本獲れるのじゃないかとルアーを投げる。1匹釣り上げたことで、なんと心に余裕が生ずることか!これが坊主で夜が更けていったら、精神的な圧迫感は半端ない。
だがこの後はアタリが1回あっただけで、ヒットせず。
あれだけ大きなシーバスを対岸からこちら岸まで引いてきて、水中を荒らしたので魚が散ってしまったのだろうか?

午後10時納竿。
今晩も私の他に3人の釣り人が釣っている。週末の夜だけにこれからも来る人がいるだろうか。
今日は意気揚々と帰れる。
こうして5日間の村田川シーバス狙いは大団円で完結。よかったよかった。
2018/8/18 (Sat.)

月夜見沢に入渓
 
滝を登る

水中の様子

堰堤の上で現在位置確認
 

 最大の難所。2本の木を活用して強引に滝を突破

北秋川 月夜見沢(つきよみさわ) 沢登り 晴れ@東京都西多摩郡檜原村 東京都

今日は友人二人と東京西部の西多摩郡檜原村に沢登りに行く。
今年は梅雨が短期間で終わり、その後ずっと猛烈な暑さが続いてきたが、昨日から突然朝晩涼しくなった。
それでも、日中は暑いので、沢登りで涼むには絶好の夏だ。
今年は釣り人と化しているので沢登りをほとんどしていないが、この酷暑の夏こそ沢登りが最高の活動である。

朝6時半に家を出て、新宿8:19発のホリデー快速に乗る。この電車は拝島で分離し、半分が奥多摩へ、半分が武蔵五日市に行く。奥多摩に行くのがおくたま号、武蔵五日市に行くのがあきかわ号。武蔵五日市は、秋川渓谷観光の拠点となる街である。
武蔵五日市に着いたのが9:21。
武蔵五日市は街だ。以前も言ったが、奥多摩駅とは違い、山奥に出撃してきた感はない。
とはいえ、それほど暑くない。市街地の気温よりは低い。だが天気がいいので、今日は気温が上がりそうである。
コンビニで昼食を買い、10:08の藤倉行のバスに乗り、終点の藤倉に着いたのが11時。
バスは始め満席だったが、一人二人と降りていき、終点まで行ったのは我々3人のみ。
大分山の中に入ってはきたが、川沿いにはまだまだ住宅があり、山奥感は薄い。

バスの運ちゃんや近くのおばさんに道を確認して、バス停から入渓地点の落合橋に歩く。
道すがら、猿が多数見られる。民家の屋根にいたり、河原に生えている高い木に多数群れている。猿が人間域に大分近い。いや、猿の領域に人間が進出したというべきだろう。

10分ほどで落合橋に到着。橋脇の階段から沢に降り、河原で沢装備に着替える。
もう昼なので、ここで昼食を食べる。

12:20、いよいよ入渓し、遡行開始。
北秋川に流れ込んでいる月夜見沢を登る。
水は澄んでいる。それほど冷たくない。房総半島よりは大分冷たいが、奥多摩に比べると若干温いようだ。今年はずっと猛暑だったので、水温も上がっているのに違いない。
水量はなかなか多い。
石が転がっている川を歩く。しばらくして滝。シャワークライム。楽しい。
このあと、透明の青い淵を持った滝が次々に現れる。いずれも1〜2mと高くはないが激しい水流を持っており、滝の水線を行こうとすると激しい水に逆らわねばならない。楽しい。
多くの滝がこの形態で、水流が激しいのは、滝水の落ちる部分の岩がトイ状にえぐれており、その細いトイに水が集中するので、激流となるのだ。

そして何か所か滝下の淵で足がつかない場所がある。一度だけ泳いで滝下に取りつく。そこから上がる。楽しい。
水線を行こうとすると、激しい滝の水流に押し戻され、滝に取りつくのが難しい。滝の水流に足を置けないほどの水量と勢いである。だがあえてチャレンジするのが楽しい。

水流があり、川の水深は足首から膝くらいまであるので、川底の石が見えづらくて、実に歩きにくい。不意に石の上に足をついたり、浅いと思っていたら深かったりして、しょっちゅうバランスを崩してしまう。

