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日記
(2025年5月)
2025/5/23 (Fri.) 〜 5/31 (Sat.)

車中泊をした福岡空港近くの志免総合公園駐車場 (福岡県糟屋郡)

カンムリワシの交通事故を予防するための道路看板。
カンムリワシは道路上でエサを探すことがあり、そのため車に轢かれる
ことがある (沖縄県石垣島)

石垣島の川平湾(かびらわん)。石垣島随一の観光スポット。
タレントの川平さんは石垣島出身だっけ?
(沖縄県石垣島)

八重山そばとジューシーのセット。これぞ石垣版ラーメンライス。
ジューシー、いい(沖縄県石垣島)

底原ダムのシーサー (沖縄県石垣島)

雨のなか、野底岳(野底マーペー)に登る。ジャングル感半端なし

吹通川河口のマングローブ林。奥の川面に、カヌー群が見える

オヒルギやメヒルギ、ヤエヤマヒルギなどが水底に根を張っている

吹通川河口のマングローブ周辺に棲むミナミトビハゼ。
尾ヒレを器用に使って、すごい勢いで走る。

シロガシラ。これまた初めて見た (石垣島)

石垣島のユーグレナ離島ターミナル。広い。

竹富島の昔ながらの家屋

竹富島、サンゴでできた石垣と白い砂の道

昔ながらの赤茶瓦のうえに、シーサーなのか、魔除け的な置物がある。
シーサーっていうのは、鬼瓦なんだろうなぁ。
いろいろなデザインがあり面白い (竹富島)

竹富島の水牛車観光

竹富島のガソリンスタンドは、文化的景観に配慮している

竹富島のタイワンシロチョウ。白い羽の縁が黒く、
後ろ羽の裏側が黄色い (沖縄県竹富島)

竹富島のシロオビアゲハ。大型の黒いアゲハチョウ

西桟橋 (竹富島)

竹富島のカラスは質が悪い

石垣島の英雄、具志堅用高氏の黄金の像が、離島ターミナルに
建っている (石垣島)

ユーグレナモール近くの居酒屋前にある顔はめ看板
どう考えても具志堅さんがモチーフだろう (石垣島)

石垣島から与那国島へのフェリー上、珍しいカメムシがいた。
南西諸島に生息するナナホシキンカメムシのようだ

石垣島から与那国島へのフェリーの周りでは、海鳥の群れが上空
を飛び始めた。カツオドリだと思うが、空をバックに雄大に滑空する姿は、
何と美しいことだろうか。

日本最西端の碑 (沖縄県与那国島)

与那国島、ティンダバナから見下ろす祖納の街並みと海(

五つと四つのモチーフを交互に織り込むミンサー織の絣模様
(与那国町の伝統織物協同組合にて)

与那国島祖納地区のマンホール。ヨナグニサン、カジキ、与那国馬、
海、灯台が描かれ、「日本最西端」の文字。これほどまでに島の特徴
を端的に表しているマンホールがあるだろうか

与那国馬 (沖縄県与那国島)

与那国馬と東崎灯台 (沖縄県与那国島)

Dr.コトー診療所 (沖縄県与那国島)

カジキジャンボメンチカツ。皿とほぼ同じ大きさで、巨大過ぎて
「終わった・・・」と思ったが、意外と完食できた (与那国島)

車道を占拠する与那国馬 (与那国島)

沖縄のソウルフード、ポークたまごをつかったおにぎり。
与那国島の商店で購入。美味い

西表大原郵便局に描かれた絵。なんというのか、チョウがいい。
(沖縄県西表島)

見慣れない色のサギが木に止まっていた。アオサギかと思ったが、
アカガシラサギかもしれない (西表島)

勿来岩(なこそいわ)。戦時に疎開していた波照間島からの学童たちが、
西表島でマラリアにり患して亡くなったことを悼んで建てられた碑
(沖縄県西表島)

勿来岩から、海を臨む。天気のいい日は、学童たちのふるさとである
波照間島が見えるという

八重山諸島にたくさんいる、シロハラクイナ。道をトトトトと歩いて横切る。
動きが速いので、いい写真が撮れない (西表島)

八重山諸島にはヤギさんたちも多い。基本、つながれている
(西表島)

西表島の野生生物保護センターで見た、ヨナグニサンの標本。
世界最大の蛾。

西表島から由布島を行き来する水牛車。あまりにのどかな風景
(西表島)

ぜんざいというからお汁粉的なものだと思って頼んだら、
かき氷だった。こんなに腹が減ってんのにかき氷など食べたくない
トホホ (西表島)

 昨年以降、イリオモテヤマネコは車に轢き殺されていないらしい。
ちなみに、西表島の車両制限速度は、40km/h (西表島)

大見附ロードパークから降りたところにあるマングローブ遊歩道。
マングローブ好きにはたまらない空間だ(西表島)

子午線モニュメント (西表島)

公園の遊歩道には、伝統のミンサー織の五つと四つの柄が
配置されている (西表島)

地面に降りているキンバトに遭遇したが、暗くて遠くてロクな写真
撮れず。独特のカラーリング。先島諸島のみに生息する固有種。
 (西表島)

ゲストハウスの夕食、グルクンフライ定食。左下、ジューシーが
食べ放題なんて、私のような島外者には夢のようだ (西表島)

ゲストハウスのマスターに言われたとおりに電柱の上を凝視しな
がら運転していたら、いました、カンムリワシ。
電柱から辺りをうかがう。やっぱり猛禽類ってカッコいい (西表島)

浦内川ジャングルクルーズ、ついに出航。浦内川をさかのぼっていく
(西表島)

ボートは、マングローブ林がに近づきつつ上がっていく。
木には、時々「オヒルギ」とか「メヒルギ」とか「ヤエヤマヒルギ」
といった表札があり、種類が分かるようになっている (西表島)

ボートの終点、軍艦岩(左奥)に到着。ここから乗客は、この奥の
トレッキングコースを歩くことができる (西表島)

マリュドゥの滝、遠景。日本の滝100選に選ばれている (西表島)

浦内川クルーズの先のトレッキングコースに出てくるカンビレーの滝。
スケール半端ない (西表島)

アカショウビンと遭遇した小沢のうっそうとしたジャングル
(西表島)

リュウキュウヒメジャノメ(多分) (西表島)

八重山諸島の固有種、マサキウラナミジャノメ。宮古諸島には
いないようだが、どうか (西表島)

サキシマスオウノキ。立派な板根を持つ (西表島)

サキシマスオウノキ群落にて、オヒルギの膝根(しっこん)。
オヒルギの呼吸根で、膝を曲げたような形をしているため
膝根と呼ばれる。
マングローブ好きにはたまらない光景 (西表島)

ルリタテハ。これは八重山や先島の固有種ではないが、本土で
私は見たことがなかった (西表島)

喫茶ゴードン名物、石垣島ソウルフードのチャンポン

通い慣れた大浦ダムまで行く道。緩やかな坂道を下ると、美しい海と
岬の遠景が広がっている (石垣島)

石垣島で野生化したインドクジャク。結局最後までロクな写真取れず
(石垣島)

ヤエヤマイチモンジのオスが地面に降りている (石垣島)

コナカハグロトンボのオス。石垣島と西表島の固有種。
後翅の半分だけが黒い。おしゃれすぎる (石垣島)

ヤエヤマムラサキのメス。翅表の紫色が美しい (石垣島)

リュウキュウアサギマダラ(多分) (石垣島)

アカスジベッコウトンボ。現在日本では八重山諸島だけに生息。
国内で初めて発見されたのが2006年に与那国島、というのだから、
ちょっと信じられない (石垣島)

リュウキュウミスジ。奄美諸島以南に生息 (石垣島)

ヒメアサギマダラ(多分) (石垣島)

ベッコウチョウトンボ(オキナワチョウトンボ)がヒラヒラと空を舞う。
全然写真撮れなかったが、この写真で雰囲気は伝わる (石垣島)

八重山諸島へ
〜石垣島、竹富島、与那国島、西表島〜   

5月23日金曜日。
今日から、毎年恒例の「九州窯元行列」が旧吉野家住宅で始まった。
昼休みに行き、一通り見る。買いたいものがなかったので買わなかった。

19時仕事を終え、支度をして20時に福岡へ向け出発。
明日のフライトで、八重山諸島に旅する。さすがに八重山諸島だと移動手段は飛行機の一択。
鹿児島から石垣島に飛ぶ場合、那覇経由になる。奄美とか徳之島は同じ鹿児島県なので、鹿児島から直行便が出ているが、鹿児島から石垣島には直行便はない。
直行便があるところがいいと考え、福岡から石垣島への直行便に乗ることにした。
だが、明日のフライトは昼頃なので、明日の朝移動だとえらく早く起きねばならないので、今日金曜日中に福岡まで移動することにしたのだ。

道中、都城のゴーゴーカレーで夕食。21時の閉店の10分前、20:48に着く。店員さんが要領を得ないことを言っているので、入口でひと悶着あったが、無事食べられることになり、いつものロコモコカレー大。
キャベツを一度お替りしたが、なんか閉店間際でせかされる雰囲気があり、あまり味わって食べられなかった。仕方ない。

高速で福岡へ。途中雨になり、眠くなるが、一度休憩しバターケーキを食べて事なきを得る。
福岡空港周辺に着いたのは日付変わって0:15ごろ。さあ車中泊だ。
東側の公園は、駐車場が閉まっており、入れず。空港へ行ってみる。近くのめぼしい有料駐車場はすべて閉まっている。もっとも、コインパーキングでも、今晩から入れて駐車料金が取られるのはばからしい。

グーグルで検索し、空港に割と近い、志免総合公園という公園を見つけ、ここの駐車場が開いていて、トイレも併設され、車中泊できた。
午前1時を過ぎている。車の中で横になり、すぐに眠る。
雨が激しく降っている。



5月24日土曜日。
夜通し雨が車の屋根を叩いていたが、まずまず眠れた。
7:40に目覚ましが鳴ったが、全然寝足りない。しかし、仕方ないので7:50に起きる。
まだ大雨が降っている。すぐ上はテニスコートになっているが、さすがにこの雨では人は来ないだろう。
トイレで大便し、空港近くの駐車場をネットで検索する。とりあえず空港の近くに行ってみる。

1日1000円となっていたミスターパーキング(空港の目の前にある)は、1日2000円だという。値上がりしたとの由。高いのでやめる。
コインパーキングもいくつかあり、12時間800円〜900円といったところ。周辺を探索し、一番安かった12時間800円のコインパーキングに車を入れ、らじるらじるで『山カフェ』を聞きながら少し横になる。

9:40に起きる。リンゴをナイフで切って食べる。
バックパックを担いでいざ空港へ。
まだ雨なので、パーカーのフードをかぶり、下は雨具を履いて歩き始める。ふと気になり、コインパーキングの精算機を見ると、案の定「1000円札とコインしか使えない」と書いてある。帰ってきたら、1000円札をたくさん準備しておかねばならない。今日から7泊8日の旅なので、駐車料金は10000円を超える計算だ。
ここで、料金の説明書きをよく見ると、なんと、軽自動車用の25番スポットだけは、12時間600円という格安なのだ。慌てて25番を探すと、なんと、開いているではないか。私の車は軽自動車だ。12時間で200円(800円→600円)も違うとなれば、7.5日で3000円も安くなる。ここに入れるしかあるまい!!!!

