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日記
(2008年1月)
2008/1/25 (Fri.)
礼儀を知っている人

出張で早朝、東京駅から東北新幹線に乗る。僕が座席に座った後、僕の前に座ったメガネをかけた善良そうな20代〜30代のサラリーマンが、後ろの僕を振り向いて言った。
「座席を倒してもいいですか?」
僕は多少面食らいながら、
「えぇ、もちろん。」
最近は、シートの座席を倒すときに、後ろの人に断る人はほとんどいない。気遣いを知っている人だ。あまりの礼儀正しさに、僕は逆に怪しみの目を向けたほどである。「何か妙な宗教やってんじゃないか?ははぁ、さては俺の警戒心を解いておいて、破滅の道に引きずり込もうって気だな」とか。いかんいかん。ムカつくことばかりの世の中で、こんな心が洗われるような出来事に懐疑心をもっちゃあ。
2008/1/18 (Fri.)
カルシウムが足りない

会社帰り、行きつけのショップ99(99円ショップ)で買い物をし、会計を済まして立ち去ろうとしていると、僕の後ろのほうに並んでいたオヤジが、レジを打っている若い女性店員に対して、ケンカ腰で声を荒げ始めた。

夕焼け(福島県本宮市)

「おい、もう一人奥から呼んでレジ開けろよ!こんなに並んでるんだからよ!奥で仕事なんかしてねぇだろ!!」
見たところ50代のこのオヤジは、多くの人がレジに並んでいるのにも関わらず、二つあるレジのうち一つしかレジが開いていないことに腹を立てていた。僕は後ろを振り返り、その激しているオヤジを見ながら、もう少しで奴に文句を言いそうになったが、危うく思いとどまった。

確かに、レジの横には、こういう貼り紙がしてある。
「もしレジでお待ちいただくようでしたら、他の店員をお呼びください。」
つまり、レジにたくさん人が並んでんのに店員がほかの仕事をしていてそれに気づかなかったら、遠慮なく呼んでください、というわけである。全く客のことを考えた、しかもこの人件費削減の厳しい雇用環境の中ではもっともなシステムではないか。多くの店員を常時雇うことなど99円ショップには不可能なのである。
僕が腹立たしかったのは、このオヤジの言葉遣いである。こいつは、自分の息子でも叱るかのように、見ず知らずの店員さんに向かって、タメ口どころか何様のつもりよ?的傲岸さで命令しているのである。こういう「礼」を知らない年配者がいるから、若者もそうなってしまうのだ。大人は子供の見本とならねばならない。どうして
「たくさん人が並んでいるから、もう一人の店員さんにレジに入ってもらえませんか?」
と言えないのだろう?
全くの見知らぬ人に話しかけるとき、普通は敬語を使うでしょ。初対面の人間に対して、相手が老若男女に関わらず敬語を使うことこそ、日本人の美徳、礼儀ではないのか。(まぁ、小さな子供に対しては敬語は使わないでしょうが)いくら自分が相手より目上だからって、そんなことは関係ない。
こういうのを見ていると、「最近の若者はなっとらん!」と嘆く年配者に対し、「あなたたちがまず自分の襟を正してください」と言いたくなる。

それとも、世の中みんなイライラしたり逆切れしたりするのは、全員カルシウムが足りないからなのだろうか?
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