途中、攻撃的なヘビが左の川横の砂地に現れる。大きくはないが、茶色の1mくらいのヘビである。あまり見たことがない色だ。鎌首をもたげ、先行しているコンスケを威嚇している。コンスケが少しちょっかいを出すと川に入り、石の下に隠れた。普通ヘビというのは、ヒトからすぐに逃げていくものだが、このヘビは相当に好戦的に見えた。逃げずに威嚇したのである。

この沢には、魚影がない。沢の入り口には「ヤマメ禁漁期間」の看板があったので、ヤマメなどの渓流魚がいるはずだが、全く見えない。
そう言えば奥多摩の沢も魚はそれほど見えない。警戒心の強いヤマメやイワナといった渓流魚だから、そう簡単には人目につかないのかもしれないが、それにしても淵のような深みにも見当たらないのは、あまりいないということだろう。
この点は房総の沢の魚影の濃さとは大違いである。房総の魚はハヤであるが。

川の中を歩きながら、川底の石をひっくり返して、川虫(カゲロウなどの幼虫)がいるかどうかを何度も確認する。いない。奥多摩には川虫がたくさんいたから魚もきっと多いのだろうと推測していたが、ここには川虫がいない。もうみんな成虫に羽化してしまったのだろうか?それにしてもカゲロウなどは辺りに飛んでいない。
この沢には飛ぶ虫も少ない。いるのは人間の敵、アブばかりである。
カエルも見かけないが、さっきヘビがいたから、カエルはきっといるのだろう。

水に入る頻度が増えるにつれ、だんだん体が冷えてきて震えが止まらなくなる。
後半は水に入るのが辛くなる。まぁ、いつものパターンだ。
私は基本、水の中を進むが、途中からへつりも多くなってくる。寒いのだ。

遡行開始から1時間経過。目の前に堰堤が現れる。右から登る。
その後に左から立派な滝が入っている。3段になって10mくらいはありそうである。さらに面白いことに、滝の上に堰堤が見え、堰堤のコンクリートの真ん中に土管のように丸く穴が開いていて、そこから水が流れ落ちている。

さらにもう一つ堰堤を超える。
その先の左側から土管の丸い筒から水が川に流れこんでいる。流水口と呼ばれているようだ。

その後、今日最大の難所が現れる。
深い淵を持った2mほどの滝。滝水はやはりミゾ状のえぐれを激しく落ちている。
これはなかなか難しい。
が、滝には2本の木が渡されている。1本は滝面に立てかけられ、もう1本は左岸と右岸の岩をちょうどつなぐように斜めに渡されている。

この2本の木を存分に使って滝を登る。コンスケと裕助はほとんど力任せというか、アクロバティックな動きで、猿のようにこの斜めの木を両腕で持ち、両足を滝右側の岩につけて中央にズリズリとトラバースし、さらに縦に立てかけられた木に足を置き、強引に登っていった。
私は、縦に立てかけられた木を伝って登る。

いずれにせよ、今日最大の難所だった。

この滝を過ぎると、程なく頭上に簡易な鉄骨の橋が出てくる。
午後3時。入渓から2時間40分。
この先にもまだ沢は続いており、連滝もあるそうだが、もう充分に楽しんだということでここで林道に上がって終了することにする。

林道の日向で着替える。真夏の日向がこんなに心地いいのは、この、沢登り後の冷え切った身体に陽光を一杯に浴びる時をおいて他にはあるまい。いままで忌み嫌ってきた太陽の熱さが、最高の恵みを我々に与えてくれる。

着替えの際、むき出しの肌にアブの奴らが襲ってくる。こいつらだけは油断ならない。
トンボの大群が飛んでいる。アキアカネだろう。中に1匹だけ、オニヤンマを確認。
まだまだ暑い8月中旬だが、トンボが真っ先に秋の気配を運んでくる。

着替え終わり、林道を歩く。登った沢は林道からはるか下にある。つまり、深い谷のずいぶん上に林道が付けられている。
40分ほど歩くと藤倉バス停に到着。
16:40のバスで武蔵五日市に戻る。

とにかく身体能力が劣化している。慢性的な運動不足のせいである。
釣りにしょっちゅう行っているが、釣りは体力を使わない。車で釣り場まで行くので、歩きも少ない。
ウキ釣りならそれこそひたすら仕掛けを投げ込んでは待ち、の繰り返し、体力らしい体力は使わない。体力よりも精神力の勝負になる。