私はすぐに車に戻り、精算して一度パーキングから出る。さっき入ったばかりなので、わずか200円。で、再び25番に停める。
24番の軽自動車が、やけに25番側に寄って停めているので入れづらかったが、なんとか入れる。
よっしゃあああああ!!!!
精算機をチェックしたおかげで、駐車料金もだいぶ安くなった。旅としては幸先のいいスタートじゃないか。

しばらく空港方面に歩き、ふと車のカギをかけたか心配になり、一度車に戻る。歳をとると、些細なことをしたかどうか、その記憶の焼き付き方が甘くなる。心配性になっているのもあるかもしれない。ただ、だれでもアクセス可能なコインパーキングに8日も車を置きっぱなしにするのだから、少しぐらい心配になっても仕方なかろう。
引き返したところ、車はきちんとロックされていた。

10:30、ピーチのチェックインカウンターへ行くも、10:50からチェックイン開始とのこと。荷物を床に下ろしてしばらく待つ。
石垣島行きの飛行機を待っている乗客は、やけに外人が多い。白人系が目立つ。

10:50、自動チェックイン機が稼働し始め、チェックインを済ます。バックパックを預けるので、カウンターに並んで荷物の手続き。
11時過ぎだが、フライト前に昼飯を済ませねばならない。石垣島着は14:30の予定だ。

2階のフードコートはバカ高なので、1階の吉野家で牛丼を食べる。しかし、吉野家も高い。アタマの大盛りサラダセットが946円もした。
これ、空港だけの特別料金なのか?それとも、吉牛全体が値上げしたのか。
いずれにせよ、空港での食事の値段は狂っている。

保安検査を通り搭乗口へ。
アナウンスで、「屋久島行きが天候不良のため欠航となった」と言っている。え、石垣行は大丈夫だろうか。
杞憂だった。石垣島行きは少し遅れて12:35ごろ離陸。ほぼ満席。
ピーチのCAは、離陸前に、きちんと全員のシートベルトを確認する。服などで隠れていたら、客にベルトを見せるように頼み、目視確認している。いい。他の航空会社のCAはこのあたりなあなあで確認しないだろう。
14:30石垣着。

飛行機の中ではずっと寝ていた。
石垣空港を出ると、蒸し暑い。久々に、日本から東南アジアの空港に降り立った時の感覚だ。さすがにここまで南に来ると気候が違う。奄美は1月、徳之島・沖永良部島は3月だったが、いまは5月ということもある。

予約してあるレンタカー会社に電話する。いま客対応をしているので折り返すとのこと。10分後に折り返しがあり、ほどなく送迎車が来た。
レンタカー会社の事務所は掘っ立て小屋のような小ささ。古い型の軽自動車を頼み、だいぶ安かったのだが、3日間借りるということで、車のグレードを上げてくれた。車は、スズキスペーシア。うれしいが、それでも1日4000円なので、奄美より高い。

石垣空港は島の中東部にあり、ホテルは島最南部のフェリーターミナル周辺なので、今日午後は北部を周ることにする。
 
 

さて、今回の八重山諸島である。
八重山諸島とは、沖縄本島からさらに南西に400〜500kmに位置する、石垣島を中心に、西表島(いりおもてじま)、竹富島、与那国島、波照間島(はてるまじま)、鳩間島等の島々のことである。沖縄県に属する。
八重山諸島からは、沖縄本島よりも台湾の方が圧倒的に近い。八重山諸島の与那国島が日本の最西端である。ちなみに、日本の最南端は、沖ノ鳥島(東京都)であるが、ここは無人であり、人の住む島として最南端は、八重山諸島の波照間島である。

今回、私は八重山諸島に魅力を感じた。やはり一番の楽しみは、沖縄の固有種の生物を見ることである。5月下旬の南国ともなれば、昆虫も出てきているだろうから(1月下旬に行った奄美では、さすがにほとんど昆虫は見なかった)、生き物が見たい。

さて、話を戻す。
15:30、借りたスズキスペーシア発進。
玉鳥崎展望台→平久保佐紀→石垣島サンセットビーチ→大浦ダムを周る。
大浦ダムに上がる道、50mくらい先に、大きな鳥がいた。私が近づくと、クジャクのようなビラビラを羽ばたかせて草むらに飛び込んだ。
あれは、クジャクじゃないか????
後で調べると、やはりクジャクだった。八重山諸島にはインドクジャクが住みついているとのこと。なんてことだ。野生のクジャクが。

大浦ダムを見た後、引き返すと、またクジャクは道に出ていた。なんとか撮影したい。さっきは車で無思慮に近づいたら当然のように逃げられた。
今回、おそるおそる少しずつ、撮影できそうな距離まで近づいて行ったが、やはり逃げられてしまった。厳しい。
しばらく車を停め、エンジンを切って、車の中から先を伺う。また現れないかと待ったが、現れず。残念。
まだ明るさは残っているが、すでに19時を過ぎている。

それにしても石垣島に来ていきなりクジャクに出会うとは、先が楽しみだ。
ところで、今日の午後北部を走っただけだが、石垣島にはカラスが異様に多い。ヒヨドリも多い。

これで今日の観光は終わり。ホテルに直行しようかと思ったが、腹ペコなので、まず三川食堂で夕食を摂ることにする。
少し高いが、メニューの内容がいい。ゴーヤチャンプルー定食や、トロトロ軟骨ソーキそばのほか、ゆし豆腐の麻婆豆腐などあり。麻婆豆腐か島魚フライ定食かで迷ったが、腹が減っていたので、腹にたまりそうな魚フライ定食、ご飯大盛にする。
美味かったが、量が今一つ。腹が減りすぎだ。

隣の席に座った地元の若者と見える3人組が、3人とも麻婆豆腐定食を頼んでいた。やはりここの看板メニューか。滞在中に食べたい。
それにしても、この3人、3人ともガタイがえらくいい。柔道家か何かだろうか。

20時過ぎに三川食堂を出てホテルに向かう。ホテルに着いたが、スーパーに行かねばならないので、マックスバリュへ。
明日の朝食用に、コーヒー、ヨーグルト、お茶、サーターアンダギーを買う。

グーグルマップでホテルに着いたのだが、建物がどこだか分からない。通りには集合住宅が並んでいて、ホテルの建物がどれなのか分からない。
雨のなか、徒歩前提でグーグルに聞いたら、やっと分かった。
21時近く、ようやくチェックイン。
入口でスリッパに履き替え、階段を3階の部屋まで上がる。エレベータはない。
造りは、廊下もドアも、集合住宅のようだ。
部屋はツインで、割と広い。
テレビがあったのでニュースを見る。備え付けの風呂に入る。いい。昨日は車中泊で睡眠不足。
22:50就寝。



5月25日日曜日。
7時起床。コーヒー、ヨーグルト、サーターアンダギーの朝食。
7:50出発。今日も雨。今日は雨予報でさらに強風の見込み。

まず石垣ダムへ。すぐ近くにバンナ公園。この辺りはバンナ岳という山であり、周りからは高くなっていて、様々な展望台に上って眺める。いい。
石垣市街も見えるが、かなり激しく雨が降っているので、雨で煙っていて爽快感はない。

雨の公園内の林から、「キョロロロ〜〜」とアカショウビンの切ない声がしている。
声のする方に近づくも、姿は全然見えない。森の奥にいるようだ。

その後、御神崎で灯台と八重山丸遭難の碑。
雨は一時止んでいるが、恐るべき強風。
川平湾。ここは、石垣島でも一、二を争う人気観光地である。エメラルドブルーの海にヨットが浮いている、かなりの絶景である。
川平(かびら)というのは珍しい地名だが、川平ジェイさんなどは石垣島出身だろうか?

天気悪い。空は雲で覆われているが、それでもここの海は透き通っていて美しい。さすがだと言わねばなるまい。
観光客多い。外人も多い。

海の水は温かい。もう確実に泳げる。
近くにお土産屋とレストランあり。お土産屋にTシャツが多い。パロディTシャツ、具志堅用高のちょっちゅねーTシャツとか。買おうかとも思ったが、少し丈が長そうだったのでやめる。

もう12時。
この辺りのレストランではなく、再び三川食堂へ。
人気店らしく客が多い。2組順番待ちだったが、わりとすぐに入れた。
ゆし豆腐の麻婆豆腐定食で行こうと思っていたが、「ジューシーと八重山そば/ソーキそばセット」が気になったので、「ジューシーとはなにか?」と店員さんに聞いてみると、「炊き込みご飯です」とのこと。なるほど。美味そうだ。そばの汁物にぴったりそうじゃないか。
迷った挙句、八重山そばとジューシーのセットにする。美味かった、ジューシー。まさに炊き込みご飯。
だが、量的には一息だったので、1570円は少し高い。

道を鳥が歩いて横切っているのを見た。ビビる。トコトコトコと結構な速足で歩いている。
後で調べてみると、シロハラクイナだった。写真撮れず。

名蔵ダム。始め管理事務所側に行って、堤体にたどり着けない。迷う。ようやく台湾開拓の碑と一緒に、ダムの看板があった。
今回、ダムを周っているのは、石垣島にある5つのダムは、すべてダムカードを配布しているからである。カードをもらう条件は、訪問したことを証明するために、自分とダムの写った写真を提示せねばならない。
さらに真栄里ダム→底原ダムを周る。底原ダムはめちゃめちゃデカい。
これで石垣島5ダム制覇。

今日は雨が激しくなったり小降りになったり、ずっと降っている。
雨だからもあるが、生き物の姿は少ない。

15:30。これから野底山、別名ヌスクマーペーに登る。ヌスクは、「野底(のそこ)」の方言名で、マーぺーは、女性の名前。この山にまつわる伝説に出てくる女性である。

しかし登山の天候としては最悪。大雨になる。16時過ぎから登り始める。
時々赤土の急登があり、滑る。50分で山頂に到達。標高282m。岩が露出している。木がなくなり、雨が直接吹きつける。
天気が悪いので展望も今一つ。天気が良ければ360°のパノラマですごいことになりそうなので残念。

下山も滑って厳しい。赤土のところが滑る。何度か転倒する。下山がこれほどキツいのは久しぶりだ。
17:40、ようやく車のところまで下山する。活動時間は1時間40分くらい。
パーカーと雨具下を着ていたが、その下のシャツもジーンズ激濡れ。
寒い。

大浦ダムへ、クジャクを撮りに行く。
車を停め、車の中でじっと待つ。すると、なんと車の左背後に現れた。車のミラーでクジャクの動きを追う。いまドアを開けたら間違いなく逃げられてしまう。しかし、車の前部には来ない。どうすることもできないままじりじりと車の中で過ごす。すぐにミラーからクジャクの姿は消えてしまった。どこにいる?
思い切ってドアを開けたが、クジャクはもう近くにはいなかった。すでに草むらに入ってしまっていたのだろう。

