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日記
(2003年2月)
2003/2/28(Fri.)
横溝正史

最近、WOWOWで横溝正史原作、市川崑監督の「金田一幸助シリーズ」の一連の映画を放映している。1970年代の「獄門島」、「女王蜂」、「悪魔の手毬歌」、「犬神家の一族」等、独特の映像とストーリーが非常に印象的だ。
私はこのシリーズが好きで、原作は「病院坂の首くくりの家」だけしか読んだことがないが、映画はほとんどの作品を見ている。小説の舞台は、瀬戸内地方(岡山や瀬戸内海)が多く、映画での風景描写は日本の原風景を色濃く反映していて、日本人なら誰もに懐かしさと切なさを呼び起こさせる。そして、独特の音楽と編集。金田一幸助が走る場面の音楽は、ドラムだけの衝撃的なものだ。殺害シーンも当時としてはかなり凝っていて、ソラリとかスローモーションを効果的に使っている。市川監督の世界観を反映しているのだろう。
物語はたいがい、非常に複雑な血縁関係・人間関係がキーとなっている。例えば「誰かと誰かの子供が実はあいつだった」とか、「彼と彼女は実は腹違いの兄弟だった」とか。そういう巧みな人間関係を構築し、そのもつれた糸のような複雑な関係を、金田一幸助が少しずつ解き明かしてゆく。これが横溝正史の世界である。
さて、私のやっているOWFバンドのライブで、ビートルズのレット・イット・ビーを演ったことがあるのだが、そこでのMCはこうであった。
「この曲を聴くと、横溝正史の『悪霊島』を思い出しますね。ぬえの啼く夜は恐ろしい。」
若い人には分からないだろうなぁ。(
そのMCの映像はこちらで)
2003/2/8(Sat.)
立花隆

先日、TBSのニュース番組「ニュース23」に、作家の立花隆氏が出演していた。スペースシャトル・コロンビアの事故のニュースで、コメンテーターとしての出演である。
立花隆氏は、30年近く前の著書「宇宙からの帰還」において、アポロ計画に参加した宇宙飛行士の詳細な取材を通じ、宇宙に行った人の世界観の変化、彼らが信仰する宗教との関係等を詳述している。力作なので、宇宙と宗教に興味のある方はご一読されたい。
(余談だが、ジョディ・フォスター主演の「コンタクト」という映画では、ジョディ・フォスター扮する女性科学者が宇宙飛行士に志願した際、インタビューで「あなたは神を信じますか?」と質問され、「科学的には神は存在しないと思います。」的なことを言ったら、宇宙飛行士候補からはずされた、というエピソードが描かれている。これは、「宇宙に行って地球を見下ろす」とは、キリスト教で言えば「神の領域に踏み込む」ようなことであり、信心深い人間でないと宇宙飛行士にはなれなかった、ということを反映している。)

さて、スペースシャトルで宇宙から地球を見たときの感動、ましてや地球以外の星・月に初めて降り立った時にどう感じるのか、ということは想像だにできないが、これこそロマンというものだろう。
2003/2/7(Fri.)
スペースシャトル・コロンビアの事故

最近、私は飛行機に乗るたびに、ある恐怖感を感じる。
「この飛行機が、1万メーターの上空を飛行中の今、事故で墜落したら、100%死ぬな。」ということである。
飛行機に乗ったことのある人なら誰でも感じることであろうが、私は不思議とそれまで、幾度となく乗った飛行機で、そのような恐怖感をあまり感じなかった。よく言えば楽観的、「そんなことを考えてもしょうがない」という意識が働いていたのだろう。
しかし最近はよく感じる。「今、死にたくない」という潜在意識の現われだろうか?

話は変わるが、手塚治虫の「鉄腕アトム」では、未来の航空機として、飛行中に事故が起こった場合、乗客は各自パラシュートで脱出する、という未来像が描かれている。実は最近、飛行機に乗った時私も「みんなパラシュート背負って乗ったらいいのでは?」と全く同じことを考えていたので、鉄腕アトムに書かれていたことを最近知って、驚いたのである。
飛行機の安全性は、技術の進歩と共に高まっているとはいえ、一度事故が起きたら死ぬ確率が極めて高い。パラシュートがもっと検討されてもいいようなものだが、様々な理由で、現実的でないようである。それよりも、航空機のシステム面において安全性を高める研究・開発を重点的にしているとのことだ。
2003/2/3(Mon.)
池袋東口ラーメン戦争勃発

2ヶ月ほど前、友人と池袋で飲んだ。その時、私を愕然とさせたのは、池袋東口近辺のラーメン屋の盛況振りである。夜、クソ寒いのに、何と3店もの違う店で、店の外まで10人以上の長蛇の行列ができていたのだ。ラーメン屋は、他にも何件もあるのだが、その3店以外はガラガラである。行列を見た限り、どの店も今から並んだらいくら回転が速くとも30分はかかりそうである。この寒い中、外でそれだけ待つことをいとわないほどの極ウマラーメンだと言うのか。そこまでして食う価値があるのか。
ラーメンと言えば、テレビではラーメン特集をやれば確実に視聴率が取れるそうである。現に定期的にラーメン番組は放映されるし、去年の大晦日もどっかの局で全国の旨いラーメン屋ベスト100みたいな番組をやっていた。それほど、日本人は本当にラーメンが好きで、興味がある、ということだろう。
私はラーメンをあまり食べないので、こうしたラーメン狂騒曲がイマイチピンと来ない。ラーメンを食べるのは、飲んだくれた後の「締め」としてくらい。ただ、タンタンメンは好きである。東京都内、東急大井町線・目黒線の大岡山駅前のタンタンメン専門店は、結構やみつきになる味で、最近は1週間に1度は行っている。興味ある人はご賞味あれ。
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