沢登りはハードな肉体的活動なので、体力の劣化がモロに活動に影響する。筋力、バランス感覚、柔軟性が沢登りでは重要だが、いずれも衰えていることを痛感した。
バランスを崩さないだけの筋力や、大きな岩を登ったりへつったりするときに膝や腰を大きく曲げる際の柔軟性などが、たった1年くらいの間で劣化している。
釣りにばかりかまけていないで、体を動かさなくてはならない。

なにしろ、6月上旬に受けた健康診断では、いつも高い中性脂肪値が、今までになく高値だったのだ。もはや危険水域である。
炭水化物を何かと摂り過ぎてしまう食生活と、運動不足。原因ははっきりしている。

さて、久々の沢登り、北秋川水系の清流は実に清々しく、やはり夏は沢に限ることを再認識した1日だった。
夏の釣りは、暑いし、エサ取り地獄なので、夏は釣りを休んで沢登りすべきなのだ。

月夜見沢 沢登り ユーチューブ動画



午後8時過ぎに千葉帰着。しかしここで大事件。改札を抜けようとしたところ、裕助が「財布がない」と青ざめたのだ。切符は財布の中にあるという。どころか、財布には大事なものがすべて詰まっているらしい。金、カード、切符、免許証などなど。
荷物を洗いざらいひっくり返しても見つからない。どこで落としたのか?裕助は記憶を辿る。武蔵五日市駅のトイレか、お茶の水で席を立つときか。
とにかく改札で駅員に事情を話す。すると、「遺失物係に電話してください」と言われ、電話番号を渡される。
望みをかけて電話する。財布の特徴や内容物を伝える。
すると、「東京駅に届いている」というではないか!
とするときっと、東京行きの中央線快速の車内で落としたのだな。車内に落ちてる財布を、善良な人が届けてくれたのだろう。
日本というのはなんていい国だろう。落ちている財布を届けてくれるような、善良で親切な人が多い。

裕助は、「財布を取ってくる」と、いま戻ってきた道を戻り、電車に乗って東京駅に向かった。
落としたのが武蔵五日市じゃなくてよかった。東京なら45分で行けるが、武蔵五日市だと2時間半はかかるので、今日中に千葉に戻って来れなかった。
不幸中の幸い。
2018/8/17 (Fri.)
 
ママ岬の磯。波は相変わらず高く、磯を洗う
 

荒れた海でもクサフグは縦横無尽にエサを取っている

ママ岬の磯 釣行  晴れ@いすみ市 

今日もヒマなので釣りに行くことにする。まだエサのオキアミが余っているのだ。
朝11時過ぎに千葉を外房に向けて出発。
始め、御宿の磯に行こうと思っていたが、ガイド本に紹介されている駐車スペースが見つからなかった(変わってしまったのだろう)ので、いすみ市に北上し、岩船地区にあるママ岬という磯で釣ることにした。
ママ岬入口の荒熊神社脇に車を停め、まず昼飯の弁当を食う。もう午後1時半。
装備をつけて荷物を持って磯に向かう。海沿いの防波堤の上を歩いて、磯に到着。

■釣り場概要
ママ岬の磯 (いすみ市)
■時間
14時ごろ〜18時ごろ
■釣果
クサフグ 3:ウキ釣り
■タックル
・竿:シマノの磯竿3m + ダイワのルアーロッド5.5フィート(約1.7m)
・リール:シマノ ネクサーブC3000HG + アリビオ2500 (道糸:ナイロン3号)
・仕掛け:ウキ釣り 円錐ウキ(5B)遊動・固定、ルアー釣り
■エサ
・ウキ釣り:オキアミ(クリスタルハード)、コマセなし
・ルアー釣り:シンキングペンシル
■潮汐(勝浦)
潮名:小潮
満潮は8:33、20:33、干潮は14:18

■概要
波が高い。最近は波の高い釣りばかり。もちろん、来る前にネットで波の高さを確認はしている。昨日の3mから2mに下がる予報なのだが、2mでも相当に高い。
午後2時でちょうど干潮時なはずだが、波は磯まで上がっている。隣の低い磯は波をかぶって近づけない。
一番高い磯で竿を出す。だが磯際の海面はまたまたサラシ状に激しく動いている。
そこで今日は5Bのウキで釣る。先日来の荒れ海で、もっと重いオモリを使わないと仕掛けが入っていかないので、5Bの円錐ウキを購入したのだ。
5Bともなれば、オモリは1.85gなので、仕掛けは沈んでいく。ウキ下は4mでスタート。
だが釣れない。始め磯際に仕掛けを入れると、エサは毎回すぐに取られる。またまたフグか。
始めて20分、ようやくクサフグがハリに掛かる。こいつら、この荒れた海でも活発に摂食している。やはりフグには勝てない。