車を移動し、坂下からクジャクの出現を待つ。19時。もう暗くなってきたので、今日もダメか・・・と思った矢先、クジャクが道に出てきた。
しかし遠い。手持ちでかなりの望遠、しかもすでにかなり暗くなっていたので、ブレブレでいい写真は撮れなかった。そして、すぐにまた草むらに消えてしまった。残念。

19:20。今日はもう上がる。
ここで、巨大なコウモリが飛んでいるのを見た。コウモリの翼は明らかに鳥とは違う。コウモリも固有種がいそうだ。
今日はシロハラクイナも何度か道を歩いているのを見たが、写真には撮れなかった。結構速足で道を横切って草むらに隠れてしまう。
八重山の固有猛禽類、カンムリワシもまだ見れていない。明日以降の課題が多い。

19:20、三度三川食堂へ。いよいよゆし麻婆豆腐定食だ。19:45に着いたのだが、なんと閉まっていた。今日昼は営業していたが、夜は開いてなかった。
がや屋に20時着。しかし、ごはんがもう終わってしまったとのことで、「そばならできる」と言われたが辞退する。
また夕食難民になりかけたが、次の花花食堂は開いていた。
メニューが多すぎる。迷いに迷って、焼肉定食ご飯大盛にする。なかなか良い。副菜に、小さな刺身が2切れついていた。うれしい。
食後、私は店でこの日記を書く。20:50まで粘る。3組いた客はみんな帰ってしまった。
もう閉店のようなので、私も退店する。

マックスバリュでチョコバナナパウンドケーキ、コーヒー、お茶を買う。パウンドケーキは648円と高かったが、あまりにも美味そうだったので、普段小麦粉をあまり食べない私が衝動買いしてしまった。もちろん、購入前に、どんな添加物が入っているのかを原材料欄で確認し、怪しい添加物が入っていないことを確認した。
昨日買った6個入のサーターアンダギーもあったが、サーターアンダギーってやはりパサパサなのでそれほど好きではない。

21:15ホテル戻り。これから行く西表島の宿をネットで探すも、高いところしかない。1泊15000円とかする。ピンチ。
23時就寝。



5月26日月曜日。
朝7時起床。コーヒー、チョコバナナパウンド、ヨーグルトの朝食。
今日は雨は降ってない。がくもり。
7:50出発。まず米原のヤエヤマヤシ群落へ。遊歩道は短いが、森はジャングルの様相を呈している。さすがに南国だ。
一番奥にヤエヤマヤシが何本も生えている。ここ石垣島と西表島にしか生息していないとのころ。
鳥の声はするが姿は見えない。一羽だけ地上低いところを飛び去る鳥がいた。茶色だったが何かは分からなかった。

その後三度大浦ダムへ。
その途中、吹通川(ふきどうがわ)の両側にマングローブ林が続いていた。橋のたもとから階段で川に降りられたので降りてみる。
ここの岸にはカヌーが何隻も打ち上げられていて、どうやらカヌー遊覧の発着所になっているらしい。先の川面を見ると、カヌーの人たちが浮かんでいる。川を上っていった。

吹通川の水は恐ろしく透明だ。岸の近く、浅瀬を覗き込むと、ムツゴロウのような目の飛び出た魚がいる。彼らは、尾を左右に動かして、飛ぶようにして走る。泳ぐのではなく、走るのだ。面白すぎる。
あとで調べると、おそらくミナミトビハゼだろう。日本では琉球列島に生息する。

マングローブというのは植物名ではなく、汽水域の川沿い、水の中で生息する植物の総称であり、具体的には、日本ではオヒルギやメヒルギといったヒルギ類である。
ここでは、オヒルギやヤエヤマヒルギが生息していて、それらが水中で根を張っているのを観察できた。これまた面白い。
川沿いの林からは、アカショウビンの声がしているが、やはり姿は見えない。アカショウビン、見たいが難しい。
ツバメやヒヨドリは視認できる。おそらく、リュウキュウツバメだ。

大浦ダムに着いたのは10時。
また車を停めてクジャクが出てくるのを待つ。林からクジャクらしきけたたましい声はしている。「クェーン、クェーン」という高い声だ。確か形がちょっと似ているキジは、「ケーン、ケーン」と鳴くそうなので、なるほどという感じがする、。ちなみに、キジは日本の国鳥だが、私は野生のキジを見たことはない。
今日は月曜日で、現場近くでは工事をしており、人も多く動いているので、クジャクは出てこないのかもしれない。

林からは、アカショウビンやそのほかの聞きなれない鳥の声もしている。今の時期、石垣島にはたくさんアカショウビンが渡ってきているようだが、全然姿は捉えられない。

11時。結局クジャクは道に出てこなかった。雨が降り出す。
三川食堂へ。11:30、ついに念願のゆし豆腐の麻婆豆腐定食ご飯大盛。美味い。
食べ始めは辛味が来ないが、食べ進むにつれて辛く感じられてくる。量はそれほど多くはないが、美味かった。これで1420円は高い気がするが美味いので良しとしよう。

島南部に位置する石垣市役所に行く。12時過ぎに着き、ダムカードをもらおうとしたら、なんと12−13時は昼休みのため13時以降に来てくださいと言われる。
ガーン。
今日はこれから竹富島に渡るので、ダムカードは明日にする。

電線に、ヒヨドリ様の鳥が止まっているが、どうもヒヨドリではない。あとで調べると、シロガシラのようだ。シロガシラは沖縄本島と八重山諸島に生息しているが、こちらでは珍しくはないとのこと。クー。
全体的に白い鳥で、羽が黄緑色、目の周りが黒く、頭はその名通り白い。
「ピー」、「ヒー」、と短い声で鳴いている。

石垣港離島ターミナルに行く。第一駐車場は満車だったので第二駐車場に車を入れる。1時間100円。とても良心的だ。

竹富島行きのフェリー運営会社は、安栄フェリーと八重山フェリーがある。どちらで行くか。一番遅い帰路便が17:50の八重山フェリーだったので、八重山フェリーにする。日帰りなので、できるだけ長く竹富島にいたい。
フェリー料金は往復1700円。


13時発の高速船で、わずか15分ほどで竹富島に到着。出航後、沖堤が途切れてしばらくすると、すぐに竹富島が視界に入ってくる。
船は座席のみで乗客はそれほど多くない。
竹富島に着くと、折り返しの石垣島行きに乗る乗客が、長い列を作っている。

港に降り立つと、レンタサイクル屋のバスが数台と、水牛観光のバスが数台停まって客引きをしている。
レンタサイクルを借りる人と、水牛観光する人は、港から集落まで、無料でバスの送迎があるというわけだ。
私は、自転車で島を巡るつもりだったので、レンタサイクル屋のうち、一番大きなマイクロバスで来ている新田観光というところにする。
かなり客が乗り込んだのち、マイクロバスは集落へ移動。新田観光の事務所でいろいろ説明を受ける。
レンタサイクル代は、2時間1000円、3時間1500円、それ以上は2000円。
私は17:50の最終便で石垣島に戻ることを告げる。だが、ここの港へのバス送迎は、17時で終わるとのこと。仕方ないので歩いて港まで行くことにする。そんなに遠くはない。16:50までに自転車を返却するようにとのこと。

13:40、自転車に乗って観光開始。
竹富島は、石垣島の南西に位置する小さな島で、昔ながらの街並みが残っている風情のある島である。
観光客は、木造赤瓦屋根の家屋やサンゴ石垣、白砂の道など、伝統的な集落の景観を楽しむことができる。
確かに、とても趣のある家々と通りである。
集落中心部、なごみの塔の横の駐輪場に自転車を停め、1時間くらい歩いて集落を見物する。自転車だと写真が撮りにくい。

三脚にカメラをセットして歩き回る。なごみの塔、郵便局。赤山展望台からは100円で2階建ての屋上から街並みが見られると聞いていたが、いまはお休みだった。
沖縄らしく、赤茶色の屋根瓦、屋根や門に設置されたシーザー、サンゴの石垣が絵になる。

珍しいチョウが舞っている。黒いアゲハ様で、羽の後ろ側に太い白い横線が入っている。調べてみると、シロオビアゲハだった。奄美以南に生息する。

白いチョウもいて、これも見たことがない気がする。羽に黒い縁取りがある。調べてみると、タイワンシロチョウのようだ。さすが台湾が近いだけある。
あとはアオスジアゲハが多い。
ここまで石垣島で気づいたことは、石垣島には、ルリシジミかヤマトシジミ系の、淡青紫色のシジミチョウがとても多い、ということだ。

鳥は、ここでも時折アカショウビンの声がしている。あまり渓流的な環境ではないが、どこにいるのか。ヒヨドリ、カラスが多い。
ここ竹富島のカラスは、自転車の荷物を奪うらしく、注意喚起がされている。私も、自転車のかごに三脚を入れたままにして自転車を離れると、カラスがどこからか自転車のハンドル上に降りていた。私はびっくりして慌てて自転車に戻ると、カラスは頭上に木の枝に飛び上がり、またこちらをうかがう。
私が自転車から離れると再び自転車に降りてくる。なるほど、執着が強いカラスだ。だが、食べ物はかごにはないが、何を狙っているのか。
カメラの三脚を巣の土台にでも使う気か。だが、重さ1.7kgあるので、とてもカラスには運べまい。
頭上の木の上にいるカラスに対し、石を投げて追い払う。油断ならない。

こうしてひとしきり集落を歩き回り、竹富島の昔ながらの景観を堪能する。観光客も多い。みんな狭い集落内を歩いたり、自転車で走ったりしている。

この後は、海を見に行く。西桟橋→コンドイ浜→カイジ浜と、島西海岸を自転車で巡る。今日もあまり天気が良くないので、海の水は透き通っているが、青さはいまひとつ。
自転車でさらに別集落に行く。竹富島には集落が三つあり(東、西、仲筋)、別の集落に入ったつもりが、さっきまでずっといた集落だった。
もう16:30。あっという間だ。自転車で走りながら、オンボード動画を撮る。
実は道の砂が深いところがあり、結構自転車では走りにくい。

郵便局まで来て、撮影を終え、自転車を止める。向かいにお土産屋があった。狭い店内に、ついにいいTシャツを見つけた。しかも2800円となかなか安い。即買い。色が二色あって、水色と黒どちらにするか少し迷ったが、水色を選ぶ。
いままで石垣島で、具志堅さんとかブルーシールアイスとか、SPAMとかゴーヤーとか、様々な柄のTシャツを見たが、私の琴線に触れるものはほとんどなかった。
竹富島でまず1枚目ゲット。今回はTシャツを数枚買いたい。なぜなら、どんどん私の持っているTシャツに穴が開いたり破れたりし始めてきていて、補充したいのだ。

16:45,新田観光に戻り、自転車を返却。2000円を支払う。
港まで歩く。15分くらいであっという間だった。

17:10。港には、「ゆがふ館」というビジターセンターがあった。行きは送迎バスで通ったので気づかなかった。だが、17時で閉まってしまっていた。残念。ここでもっと竹富島について知りたかった。

