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日記(2002年7月)
2002/7/27(Sat.)
真夏の墓参り
今日も暑い。午後6時にバンド練習が終わり、一人である墓地へと向かった。夏の日差しがまだ残っている夕暮れ。
私が向かった墓は、中学時代の同級生のもの。彼は、11年前の7月にこの世を去った。
6時を過ぎて、霊園入り口の事務所はもう閉まっている。線香は持っていなかったので、バケツと柄杓(ひしゃく)だけを持って墓に向かった。広い墓地は、碁盤の目のように通路が走っていて、無数の墓が並んでいる。7時近かったが、まだまだ外は明るい。真夏の熱された空気が、ゆっくりと流れている。
様々な表情をした墓石が立ち並ぶ中を5分ほど歩き、私がたどりついた墓は、墓石の周りは草ぼうぼうで、誰も手入れをしていないようである。周りのほとんどの墓がきれいに手入れをされているのとは対照的だ。
バケツに汲んだ水を柄杓で丁寧に墓石や墓誌にかけ、洗う。墓誌には、彼の俗名(この世での名前)と享年、11年前の逝去日が刻まれている。
彼がいなくなってから11年後の夏の夕暮れ、まだ私は生きている。
例えば今から何十年か後、私の墓に誰かがこうやって来て、生前の私を思い浮かべるのだろうか。
彼の墓を去る時には、もう日はとっぷりと暮れていた。
2002/7/13(Sat.)
猫の恩返し
バンド練習でスタジオへ向かう際、総武線(黄色い電車)に乗った。すると、その電車は、全車両すべての吊広告・壁広告が、「猫の恩返し」の広告であった。この、1電車をすべてジャックしたプロモーション費用はいったいいくらくらいなのだろう、と唖然とした。よっぽど配給会社に危機感があるのか。ジブリとはいえ、宮崎駿の監督作じゃないから、安穏としていては興行収入確保が危うい、とにかく宣伝に力を入れよう、という魂胆であろうか。