フグ(と思われる)のエサ取りが激しいので、沖目に遠投したり、仕掛けを潮に乗せて流したりして沖を釣るが、沖目ではエサは取られないがアタリもない。ウキ下を3m〜5mくらいまで変えてやるが釣れない。
その後は全くアタリなく、時間だけが過ぎる。
潮目が前方30mくらいのところに見えるので、そのあたりを重点的に攻めるがダメ。また、ルアー竿でシンキングペンシルを投げてみるが、反応はない。
左側の湾に向かった浅場でもウキ釣りしてみるが、こちらも反応はない。浅すぎてウキ下2mでも根に掛かる。

夕方になり、20:33の満潮に向かって、波は収まるどころか、ますます激しくなってくる。
5時過ぎに一人おじさんがルアー釣りにやって来た。「スズキかなんか出ないかな」と言っていた。この海況なら、エサ釣りよりもルアー釣りだな、確かに。

結局、私は午後6時まで釣って、クサフグ3匹しか釣れなかった。落胆。磯釣りは、波の高いときは全然ダメだ。波が高いときに釣る技術がない。
2018/8/16 (Thu.)

袖ヶ浦の今井岸壁。まったく魚の気配なし

袖ヶ浦の今井岸壁、魚影なし 曇り、強風@千葉市

お盆休みはどこも混んでいると思い、家でダラダラしていたが、先日の釣りで買ったオキアミが余っていたので、近場に釣りに行くことにした。
まず花見川河口に行ってみたが、風が強すぎて波が高く、釣りになりそうにない。
その後、1時間ほどかけて袖ケ浦の今井岸壁へ行き、竿を出す。以前釣ったことのある長浦港(通称)の近くの岸壁だ。
釣り人は2組のみ。いずれも親子連れ。

結果、全く釣れず。風が強いのはいいとしても、魚がいない。エサに反応なし。ウキ釣りで中層、ミャク釣りで底を狙うも、オキアミは全く取られない。
東京湾の湾奧とはいえ、これほど生命反応がないとは。
やはり釣りは魚がいるところに行かないと始まらない。
午後3時過ぎから4時過ぎまで、わずか1時間釣ってダメだと悟り、撤収。


追伸
今日、私の愛車、インテグラの走行距離計が、222,222.2kmを表示しました。
次はないと思うので、記念撮影。
2018/8/13 (Tue.)

錆びついてボロボロになり、折れてしまった金属製メジャー

あっという間に錆びついたラジオペンチとプライヤー。
左は1250円のラジオペンチ、右が100円プライヤー

海水の恐るべき腐蝕力 晴れ、酷暑@千葉市

海釣りに行くと、色々なものが海水にさらされる。竿やリールはもちろん、磯場で持ち物が不意の波をかぶってしまうことがある。
海水を浴びた金属物の錆び方は尋常じゃない。

3月に釣りを始めて以来、様々な金属製品が錆びついてダメになった。
まずは金属製のメジャー。魚の体長を測るためのもので、初めのうちは魚が釣れたら15cm以上くらいの魚は必ずこのメジャーで測っていた。測るときに魚に海水をかけたりする際、メジャーにも海水がかかったため、瞬く間に腐蝕していった。そしてボロボロに脆くなって、折れてしまった。ホームセンターで買った普通の値段(おそらく数100円)のメジャーであるが、耐蝕性の低さは目を覆うばかりである。が、そもそも海水を浴びることなど想定していないのに違いない。

次にラジオペンチ。魚に掛かったハリが飲み込まれたり口の奥に掛かった時に、ハリを外すのに使うのだが、海水を浴びてみるみるうちに錆びていき、全く動かなくなってしまった。こちらもホームセンターで購入した1250円の割と高い品物だが、海水に弱いことといったら目も当てられない。こちらも、海水を浴びることは想定していないのだろう。

このラジオペンチが錆びてしまったので、ダイソーで100円プライヤーを買った。こちらは1回目の釣行後に錆びてしまい、3回くらいで全く動かなくなり使えなくなってしまった。さすが100均。

海水の腐蝕力は相当に高い。毎回釣行後に水洗いをして塩分を除いていればよかったのだが、これほどまでとは思わなかった。
海周りで使用する金属製品には、高度な耐錆性が必要だが、海水の強力な腐蝕力に対抗できる性能となると、相当に高価になってしまうのかもしれない。
2018/8/11 (Sat.)