17:50、石垣島行きのフェリーが出航。18:05石垣島到着。
ここで初めて、石垣島のフェリー乗り場にある具志堅用高さんの金の像に気づいた。
具志堅用高さんは、石垣島が生んだボクシングの世界チャンピォンで、WBAのライトフライ級を13度も防衛した。私の子供時代に大活躍したボクサーである。引退後はテレビのバラエティ番組で、とぼけたキャラで人気者になった。
具志堅さんは、石垣島の英雄なのである。

ちなみに彼の現役時代のニックネームは、「カンムリワシ」である。

石垣港の離島ターミナルは巨大な構内だが、18時過ぎともなれば、人も少なく、来た時とは打って変わってがらんとしている。今日のフェリーはほぼ終了。

一度車を入れている駐車場に行き、三脚を車において、福山海運のターミナルまで歩く。与那国島に行くフェリーは、福山海運のみとなる。
港をぐるりと歩き、15分かかる。チケット売り場はもう閉まっている。チケットは当日販売のみ。説明板でいろいろ作法を知る。

さて腹が減った。小さなチケット売り場の向かいに、「ガーラ」という喫茶的食堂があったので入る。ラフティー定食と魚天ぷら定食で迷う。どちらも1100円。
ラフティーにする。めちゃくちゃ柔らかい豚の角煮だった。奄美でも沖縄でも、豚の角煮は名物料理だ。ボリュームはいまひとつ。八重山そばがついたのは良し。

その後、離島ターミナルの陸側にある商店街、ユーグレナモールを冷やかす。大規模なお土産屋が延々と並んでいる。
いろいろな店に入って、Tシャツやそのほかのお土産を物色する。Tシャツはたくさんあるが、どれも決め手に欠ける。イリオモテヤマネコのTシャツが多い。
これから行く予定の西表島でいいTシャツがあれば買いたい。
20時に店は続々と閉まる。
夜のとばりが落ち、飲み屋のネオンが明るさを増してくる。店からギターの音や三線の音が聞こえてくる。

20:15、駐車場に戻り、出庫。8時間停めて800円。良き。
マックスバリュでよもぎもちと野菜ジュースを買ってホテルに戻る。

与那国島の民宿をネットで予約する。明日27日の一泊。5000円/泊。
西表島はそのあとに行きたい。ネットで宿を調べると、個室のゲストハウスが朝食付きで8500円。これが一番安い。昨日調べた時には最安が15000円だったから、ここを押さえるか。迷った挙句この日は予約せず。
風呂に入り、22:53就寝。



5月27日火曜日。
6:50起床。朝食はチョコバナナパウンド、ヨーグルト、コーヒー。
荷物をまとめて7:45にチェックアウト。今日はついに晴れた。八重山に来てから初だ。
今朝は分刻みのスケジュールだ。与那国島行きのフェリーに乗るまで、少しの遅延も許されない。

8時少し前に、車で与那国島フェリーチケット売り場に着く。8時に開くと聞いていたが、すでにチケット売り場は開いていた。
往復券を購入、今日行って明日石垣島に戻るという強行軍。往復で6860円。
係の人に、波とか運行の見込みを聞く。今日も明日も天候的には大丈夫そうだという返答。よし。

続いて近くの弁当屋をグーグルで検索。朝から営業している弁当屋が住宅街の中にあった。店に入ると、ハンバーグ、サバ塩焼き、とんかつなど、いろんな種類の弁当が並んでいる。とても良い。
迷ってサバ塩焼き弁当700円。ヤクルトをおまけでもらった。うれしい。腸活だ。
市販の弁当というものを普段私は食べないが、今日は与那国島行きのフェリーが10時出発→14時着なので、どうしてもフェリーの中で昼食を食べる必要がある。

続いてガソリンを入れる。リッター197円とバカ高。離島だから仕方ない。
石垣市役所へ。8:23くらいに着き、まだ早いかと思ったが、むらづくり課へ。市役所の職員が続々と出勤してきている。この感じだと8:30始業なのだろう。
8:25から、所内にラジオ体操が流れる。係の人が対応してくれ、5つのダムで写した写真を見せる。無事に5枚のダムカードをゲット。8:28。
ファミマで現金を下ろす。この旅においては、現金でしか払えない場面が結構ある。
離島ターミナルへ行き、レンタカーを返却。ガソリンのレシートを提示。
こうして、8:45、ミッションコンプリート。

あとは歩いて福山海運のフェリー乗り場へ向かう。9時着。分刻みのスケジュール完遂。
9:30までにフェリーに乗り込めばいいので、しばらくフェリーや周辺の写真を撮る。
9:15、フェリーに乗り込む。新しい船らしく、なかは実にきれいだ。
じゅうたん席、二段ベッド、椅子席など席のバリエーションも多い。漫画と本が10冊くらい置かれている。
9:55出航。定刻よりも早く離岸するフェリーは初めてだ。

船は西に向かう。出航後、竹富島、西表島、石垣島がずっと見えている。西表島の北を、西に進む。
11時くらいまで、甲板に出て景色を眺める。
甲板上に、派手なカメムシがいた。後で調べてみると、南西諸島に生息する「ナナホシキンカメムシ」らしい。

その後、じゅうたんの上で、『ゴルゴ13』のスピンオフ漫画、『重機職人デイブ』を読む。読んでいたら少し気持ち悪くなる。途中から船が揺れ始めた。
一度甲板に出て、風に当たる。相変わらず船は西表島の北を西に航走している。
船室に戻り、じゅうたんの上で横になる。船内では冷房がキンキンに効いているので、ポロシャツの上に長袖シャツを着る。
毛布をかけて眠ると、これがよく眠れた。12:30まで眠りこける。同じじゅうたんにいた太めの男性は、船が出航した瞬間から、いびきをかいていまも寝ている。
起きると、腹が減っている。
椅子席に移動し、朝買った弁当を食べる。サバ美味い、ヤクルトよし。

海鳥が船の周りを飛び交うようになったので、再び甲板に出て鳥を追う。
たくさんの海鳥が船の周りを飛び交い、時々海にダイブしている。
頭と首が黒く、くちばしは白で、下から腹側を見ていると、黒い縁取りがしてあり、中は白。
どうやらカツオドリのようだ。
小笠原路線ではずっとフェリーについてきて、フェリーに驚いて飛び出すトビウオを狙っているとのこと。
いま、フェリーの周りではトビウオは飛んでいない。

中は寒いくらいだが、外は暑い。今日は晴れて30℃近くまで気温は上がっているだろう。
船室に戻り、目を閉じる。

与那国島が見えてきた。
13:30、甲板では、小さなトビウオたちが船に追われるように飛んでいく。船から逃げるように飛ぶ。遠くまで飛ぶもの、すぐに着水するものいろいろいる。
小さなトビウオだが、飛翔距離は結構長い。

14:10、与那国島の久部良港に入港。5分早く出発して、到着は10分遅れ。
港には、いくつかの民宿かホテルの人が予約客を迎えに来ていて、私が予約した民宿もすらさんも軽バンで来てくれていた。私と、カップルが3人で軽バンに乗り込む。
簡素な平屋の民宿は車で1分ほど。宿帳に記入、説明を受ける。
私もカップルも、ここで車を借りる。軽自動車が庭に何台か置いてあり、レンタカー屋も兼ねている。明日朝10時のフェリーまで、5000円。
車は結構新しめのハイゼット。
部屋に荷物を置き、部屋に設置されている与那国島の地図をもって出かける。車の中に6匹くらい蚊がいて、かなり刺された。

まずは、日本最西端の碑と西崎灯台。ここは、九州最西端でも四国最西端でもなく、最高レベルの日本最西端である。まごうことなき、最西端オブ最西端。ここを外す観光客はいまい。

電線に、「ビー、ビー」と鳴く鳥がとまっている。何だろう?肉眼では、猛禽類に見える。だが、すぐに飛び立ってしまって、撮影はできず。
ひょっとすると、カンムリワシか?

島東部へ移動。周囲27kmの小さな島なので、西から東まで結構素早く移動できる。
ティンダバナ。岩がえぐれて久上になっている構造が100mも続く。奇岩というか自然の驚異。
ここから祖納(そない)の街を見下ろす。眺望よし。
ヒヨドリの幼鳥らしき鳥が、遊歩道の手すりに止まった。

祖納の街に降り、伝統民芸館で与那国織のことを学ぶ。主人のおばさんが詳しく説明してくれた。繊細な模様をもつ織物である。素材は、絹も綿もある。明るい色の生地が多い。
2種のデザイン(×とひし形)が基本となっていて、それを組み合わせて織物のデザインとする。
2階では、織機で練習している若い女性がいた。このような伝統芸能・民芸は、後継者となる若い担い手がいないことで廃れてしまうが、ここではまだ若い後継者がいるようである。
お土産も売っていたので、600円の、塩の入った小さな厄除け袋を購入。N-VANに吊るしておこう。

お土産屋のオネマヒナへ。Tシャツをたくさん売っているが、琴線に触れるものなし。
与那国診療所という医療施設があるが、閉まっている。離島の医療事情は、相当大変だろう。

東埼灯台。先ほどの最西端の碑があるのは西崎で、島最東端は東崎という。ここにはたくさんの与那国馬が生息している。
都井岬を思い出す。ここの馬も野生の馬である。都井岬の御崎馬によく似ているが、概してこちらの馬の方が痩せている気がする。
都井岬も、丘陵と海と馬の風景だが、ここも同じ。岬なので灯台がある。
ここの馬はの方が都井岬よりもほったらかし感がある。というのは、ここの馬には、識別番号がぱっと見では見えない。都井岬の馬は、馬体に数字が書いてあって、各個体が識別されている。ここは島なので、少なくとも島外には逃げられないから、あまり生息地管理が必要ないかもしれない。

与那国島のマンホールには、与那国馬、カジキにこの島にしか生息しない世界最大の蛾、ヨナグニサンが描かれている。さらには、「日本最西端」の文字もある。

牛さんもいる。牛さんも自由な感じがする。放牧後、夜は牛舎に入るのだろうか。
この灯台の崖下に、アリシ展望所というところがあるらしいので下ってみたが、よく分からなかった。

このあと島の南東岸にあるいくつかの奇岩を見て回る。サンニヌ台、軍艦岩、立神岩。海に侵食された奇岩が点在している。
18時過ぎ、アヤミハビル館はもう閉まっていた。アヤミハビルとは、与那国島だけに生息する世界最大の蛾、ヨナグニサンの方言名である。ここは、ヨナグニサンの生態を展示してある資料館である。ヨナグニサンを知ったのが遅くなり、行けず。しかも今日火曜日は定休館日だった。開館時間は10時からなので、明日も行けない。残念。
それにしても、この小さな島に、熱帯雨林を差し置いて、世界最大の蛾が生息しているとは、自然の不思議を感じざるを得ない。
ちなみにこの後、夜に懐中電灯を手にして車道を歩いている人がいた。ヨナグニサンを見ようとしている人なのかもしれない。それとも、夜行性の珍しい動物を探しているのだろうか。

Dr.コトー診療所のロケ地に行く。私はドラマを見てないから分からないのだが、ここにはDr.コトー診療所がある。
屋上に上がれるようになっていたので上がってみる。

もう19:40。暗くなってしまった。
夕食場所を探す。久部良地区の「海人食堂」が開いていた。夜は居酒屋のようだが、食事の人のために、「定食セット」なるものがある。与那国町の町魚はカジキ。店内にも、巨大カジキを獲った時の写真が飾られている。店名からしても、オーナーは昔漁師さんだったのかもしれない。
よって、「カジキジャンボメンチカツ定食セットご飯大盛」を頼んだ。
出てきたメンチカツは、巨大過ぎた。こういう食堂で、食べ切れないことを心配することはまずないのだが(台湾食堂に行くときくらい)、この時ばかりは出てきたジャンボメンチカツのボリュームを見て、食べきれないかもしれないと思った。わらじ並の大きさ。
だが、食べてみると意外といけた。カジキカツは昔母がよく作ってくれたことを思い出した。最近ではほとんど出会う機会がない。
完食。これで1300円ならまったく文句なし。腹一杯ではちきれそうだ。

民宿に戻ったのは21時。
シャワーを浴びる。良い。とても良い。
ネットで、明日の西表島の宿を予約する。ゲストハウスだが個室で、朝食バイキング付き8500円。そこ以外だと1泊15000円もする。なぜ西表島はこんなに宿泊が高いのだ?謎。

22時就寝。明日は10時のフェリーで石垣島に戻るので、朝早く起きて活動を開始する。しかし、明日も雨予報。

与那国島トピックス。
与那国島には、カラスが少ない。カラス天国の様相の石垣島や竹富島とは対照的だ。ここには、キジバトがやたらに多い。さらに、カラスバトやキンバトといったハト系の希少種が生息しているそうだが、今日一日では、キジバトしか見なかった。
そしてヒヨドリ。八重山諸島では、ヒヨドリが電線に止まっていることが多い。与那国島には、スズメも多い。東埼灯台など、かなり人里を離れたところにもスズメが多くいる。夕方に見たので、ねぐらに戻っていただけだろうか。

猫も多い。痩せた猫をよく見る。車道上に寝そべり、後ろ足で首筋を掻いている余裕かました猫もいる。



5月28日水曜日。
5:10起床。よもぎもちとコーヒーの朝食。ちょっとしけてる。
5:45、出発。まだ暗い。しかも大雨。トホホ。
今日は10時発のフェリーで石垣島に戻る。それまで、時間の許す限り与那国島を駆けずり回ろうと思う。

西崎灯台まで行く。昨日見た猛禽類を探したいが、大雨で外で探鳥どころではない。だが、鳥は活発に活動を始めている。この島の鳥は、みんな電線にとまる。
一度宿に戻り、玄関にあった傘を借りる。
西崎から移動し、島東部にある人面岩へ向かう。
途中、比川へ行く、海沿いの島南岸道路を東へ走る。南牧場とか、自衛隊の与那国駐屯地のあたりに、たくさんの与那国馬がいる。しかも車道上に。
ここも都井岬と同じく、馬優先なので、馬が車道を占拠していると、彼らがどくまで人間が待つことになる。なかなか動きそうもないので、一旦西崎灯台に戻り、鳥を探す。15分くらいで南岸道路に戻り、車を停めて馬の写真を撮りまくる。本当に、景色が都井岬と似ている。道に出た馬、海。

人面岩へ。立神岩の展望台に寄った後、森の中の遊歩道をずっと歩いて人面岩を探すも、見つからず。時間がないので、途中で断念して引き返す。
一度車道に戻り、もう1か所小道があったので、そこからも森の中に突入して人面岩を探す。ない。見つからない。しかなく断念。もう7:50。

久部良バリへ。海岸にある岩の割れ目で、長さ20m、幅3〜5m、深さ7〜8m。ここでは、琉球王国時代、人の数に応じて課せられた人頭税に苦しんだ民衆が、人減らしのため、妊婦さんたちにこの岩の割れ目をジャンプさせたという伝説がある。ネットで調べると、これが事実かどうかは分からないらしい。人頭税は事実で、存在したのは1637年から270年にわたって課せられていたとのこと。

8:20。そろそろタイムアップ。港近くの大朝商店で、フェリーで食べるための昼食を買い込む。こんなに朝早くから営業している商店があるとはありがたい。離島では店が開いていない経験をすることが多いだけに、うれしい。フェリーのスケジュールが関係しているのだろうか。

変わった形のおにぎりを2個、フライサンド、カレーパン、〆て970円買う。まあ、朝食+昼食と考えて良しとしよう。
カレーパンは250円と高かったが、美味そうだったので衝動買い。そして、後で調べたら、「変わった形のおにぎり」とは、「ポークたまごおにぎり」という、沖縄のソウルフードだった。たしかに、石垣島の離島ターミナルのキオスクでも売られていて、なんとなく気になっていた。
ウィキペディアによれば、戦後、アメリカ軍が持ち込んだ缶入りのポークランチョンミートが定着し、様々な料理に使われていて、これに卵を組み合わせたのが「ポークたまご」であり、定食メニューになったらしい。ポーク両面を焼いて、薄切りの卵焼きとともにご飯にはさんでおにぎり化したのが「ポークたまごおにぎり」であり、あらゆる店で売っている。
2009年に沖縄本島を旅した時には、何を見ていたのか、気づかなかった。

ちなみに大朝商店のレジ横には、カジキ寿司と書かれたケースがあったが、空だった。あったら買いたかったなぁ。前述したが、与那国町の町魚はカジキであり、この店ではカジキチップスも売っている。カジキを使った商品がいろいろあるようだ。

すこし店の近くを歩き回る。8:40、民宿に戻る途中、ガソリンスタンドでガソリンを入れ、満タン証明をもらう。リッター211円。地獄のガソリン代。
8:45、民宿に戻り、レンタカーを返却。荷物をまとめる。
9時、またまたカップルと一緒に宿の軽バンで港まで送ってもらう。
フェリーの受付。切符に日付を書いてもらう。
久部良港のヘチ際には、魚がたくさんいる。白黒の縞魚や黒っぽい魚、25cmくらで結構大きなのもいる。このくらいの離島だと、堤防でも大物が釣れそうな気がする。南の島ならではのカラフルな魚は見えない。

わずか1泊では与那国島は短すぎる。ヨナグニサンの資料館とか、行けなかったのは残念だが、今回はちょっと日程が厳しすぎた。波照間島にも行きたいが、行けるかどうか怪しい。

9:18乗船。『銃器職人 デイブ』の続きを読む。
9:55離岸。やはり定刻の5分前に出航している。運行時間が当初より時間がかかって、何とかスケジュール通りに運行するための苦肉の策なのかもしれない。

しばらくトビウオたちが船から逃げるように飛び立つのを見る。面白い。
10:40ごろから毛布をかぶって横になって寝る。あっという間に12:30まで眠ってしまった。今日は朝早く起きて活動したからだろう。
昼食。ポークたまごおにぎり、美味い。カツサンドも美味い。

甲板に出る。朝から雨で、いまは降っていないが、空は厚い雲に覆われている。蒸し暑い。
船室に戻って再び眠る。13:30、船内アナウンス「もうすぐ石垣港に入港します」というアナウンスで起きる。

石垣港着14:15。やはり14時には着かない。
乗客が11人くらい下船する。
離島ターミナルのチケット売り場で波照間島行きを確認すると、いまは、安栄観光の西表島→波照間島の航路はないそうだ。これから西表島に行くのだが、西表島から石垣島に戻らずに波照間島に行ければ、波照間にも行くチャンスが出るのだが、これでは波照間は今回諦めるしかなさそうだ。
波照間島は八重山諸島で最南端であり、外洋に面しているので、波が荒くて頻繁に欠航する。しかも、運行するかどうかは当日にしか決まらないので、限られた日程では予定を立てることもできない。波照間島は次の機会か。

八重山観光フェリーで、西表島大原港行きの往復チケットを購入。4420円。

フェリーは15:30発なので、お土産屋で時間を潰す。そのあと、ターミナル2階にある「尖閣諸島資料コーナー」で展示を見る。ビデオも放映している。尖閣諸島が中国により脅かされていること、守るための取組などを、改めて肝に銘じる。日本の国土が隣国に侵略されかかっていることを、いったいどれだけの日本人が知っているだろうか。共産党などの政治家は、対中政策において、「外交努力」という言葉しか言わないが、こちらの言うことに聞く耳を持たない強盗みたいな相手に、いったいどうやって外交努力をするというのだ?尖閣がもう侵されかかっていること、海上保安庁がいかに苦労しているか、まったく現状を知らないのではないかと疑いたくなる。こういった無能な政治家どものおかげで、憲法は改正できないし、防衛費を増額するのさえ一苦労である。
いざ中国に尖閣が侵攻された際に、このような愛国心のかけらもない無能な政治家により自衛隊の活動が足を引っ張られ、日本の国益が損なわれることが目に見える。

本稿の冒頭で、「八重山諸島は沖縄本島よりも圧倒的に台湾に近い」と記載したが、いまいちどみなさん、地図を見てほしい。
尖閣諸島は、八重山諸島の北側にあり、いわゆる琉球諸島からはすこし離れている。もし中国が台湾を武力併呑する作戦を実行する場合、尖閣諸島はもとより、先島諸島(八重山諸島と宮古諸島)も当然戦場となる可能性大だ。なにしろ近い。
もし尖閣が中国に獲られて基地でも置かれたら、先島諸島や琉球諸島に住む人たちは心やすく生きられないのは必定である。

ビデオを見終わり、西表島行きのフェリー乗船のアナウンスがあったので、15:20、フェリーに乗り込む。
15:30出航し、わずか45分で船はスイスイと西表島・大原港に到着。

港から歩いてゲストハウス「島時間」へ。少し迷ったが、通り過ぎていた。港からまっすぐ上がった始めの交差点の角にあった。
16:45チェックイン。若い女性が、ゲストハウスのルールを説明してくれる。夕食をどうするか聞かれる。この近くには、居酒屋1軒と鉄板焼き1軒があるという。宿のメニューを見せてもらうと、定食がたくさんある。2000円と高いが、ご飯お替り自由というので、ここで食べることにする。正直、「ご飯お替り自由」という言葉は、私にとってマジックワードである。
イノシシの焼肉定食を頼む。
八重山諸島では、イノシシの料理が有名なようだ。

この女性には、不定期で催行している、ここの宿のマスターが宿泊客を連れて生き物などを見に行く「星空見えないツアー」が今日の夕方開催されるが、行くか?と聞かれる。疲れていたし、生き物なら自分で見つけたいし、有料なんだろうと思って断った。
だが、この島の名物、「ヤシガニ」は見たかった気がする。カニじゃなくてヤドカリの仲間らしいが、超巨大で、陸生の節足動物では最大だという。