養老川上流
 

廃校を利用したそば屋

プチ沢歩き 養老川上流 晴れ、酷暑@大多喜町

今日は友人二人と川に涼みに行く。場所は養老川上流。
今日も暑い。
千葉市を9時頃に出発、大多喜町の会所の森親水公園駐車場兼多目的広場に着いたのが11時。ここで沢装備に着替え、森の中の遊歩道を沢に降りる。
養老川の上流だが、川沿いにコンクリートの遊歩道が設置され、人工的な雰囲気が濃い。川に入ってジャブジャブ歩く。深さは通常は足首〜ふくらはぎくらいだが、たまに深みがある。その深みで胸まで水に浸かって涼む。涼しい。連日の猛暑には最適の活動だ。

川には小さな魚がたくさん泳ぎ、巨大なアメンボが水面を滑っている。
トンネルをくぐると、堰堤が現れる。堰堤下の水たまりには多くのハヤが泳いでいる。
堰堤を乗り越えると、その上流は流れがなくなり、川床に砂のようなヘドロ的な泥が堆積するようになる。ここに足を踏み入れると、ズブズブと沈んでいき、泥中に含まれていた気泡が、風呂でおならをした時のように湧き上がってくる。これが臭い。メタンガスだろうか?ヘドロ臭い。
そのようなところを歩き、倒木を超える。この先は平坦で、たいして面白くなさそうだ。沢屋の血が騒ぎ、ここで引き返すことにする。

入渓地点から下流側にも歩いてみると、二人の壮年夫婦が水の中に椅子を据えて涼んでいる。彼らからは、「ここは私たちの秘密の隠れ家」的な雰囲気が出ている。遊歩道があるとはいえ、人が多く訪れる場所ではないように思える。
彼らの近くに左岸から高い滝が入っていて、滝上を見ると、トンネルが掘られている。川廻しで流路を変更した支流だろうか?

 金神(こんじん)の滝

川から上がり駐車場に戻る。川遊び時間はわずかに1時間ちょっと。
その後、駐車場から1kmくらいのところにある、廃校となった小学校分校をそば屋として復活させた「もみの木庵」という森の中のそば屋に行く。3人ともざるそばを注文。
客席は元教室で、3つの教室が利用されている。1室はテーブル席、1室は座敷席、1室は予約の座敷席となっている。
1時過ぎだが、客が多い。我々の後からも続々とこの森の中の廃校にそばを食べに来る人が押しかけてくる。あっという間にすべての席が埋まった。家族連れと年配夫婦が多い。
ざるそばは、腰があり、なかなかの味わい。

教室の壁には分校が稼働していたころの名残の掲示がされている。生徒のが書いた書道や似顔絵、それに昔ながらの模造紙に手書きで書かれた時間割表、校歌などが、この教室で起こった出来事の息遣いを今に伝える。
廃校になってから何年経つのか知らないが、相当に山奥の学校である。こんなところに学校があったのかと不思議に思うくらいの山の中である。

そばを食べた後は、金神(こんじん)の滝を見に行く。すぐ横に「リバーサイドグランピングヒル」というグランピング場がある。グランピングというのはいわば豪華キャンプのことだが、建っているテントを見てみるとそれほど豪華には見えない。夏休みで人が多い。

金神の滝は立派な滝だった。落差35mだという。こんな滝がまだあろうとは。千葉県の特に房総半島の主要滝には私はほとんど訪れているが、まだまだ滝はある。

午後4時半千葉に帰着。
プチ野外活動。
2018/8/10 (Fri.)
 