部屋に荷物を置き、17時すぎに生き物を探そうと思って外に出たところ、なんと大雨。フェリーが着いたことは降ってなかったが、この旅はとことん雨にやられる。
仕方がないので三脚にセットしたカメラをはずしてカバンにしまい、傘をさして歩き始める。
辺りは大原の街の中心なはずだが、ごく小さな町である。店はほとんどないが、レンタカー会社がいくつかある。民宿も結構ある。それ以外はなにもない。
西表大原郵便局の前に描かれた絵がとてもよい。西表島のシンボル、イリオモテヤマネコが手紙をくわえていて、その前を、たぶん、琉球弧に生息するツマベニチョウがヒラヒラしている。
この郵便局には、塀の上に、割とリアルなヤマネコの像まで設置されている。

玉盛スーパーでペットボトルのお茶を買う。
30分ほど歩き回るが、雨はやみそうにない。ミーファイユーレンタカー、やまびこレンタカー、ハイビスカスレンタカーで料金を聞こうと思ったが、事務所にはどこにも誰もいなかった。唯一人がいたオリックスレンタカーは、軽自動車はなく、コンパクトカーのみで、一日11500円とのこと。バカ高。
このあたりで、少し西表島の物価高に関する疑念が具体化してくる。宿泊も、ネットで調べた限りではどこもバカ高。レンタカーもバカ高。ツアーに参加するのも高い。何か物価高の理由があるに違いない。世界自然遺産に指定されたからかもしれない。よくある話だ。

こういう離島の場合、フェリーの発着する港にはたいてい割と大きな街があるのが常だが、西表島の大原の街は、賑やかさはなく、街ではあるが飲食店がほとんどないという珍しいパターン。

18時宿に戻る。
部屋に、漫画家の人が書いた西表島旅の漫画があり、なかなか面白い。西表島は、自然観察者にとっては魅力的な島である。
ここに至り、今回の旅では波照間島に行くことはあきらめ、西表島に2泊してじっくり楽しむことにする。
ネットで調べると、ミーファイユーレンタカーが一番安かったので予約する。2日間で11800円。
ロビーには西表関連のたくさんの書籍が置いてあり、そのなかから『月刊たくさんのふしぎ 西表島のマングローブ』を借りて部屋で読む。素晴らしい本。写真満載で、マングローブの生態を分かりやすく理解できる。古本あったら買いたい。

20時から、ホテルの食堂で夕食。イノシシの焼肉は量が少なかったが、副菜に生野菜サラダ、マカロニサラダ、もずくがついて、白米もしくはジューシーが食べ放題。迷わずジューシーを2杯食べる。美味い。
チェックイン時に説明してくれた女性と話す。西表島でも、リュウキュウイノシシを獲って食べるそう。鹿は食べないとのこと。
20:30まで食事を堪能。いまは4人しか泊ってないとのこと。

この宿は湯舟はなく、シャワーしかない。シャワーを浴びる。湯船に浸かりたいが仕方ない。
外は雨が降り続いている。明日も1日中雨予報。これでは自然観察がままならない。
22:40就寝。



5月29日木曜日。
朝から大雨。ダメだ。
7:30朝食。バイキング。とてもよい。ゲストハウスのオーナーのおじさんはとても気さくで話しやすい人だ。夕方には宿泊客対象のツアーを開催している。ヤシガニを見るツアーとか、やってるらしい。このひとに「島バナナは、皮ごと食える」教えられたので皮まで食べてみる。まあ、皮なしでもいいかな。

8時過ぎには出発できたが、レンタカーの予約が9時からだったので、しばらく部屋で今日の作戦を練る。
今日は浦内川のジャングルクルーズ船に乗ろうと思っていたが、この雨では興もダダ下げだ。よって雨の中ではあるが島の散策をすることにする。
8:40ごろ、ミーファイユーレンタカーに歩いていき、しばらく待っていると、5分くらいして係の人がやって来た。車を借りる。

大雨のなか、まずは南風見田の浜へ。
ヤマネコ発見の碑がある。1965年、ここで西表島の中学生が発見して生け捕りにしたのがイリオモテヤマネコであった。

木の上に、アオサギのような大きな鳥が止まっている。
アオサギだと思ったのだが、あとで写真を見返してみると、頭がえんじ色なので、「アカガシラサギ」かもしれない。結構見る機会が少ない鳥のようだ。
ここまでの離島に来ると、いろいろ知らない動物に出会うものだ。

南風見田の浜から近く、海の波を受けて、「勿来岩(なこそいわ)」が立っている。これは、戦時、波照間島からの疎開学童たちが、西表島でマラリアにかかり亡くなったことを悼んで造られた慰霊碑。ここに慰霊碑が造られたのは、天気が良ければこの浜から波照間島を望めるからとのことである。
今日は天気が悪く、波照間島は見えない。

古見のサキシマスオウノキ群落へ行くも、遊歩道が老朽化のため立入禁止だった。
仲間側の展望台に行こうとしたが、ひどい悪路で、「レンタカーは立入禁止」という表示があり、行けなかった。

西表野生生物保護センター。同様の施設は、対馬や奄美にもある。固有種や絶滅危惧種が生息している地域にあるイメージだ。対馬にはツシマヤマネコ、奄美にはアマミノクロウサギなどがいる。
たいていこういう施設は面白い。しかも入場料が無料だ。1時間以上展示を見る。

施設の外では、トンボやイトトンボが舞っている。

なんと、空が晴れてきた。今日は予報では一日中雨予報だったが。
道で、シロハラクイナが、子供を連れて横切っている。カルガモか。のどかな風景である。道を横切ったあと、畑の中をさらに歩いている。
なんとか写真は撮れた。

由布島。西表島と砂州というか砂浜でつながっており、それを座席付きの車を引く水牛車で渡るのが人気のスポットだ。由布島には植物園やオオゴマダラが見れるという施設もあるそうだ。
たくさんの観光客を乗せた車を引き、水牛車がひっきりなしに往復している。水牛はおとなしい生き物だ。しかも働き者である。調教するのだろうか。それとも根がおとなしいのだろうか。まあ、草食動物だからおとなしいのだろう。
すぐ脇にあるマングローブ林では、ミナミトビハゼやカニ類が活発に活動している。

腹が減った。もう14時。由布島行きの水牛乗り場の近くにキッチンカーがあった。
車に貼られたメニューを見ると、カレー700円、ぜんざい500円と書いてある。どちらにするか迷う。迷った末にぜんざいにしたら、なんと、白玉入りかき氷だった。
ガーン!

ぜんざいっていうのは汁粉的なものじゃないのか?こりゃかき氷じゃないか。
キッチンカーの横にはテント的な下で食べるところがあり、円卓に6〜7人くらいのおじさん、おばさんおグループが陣取っていた。この人たちは、首都圏から来たらしく、キッチンカーのご夫婦と楽し気に談笑している。
私は隅に座って、かき氷を食べる。かき氷なんて食べたくないんだけど。

大見謝ロードパークに車を停め、遊歩道を川に降りると、河口だった。えらく濁流が流れている。
マングローブ散策路があり、とてもよい。おそらく、マングローブ好きにはたまらない場所だ。オヒルギ、メヒルギの板根が間近に見られる。

また大雨となる。上原港に行く。ここは、西表島で大原港と並んで、フェリーが発着する港だ。
港ターミナル内には土産屋があるが、小さい。あまりに腹が減ったので、くんぺん120円を買って食べる。
16:30。月が浜(トゥドゥマリの浜)、星砂の浜、うなりざき公園を周る。
うなりざき公園の展望台からの海はいい景色なのだが、雨なので映えない。

子午線モニュメント。ここの東経が、123度45分6.789秒であることから、123456789という並びの経度ということでモニュメントが建てられている。
星立天然保護地域。
ここで18時。今日はここまで。

いま島北西部にいるので、島南東の大原は、真反対に当たる。車で帰るのに1時間かかる。西表島は、結構広い島だ。沖縄県では、本島に次いで広い島とのこと。
途中、浦内川ジャングルクルーズの入口に立ち寄り、説明看板を読む。奥に行くと行き止まり。そこで、キンバトが地面に降りているのを発見。
夢中で撮影するが、暗くてしかも望遠だったので、ちゃんとした写真は撮れなかった。クソー、せっかくの固有種なのに。

19;25に大原に戻る。エストハウスには駐車場はないため、少し降りた港の駐車場にレンタカーを停める。
19:45から夕食。今日はグルクンの天ぷら。グルクンとは、琉球方面でよく獲れる魚である。美味い。
またジューシーをお替りしまくって腹一杯食べる。
20:35シャワーを浴びたあと、明日の石垣島のホテルをネットで予約する。
レンタカーは、マニアレンタカーが安かったが、免許証情報などを入れなければならなかったのでやめて、明日電話で予約することにする。
22:30就寝。



5月30日金曜日。
今日6:30起床。7時朝食。朝食バイキングは7時からなのだが、すでに4、5人が食べていた。お客さんが増えてる感じだ。
西表島最終日。浦内川のジャングルクルーズ船に乗る。
7:25、チェックアウト。荷物を預かってもらい、出発。ついに晴れた。最終日にして最高の天気。
まず玉盛スーパーでお茶のペットボトルとサーターアンダギーを買う。もしもの時のための食料。また昼食難民にならないとも限らない。

そろそろカンムリワシに出会いたい。実は昨日、ゲストハウスのオーナーに、「どうやったらカンムリワシを見られるか?」と聞いたら、「彼らは電柱の上にいるので、ずっと電柱の上を見とけ」と。さらに、「カンムリワシは朝晩、山から人里に降りてきてエサを探すので、朝晩が狙い目」との由。つまり、朝晩にずっと電柱の上を見ておけ、ということだ。

彼に言われた通り、浦内川に向かう途中、ずっと電柱の上を見ながら運転する。
いました!!!

電柱上にいる猛禽を発見。近くに車を停め、ゆっくりと三脚にカメラをセットする。この辺りで飛び立たれることが多い。だが、カンムリワシはずっと悠々と下界を見下ろしている。
割と近いところで撮影を始めたが、一向に逃げない。キョロキョロ辺りを見回しているので、エサを探すことに集中しているのかもしれない。
10分くらい、写真とビデオを撮りまくる。やった。カンムリワシだ。

そうこうしているうちに、時間があまりないことに気づく。
ジャングルクルーズの早朝第一便の9時発に乗りたい。
まあ、十分撮ったからいいか、と泣く泣くその場を離れる。

8:45,ジャングルクルーズの船着き場に到着。しかし、なんということか、私以外誰も客がいない、。この船の最少催行人数は2名である。あと一人来ないと船は出ない、と係の人に言われて愕然とする。
9時まで待ったが、誰も客は来なかった。ガーン。
なんてことだ。撮影を途中で切り上げてきたのに、9時便は出ないとは。痛恨にもほどがある。これならもっとカンムリワシを見ていられたじゃないか。結果論だが。

仕方がないので、次の便10時発まで、来た道を車で戻りながら、電柱上にいるカンムリワシを探すことにする。
しかし、カンムリワシは見つからず。そうこうしているうちに船着き場に戻る時間になる。

9:50に戻ると、なんとすでに10人くらいの客がボートに乗り込んでいるではないか。なんだよ、だれか一人でももっと早起きして9時の便に乗りに来てくれたらよかったのに、と内心叫ぶ。
だが、これで無事クルーズに参加できる。
10時発。
乗客には外人も4人いる。自然好きな人なら西表島は魅力だろう。ボートは小型だが、60人くらい乗れそうだ。

船は浦内川を上流へさかのぼっていく。乗員はおじさんの運転手が一人だけだが、このひとが船を走らせながら、辺りの様子を説明してくれる(日本語のみ)。川幅とか水深とか、そして両岸にびっしり生えているマングローブの林に近づき、あれがオヒルギ、あれがメヒルギ、あれがヤエヤマヒルギなどといい、それぞれの見分け方、西表島ではこの3種で90%を占めている、とかも教えてくれる。
話が分かりやすくてとてもいい。
マングローブの背後に広がる森は、ジャングル的にうっそうと茂っている。

マングローブの姿はボートが上流に進むにつれなくなってくる。マングローブは汽水域に生息するので、上流となって塩分濃度が下がると、普通の植物群が幅を利かせてくる。

10:25、出航から8キロメートル浦内川をさかのぼり、およそ30分で軍艦岩に到着。
このまま引き続きボートに乗って帰ってもいいし、ここで降りて、先の遊歩道を歩いて、2つの滝を見にトレッキングしてもよい。乗客は全員、歩くようだ。
私の楽しみはトレッキングである。船頭のおじさんが、「2時間30分後の13時に帰路便は出発」と乗客たちに伝えている。トレッキングコースの所要はおよそ1時間30分とのことなので、2時間30分見ておけば十分なのだろう。
続々と乗客たちが歩き始める。
私も三脚にカメラをセットし、双眼鏡を首からぶら下げて、最後方から歩き始める。
すぐ休憩所とトイレがある。
道はジャングルの中につけられている。いい道だ。サキシマスオウノキも生えている。

マリュドゥの滝。遠い展望台からの観滝となるが、遠くからでもその迫力が分かる。日本の滝100選に選ばれている滝だ。

その後順路を進むと、マリュドゥの滝の直上に出られる場所がある。昔はここから滝までは降りられたようだが、いまは通路が壊れていて降りられない。だが、かなり近づいて見ることができる。

その後、遊歩道一番奥にあるカンビレーの滝へ向かう。手前で沢を渡る小橋がある。そこでアカショウビンを見た。だが、すぐに飛び去ってしまった。クー。厳しい。
アカショウビンは、沢に張り出した枝の上にいた。いかにもアカショウビンがいそうな環境だが、こちらが先に気づかねば撮れない。
しばらくこの小橋の上でまた戻ってこないか粘るが、再び現れることはなかった。残念。

カンビレーの滝に到達。幅広の滝が段々を造って流れ落ちている。ここは川岸に立てるので、近くで見られる。

再びアカショウビンを見た小橋に戻り、また粘るが、会えず。12:15。これ以上いるとも帰りの船の時間に間に合わなくなる。
帰り道、一目散に急いで歩く。12:50には休憩所に戻った。ここにも、見慣れないチョウがいる。黒紫のチョウだが、なんとか羽裏側だけ撮影できた。

13時、浦内川をさかのぼってボートがやって来た。また別の乗客たちが乗っている。10人以上乗っている。
帰りの便でも、かつてこの流域にあった稲葉村の話や、猛毒の花の実(オキナワキョウチクトウ)の話など、面白い話を船頭さんがしてくれる。
この辺りに住んでいた人たちは。青酸カリやダイナマイトを使って魚を獲っていたのだ、とのこと。

帰り、また別便の船をすれ違う。これは乗客でほぼ満員で、見たところ外国人(中国人?)の団体観光客のように見える。手を振ってきたので振り返しておいた。

13:25、船着き場に戻る。
船着き場から歩いて、宇多良炭鉱跡を見に行く。いくつかのレンガ造りの遺構が残っているが、それらはガジュマルのような樹に抱かれて、一体化している。何という廃墟か。当時はここに、「炭鉱村」があり、宿泊所や集会所など何棟もの建物があったという。当時の写真が説明版に載っている。

途中の山道で、またまた見たことのないチョウをいくつか見る。薄暗い山道なので、クロヒカゲ的な黒色系のタテハチョウの仲間がいる。「見たことのないチョウだ」というのは、見たらなんとなく直観的にわかる。
後で調べると、リュウキュウヒメジャノメ、マサキウラナミジャノメのようだ。私のような本土の人間にしてみれば、八重山はまさに固有種の宝庫だ。

車に戻ったのは14:30。まずい、時間がない。
白浜港まで行く。
西表島には、道路がなくて車で行けない船浮集落というものがあり、そこには船でしか行けない。白浜港からその船浮集落に行く船が出ているのだが、残念ながらとても行く時間がない。
西表島を地図で見ると、道路があるのは島周縁部だけである。私が泊まっている南東部の大原から、ぐるっと東側〜北側(上原港)、さらに西岸の白浜まで行ったら終点である。

白浜港に着く。サーターアンダギーしか食べてないので腹が減って死にそう。しかし食堂なのはなく、頼みの商店も開いてない。
大原に戻ることにする。
途中のスーパーで、売れ残っていた赤飯おにぎりを買って一息つく。2個入だったが、あまり塩味がしなかった。

大見附ロードパークに車を停め、近くにあるというサキシマスオウノキの群落を見に行く。宿のマスターの話では、この辺りのガードレールの切れ目から下に降りられ、群落があるという。始め違う場所に入ってしまったが、ようやく見つけた。
確かにありました。何本かのサキシマスオウノキが、たくさんのオヒルギ林の一画に生えていた。写真を撮りまくる。

これで西表島も終了。余裕をかましてたら時間がない。もう16:30を過ぎてる。
西表島は最高速度40km/hなので、あまりスピードも出せない。前の車も60km以上は出していないようだ。
ガソリンスタンドでガソリンを入れ、ミーファイユーレンタカーに着いたのが17:10。

係の男性が、親切にも港まで送ってくれるという。まあ、きっとそういうサービス込みなのだろうが、ありがたい。ここから歩くと10分はまずかかる。
宿に寄ってもらい、預けてあったバックパックを受け取る。
マスターに、「マスターの言った通り、カンムリワシ、電柱上で見れました!」「サキシマスオウノキも見れました」と報告して感謝を述べる。
ここは、今年12月で営業を終了するのだという。安くはなかったが、いいところだった。

大原港に着いたのは17:15。出航20分前。結果的には余裕だった。
だが、お土産屋に行ったが、お土産屋はすでに閉まってしまっていた。良さげなTシャツがあった気がするので残念。明日着るTシャツがない。

17:35、石垣島行きあやぱに出航。18:20石垣着。
すぐに、ネットで調べてあった、ユーグレナモール近くのTシャツ屋に行く。
オキナワクラフト太田商会で、三線と鳥のTシャツを買う。色を迷う。オレンジ、緑、青、どれもいいが、一番合わせやすいグレーを購入。無難。3080円なら高くない。
もう1軒Tシャツ屋に行ったが、方言Tシャツも良いが、ちょっとベタ過ぎたので買わず。

19時。行ったTシャツ屋2軒は、19時閉店だと書いてあったので、速攻で買い物できてよかった。
予約してある先島ビジネスホテルに歩く。10分以上歩く。与那国島行きのフェリーターミナルの方にある。
19時過ぎチェックイン。
荷物を置いてすぐに夕食のため外に出る。
いろいろ迷ったが、ゴードンという喫茶店というか、食堂に行く。ここに石垣B級グルメの「チャンポン」がある。
これは、長崎で有名なチャンポンではない。豚、ポーク、野菜(キャベツ、人参、ニラ、小松菜など)を炒めたものを卵とじにしてご飯の上に乗せてある料理である。
麺ではなく、ご飯である。美味い。

ゴードンのママは、見ず知らずの私に対して愚痴をこぼしている。
「さっき高体連(高校体育連盟)が急に来たのよ」
なんだろう、高校生の団体客が来ててんやわんやだったということか。

さて、振り返ってみると、西表島はなにからなにまで高かった。宿代、ツアー代、レンタカー代・・・。一緒に港に行く途中、レンタカー屋の男性に聞いてみた。
「世界遺産に指定されたからこんなに高いのか?」
と聞いたら、
「そうじゃないでしょう」と言う。「もともと物価が高い。白浜の米の価格は、日本一だ」と言っていた。まあ、彼自身もよく分かっていないのかもしれない。

また、西表島にはゴミ焼却炉がないため、燃やせるごみがまとまり次第石垣島に送って焼却するのだという。ゲストハウスでは部屋にゴミ箱はなく、ロビー近くに種別のゴミ箱が並んでいた。
そういった、島におけるインフラ未整備のためにいろいろ生活コストが高くなるのかもしれない。

20:40、ホテルに戻る。久々のバスタブ。良き。
最近は若者の間ではバスタブなし、シャワーのみ賃貸物件の人気が高いというか、私にはあり得ない。

さて、明日が八重山諸島最終日。明日何をするか考える。
体験型のイベント、例えば「民俗館でテーブルセンター造りを体験」というのもあるが、予約が必要だろうなぁ。
明日はクジャク撮影に注力するか。それからまだまだカンムリワシは見たい。そんなところか。

22時過ぎ、ホテルの外で星空を眺めてみる。さすがに賑やかで明るい港の周りでは、星空はそれほどきらびやかではなかった。



5月31日土曜日。
6:45起床。7:15朝食。ここのホテルでは軽食の朝食が無料で食べられる。食パンにジャム、マーガリン、ゆで卵、コーヒーの朝食。
食パンはまず食べないので、本島に久しぶりに食べた。こんな折にしか食べない。

7:40チェックアウト。離島ターミナルへ歩く。今日はオリックスレンタカーを予約している。高かったけど。
8時ちょうどにオリックスレンタカー八重山店に電話し、ターミナルに迎えに来てもらう。オリックスは、離島ターミナル周辺に店舗はないのだ。
迎えの車は8:10ごろに来て、八重山店まで車で10分近くかかる。
手続きをして8:30に出発。車は、マツダのデミオ。

石垣島の家には、ガラス戸の外側に、アルミ製に見える雨戸状の戸がついていることが多い。アルミの銀色が太陽にぎらぎらと光るので目立つ。
おそらく台風用の雨戸だと思うが、デザイン的に目立つ。

まっすぐに大浦ダムに向かう。だいぶ前からクジャクが出ている時を想定し、逃げられないように車をソロソロと徐行させて近づく。
ダムよりもだいぶ手前でクジャクが道に出ていたが、遠くでしかもすぐに草むらに逃げ込まれ、撮影できず。手ごわい。