台風後の荒れた磯。海は茶色く濁っている
 
荒れている
 
荒れた海でもクサフグは縦横無尽にエサを取っている

外海と陸の間に走るミゾで釣る

 ミゾで釣れたメジナ

旧ガーデン下の磯 釣り  晴れ@南房総市 

台風一過で波が高い予報であったが、久々に(といっても2週間ぶりだが)釣りに出かける。
場所はいつもの白浜旧ガーデン下の磯。お盆休みのためいつものホテルは取れず、強行軍の日帰り釣行。狙いはもちろん、大物。大物なら何でもいい。
朝4時過ぎに千葉を出発、下道を100km走って、6時半に白浜到着。

■釣り場概要
旧ガーデン下の磯 (南房総市白浜町)
■時間
7時ごろ〜18時ごろ
■釣果
クサフグ 3:ウキ釣り
メジナ 5:ウキ釣り
小サバ 1:ウキ釣り
■タックル
・竿:シマノの磯竿3m + ダイワのルアーロッド5.5フィート(約1.7m)
・リール:シマノ ネクサーブC3000HG + アリビオ2500 (道糸:ナイロン3号)
・仕掛け:ウキ釣り 円錐ウキ(3B)遊動・固定、ルアー釣り
■エサ
・ウキ釣り:オキアミ(クリスタルハード)、コマセなし
・ルアー釣り:ダイソー100円メタルジグ
■潮汐(白浜)
潮名:大潮
満潮は2:53、17:08、干潮は10:06、22:16

■概要
入釣した7時頃は、満潮(2:53)から時間がだいぶ経っているが、明らかにいつもより波が高いのが分かる。磯際の岩は海水をかぶってことごとく黒く光っている。仕掛けを作っている最中、磯際の釣り座となる岩が、度々波をかぶる。そして、磯際の水を見ると、茶色く濁っている。数10mの沖までこの茶色の濁りが広がり、その先はいつもの青緑の海である。これはどう見ても釣りにはあまり好ましくない海況である。
安全のため、始めは少し下がった、水の来ない高い場所から竿を出す。仕掛けを遠投。
ウキは3B、ウキ下4m、ハリスは2号で2m。コマセは撒かない。
余談だが、釣り前、いつものようにビニールバケツで水を汲もうとしたのだが、あまりに波の勢いが激しくて、バケツの取っ手部分が破れてしまい、バケツが海の中に失われた。安物は耐久性が低い。

海面はうねりが高く、ウキが波に上下して、実に釣りづらい。波を越すとウキが急降下し、穂先が引かれる。海の中の潮はどうなっているのかよく分からないが、仕掛けがいつもより入っていかない。潮が速くて、仕掛けがなじまず、横向きになっていることが想定される。そうなると、予定のタナに仕掛けが達していないことになる。
エサ取りはいる。付けエサは毎回取られる。だがウキに反応は出ない。いつものパターンか。姿は見えないが、小クサフグの暗躍だろう。
全然釣れない。
ポイントを磯際から沖目まで変え、ウキ下も色々試すが、全然ダメ。仕掛けが入っていかないので、海が荒れて深いところにいるであろう魚に付け餌を届けられない。

しばらくしてアタリがあって魚をかけたが、釣り上げる途中でバレる。ハリスを切られていた。この後、立て続けに2度、ハリスが切られる。これは間違いなくクサフグの仕業だろう。

初めて釣れたのは、開始から3時間40分も経過後。小さなクサフグ。やはり君らか。
思えばフグというのはこんなに荒れた海でもいつものように中層を縦横無尽に活動している。たいしたものだ。

その後、小サバが1匹、昼頃にちょっと大きなクサフグ。昼までの5時間で、クサフグが2、小サバが1のみ。
これは大物どころの話じゃない。

サラシができているので、その中にメタルジグを投げ入れてみるが、反応はない。

昼飯を食べたあと、陸側に走る水道状のミゾで釣ってみることにする。さすがにミゾでは波も激しくなく、またミゾと言っても深さは2〜3mくらいありそうなので、荒れた外海から避難してきている魚がいるかもしれない。
ウキ下2m〜2.5mで釣り始めると、狙い通りウキがスパッと沈み込み、小メジナが上がる。ここのミゾではメジナが5匹、クサフグが1匹釣れた。

再び外海側に戻って釣るも、やはり全然釣れない。磯際ではエサが取られ、沖目ではエサはあまり取られないがアタリもない。
仕掛けが入らないので、オモリを重くし、ウキを水面から数10cm沈めて釣ってみるが、波が高すぎて波が過ぎるたびに糸が引っ張られて穂先が震え、穂先でアタリが取れない。
夕方になっても波は高いまま。それどころか、満潮が近づくにつれ、さらに波が磯を激しく洗うようになる。今日は大潮なので、17:08の満潮に向かい、波はますます高くなっているようだ。
夕方になればさすがに台風のうねりの影響は収まってくるだろうと読んでいたのだが、目論見は外れた。
海水を浴びながら磯際で釣る。海水浴だ。暑いから水をかぶるのは気持ちいい。だが危険もいっぱいだ。

午後5時ごろから最後は再びミゾで釣るが、釣果なし。結局、午後6時まで1日中釣ってクサフグ3、メジナ5、小サバ1という貧釣果に終わった。
うねりのある時は釣りづらいことをイヤというほど味わった一日だった。いや、釣りづらいというか、釣れないのだ。ウキが波にしたがって大きく上下し、つまりは付け餌も海の中で大きく上下するから、そんな動くエサを魚は食ってこないのだろう。
また、5mくらいの長い磯竿購入を本格的に検討せねばなるまい。3mは軽くて扱いやすいのはいいのだが、ウキ釣りでは、タナが深いときや潮が速いときの仕掛けの入りにおいてどうしても不利がある。
2018/8/8 (Wed.)

パワハラ 台風接近で雨風強い@千葉市

今日、日本ボクシング連盟の山根会長が辞任を表明した。
最近のスポーツ団体の不祥事は、不謹慎な言い方ながら、下手なドラマより断然面白い。
日大アメフト部、レスリングに今回のボクシング。
キーワードはもちろん「パワハラ」である。

この情報化時代、団体トップなど責任ある人間や著名人によるパワハラやセクハラは、昔に比べてすぐに露見して相応の罰を受ける。パワハラやセクハラが社会の悪である、という認識が、ようやく浸透してきたということだろう。
週刊誌の記者は虎視眈々とスキャンダルを狙っている。
いまやあらゆる情報が流通するSNSの効果も大きい。アメフト問題でもSNSで危険タックルが映し出され、あの映像によって問題は急速に肥大化した。
ひとたび表沙汰になれば、ネット住民たちはこぞって声を上げて徹底的に炎上させ、クレーマーたちは電話で直接に苦情する。今の社会では多数の人間がネットを見ているので、新聞とテレビしかなかった時代に比べ、圧倒的にこのような情報に人々が接する機会が多い。よって問題は雪だるま式に大きくなる。

それにしてもこのボクシング連盟の問題では、隠し録音テープが次々と公表され、衝撃的だ。当事者の被害者たちが、よほど腹に据えかねて、なんとかして鬼の首を取ろうとしていたことがよく分かる。それほど理不尽な仕打ちをされていたということだろう。

日大もそうらしいが、上に逆らえば正論を言っていようが速やかに除名や更迭されるって、中国と同じじゃないか。北朝鮮だと粛清されちゃうから北朝鮮よりはマシだが、民主主義を標榜する日本という国で起こっている出来事とはおよそ思えない。


私も5年前、勤めていた会社をパワハラで辞めたので、圧力を受けた人たちの気持ちはよく分かる。会社で上司を殴るわけにもいかず、夜道を襲うわけにもいかないから、ストレスはたまる一方でどんどん追い詰められていく。(ただ、話で聞くと、時々会社で上司に殴りかかる人はいるようだ)
昔の武士であれば上司に逆らうのは切腹覚悟である。今の時代、その覚悟をしなくていいだけマシか。

話を戻すと、会社の総務部には「コンプライアンス通報窓口」というのがあったので、ここに事細かにパワハラの現状を訴えたが、会社側は関係者に通り一遍の聴取をしただけで、何も変わらなかった。
当然、「いつ、どこで、誰が誰に何を言ったか」という具体的な事例をいくつも挙げて訴えたわけだが、会社は何も動かず、パワハラ上司は放置された。

録音テープ作戦、その手があったか。
私も録音しておけばよかった。だが、たった5年前でさえもまだまだ今のような雰囲気ではなかったので、録音テープがあっても会社は見て見ぬふりをしたかもしれない。誰もが事なかれ主義である。他人の煩わしい問題には関わりたくないのだ。
いまなら会社の対応は、少しはマシになっているのだろうか?
これからはこの手の問題には録音テープだな。隠し録音がブームになるに違いない。

不倫スキャンダルの尋常でない炎上の仕方とか、細かい言葉尻を捉えて批判したり、ちょっとやり過ぎだろと思うこともある昨今の情報化社会だが、「悪事が露呈して悪人が処罰される」というのは、あるべき方向だと思える。
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