ダムの下までクジャクは現れず。
車を停めてカメラを三脚にセットして歩く。ダムの方ではなく、いつも工事をしている下り坂の方に降りてみる。今日は土曜日からか、工事はしていない。
この「下って行ったところ」が天国のような場所だった。
そこには、コンクリートで固められた水路があり、その脇に森があった。水路の水量を管理するのか、廃墟様の建物がある。
この辺りの林縁には、ノアザミや様々な花が咲いていて、まずチョウが多い。そしてトンボも多い。
普段私がいる南九州では見たことがない種類が多い。10種類くらいは初めて見る種がいたんじゃないか。夢のような場所。

いままでに見たことがあるチョウといえば、クロアゲハ、イシガケチョウとアオスジアゲハくらいだったか。
トンボも恐ろしく独特。羽まで真っ赤なトンボがいる。唯一撮れなかったのは、羽がマダラで、黒と黄の縞模様に見え、ヒラヒラとチョウのように舞うトンボである。どこにも止まらないので、写真が撮れない。空中を飛んでいるときには撮影が難しい。

ここで見られたものは、後で調べたところ、リュウキュウアサギマダラ、ヤエヤマムラサキ、ヤエヤマイチモンジ、ヒメアサギマダラ、リュウキュウミスジ、コナカハグロトンボ、アカスジベッコウトンボなどなど、本土から来た観察者には、ワクワクが止まらない場所だった。

夢のような場所だったので、あっという間に2時間くらいが過ぎる。なんかもうチョウとトンボでクジャクどころではなくなる。
ふと我に返ると、近くの森では鳥の声もいろいろしている。アカショウビンの声もする。八重山に来て以降、いたるところでアカショウビンの声がしているが、まったく姿は捉えられない。
あまり聞き慣れない声もする。3つの音で「レファラ」という感じの声。また、尺八のような声。色々いそうだけど見えない。

もう12時。腹が減った。食堂をグーグルで探す。車で15分くらいの「かーら家」というところに行くが、臨時休業。
古民家レストラン赤瓦で、八重山そば1000円。高いが(普通?)、なかなか美味かった。

あとから子供3人とおばちゃんが入ってくる。子供のうちの一人は台湾から来ているとのこと。ここは船便あるのだろうか?パスポートコントロールがあるから飛行機か。石垣島は、とにかく台湾から近い島である。

食後、大浦ダムに戻る。12:45。もうあまり時間はない。
クジャクはやっぱり道に出ていた。まだ遠いところで車を停める。遠いが、車の中から手持ちで最大望遠で撮影。まだ今日はすっきり晴れているので、光量はある。クジャクは道の左端でじっとしている。ここを撮らにゃあとばかりに連写する。しかし遠い。しばらくして道をつつき始め、右の草むらに消えていった。
やっぱり、クジャクはしょっちゅう道に出ている。人の気配があると出てこないのだろうか。
最後の最後に何とか撮れたが、後で見るとぜんぜんピントが合ってない。トホホ。

ダム手前で車を停め、また歩きながら生き物を探す。
さきほど写真に撮れなかった黄黒のまだらの羽をもった小型〜中型のトンボが2匹飛んでいる。しかし相変わらずどこにも止まらないので撮影は難しい。
後で調べると、オキナワチョウトンボ、またはベッコウチョウトンボという種類のようだ。こんなまだら模様の羽をもつトンボは、もちろん本土では見たことがない。

13時を過ぎた。タイムアップだ。
13:20、荷物をまとめる。三脚を分解し、バックパックに詰め込む。これで撮影も終わりか。
今日は結局、ミンサー工芸館には行けなかったが、貴重な八重山の生き物たちを観察できた半日だった。

鍾乳洞とかいつもは行く歴史民俗資料館とか、時間が足りなくて行けなかったところもあるが、次回機会があれば行きたい。
一番の宿題は、波照間島に行けなかったことなので、これは日を改めて実現せねばなるまい。

ガソリンを入れ、レンタカーを空港近くの施設に返却する。14時。
送迎車で石垣空港まで送ってもらう。
さっき共同売店で買ったカットパイン150円を食べて一息つく。

お土産屋に行くと、なかなかいいTシャツがある。ミンサー柄のTシャツ。即買い。グレート水色で迷ったが、グレーを選択。3300円と少し高かったが、空港だから仕方ない。街の店では見かけないデザインだったので、空港オリジナルかもしれない。

職場のお土産に、くんぺんを購入。
定刻15:15から少し遅れて福岡行きの飛行機は離陸。ほぼ満席。
17:35着。機内では結構寝ていた。
荷物受け取り後、18時過ぎに外に出る。涼しい。機内では福岡の気温は32℃と言ってたが、外の電光掲示を見ると、22℃、44%となっている。
涼しくてさわやか。いまの服装がTシャツ一枚なので、少し肌寒く感じる。

駐車上に戻る。駐車料金は、8日間でちょうど9000円。素晴らしい。
たくさん用意していた1000円札を9枚、精算機に投入。無事精算完了。
8日間も放置していたが、ぶつけられたりしてないようだ。

帰り道、ガソリンを入れる。エネオスのセルフが178円と高くて失敗した。少し先のアポロだと172円だった。

夕食を食べようと近くの定食屋を検索する。さすがに福岡、大都会だけに営業中の食堂はたくさん出てくる。ゴーゴーカレーも2軒もある。
よく考えるとあまり腹が減っていないことに気づき、途中、高速のサービスエリアで食べることにする。

九州自動車道に乗る。広川サービスエリアに着いたのが19:20。ここには、フードコートと2軒のレストランが入っている。フードコートも結構高い。
とんかつ定食にするか、ハンバーグ定食にするか。ハンバーグ定食ご飯大盛1880円を選択。少し高いがなかなかの本格派。

客は他に誰もおらず、目の前の鉄板でハンバーグを焼いてくれる。しかし、店員が一人しかいない。ホールから料理から何から何まで一人でやっているらしい。今の時間は夕食時で決して閑散時間ではないと思うが、なぜかたった一人で切り盛りしている。
しかもこのひとが、アジア系の外国人だった。きちんと調理もできていたが、私の前にハンバーグの鉄板プレートを出すとき、私の前のスペースが不十分だったので、鉄板プレートでサラダの器を押しのけて置いてきた。おい、それはマナー違反だよ。ある皿で他の皿を動かすのは、給仕する側としてやっちゃいけないことだ。
外国人だから仕方ないかと思いつつも、接客業なんだからそこまで教育しなきゃダメだろうと思う。

ハンバーグはなかなか良い。味もまとも。

その後は運転中眠くなることなく、串間到着23:15。

<八重山諸島トピックス>
八重山諸島では、ほとんどラジオを聞かなかった。私の旅先の楽しみの一つはローカルのラジオなのだが、八重山諸島では、レンタカーであまりラジオが受信できなかったので、ほとんどラジオを聞かなかった。ラジオを選曲しても、ぜんぜんチューニングされずに雑音だらけ。石垣島では、NHKのほかに民法らしき放送局が一局入っただけ。だが、クリアに聞き取れないので、全然使えず。

2025/5/19 (Mon.)

多分、ヒナキキョウソウ。形よし、色よし (宮崎県串間市)

アカショウビンの声   くもり@串間市

朝、私が働く風車の山で、「キョロロ〜〜」という切ない声が聞こえている。
アカショウビンだ。
仕事中ではあったが、私は双眼鏡を持って声のする方向に行き、声の主を探したが見つからず。
しばらく声がしていたが、やがて止んでしまった。

以前もアカショウビンの声をこの山で聞いたことがある。
渡りで日本に着いた始めのころに立ち寄っているのだろうか。
夏のシーズン中ずっと声がしている感じはない。

<後日談>
23日の金曜日の朝にも声が聞こえたがやはり姿は補足できず。クー。

2025/5/18 (Sun.)

ふいやしき公園の奥の方が更地になっていて、重機が入っていた
いまさら何をするというか (鹿児島県志布志市)

ハス池をヘビが泳いでいる (鹿児島県志布志市)

田んぼの近くには、おそらく人が植えた花が咲いている。
調べてみると、ルイジアナアイリスという花のようだ
(鹿児島県志布志市)

札幌のマンホールもなかなかよい。時計台に鮭が描かれている
(北海道札幌市)

ふいやしき公園の工事   くもり時々雨@志布志市

朝、かろうじて雨がやんでいたので、洗濯を敢行。
15時に車で出て、串間清掃センターで資源ごみを出そうとしたら、なんとここは15時で終了だった。15:30だとなぜか思い込んでいた。トホホ。歳は取りたくないものだ。

志布志へ行き、昼食。もう15時を過ぎているので、みゆき食堂しか開いてなかったので、チャーハンならばそれほどマズいことはなかろうと、焼きめしを頼む(チャーハンというメニューはなかった)。
が、出てきた焼きめしは、思っていたものと違うし、それはいいのだけれど、美味しくなかった。味がしょっぱい。これが850円はきつすぎる。
これならほっともっとの弁当でも良かった。弁当は普段食べないが、ここまでコスパは悪くないだろう。
すき家はいまや高くて、もはや気軽には行けない店になっている。

後から三人組の外国人が入ってきて、注文に苦労している。どうやらフィリピン人らしい。店長、おばさんとずっとグダグダやっている。お互い顔見知りのようだが、技能実習生だろうか。現場で働いている感じだ。

図書館に行ったあと、ふいやしき公園へ。
小雨。なんと、ハス池の奥側に重機が入り、工事をしていた。以前はカンナの紫色の花が咲いていたところだ。それが、植物がすべて除去され、まったくの更地になっている。
愕然とする。こんなに自然と生き物が豊かな公園をショベルカーで掘り返しているのだ。何をやっているのか?
人々がもっと自然に親しむための工事かもしれないが、いずれにせよ、この工事している場所に住んでいる生き物、動物も植物も、とりあえず絶滅させられる。
人々は、なぜこんなにも自然に対してあさましく、尊敬のない対応をするのか。いま列島改造の時代ではないのだ。すさまじい憤りを感じる。

雨なので、傘をさしてハス池の周りを歩き、川沿いを田んぼの方まで行く。
川に近い側のハス池は、まだハスがほとんど育っていない。池の水が見えている。
結構でかい1mくらいの黒いヘビが、池の中心方向へ泳いでいった。私に驚いたのだろう。頭だけ水から出して泳いでいる。
黒っぽいシマヘビだろうか。

ハス池には、いつものモノサシトンボ、そして茶色の小カエルが多い。オタマからカエルになりたてのような奴らがたくさんいる。
カエルがこれだけいれば、ヘビもいるわけだ。

田んぼにもそれほど生き物が多くない。アメンボが目立つ。
サンコウチョウの声はしていない。

田んぼの近くには、ルイジアナアイリスという、紫色の珍しい形の花が咲いている。
アメリカのルイジアナ州ミシシッピ川あたりに自生するそうだ。

雨なので生き物観察を早々に切り上げ、鹿屋のユニクロに行くことにする。
ユニクロでパンツと靴下を買う。実は来週末から八重山諸島に行く予定なのだが、洗濯している時間がないので、パンツと靴下が足りないのだ。パンツも靴下も、私は1週間分プラスアルファ程度しか持っていないのである。

まったくの余談だが、私の父親は、ユニクロの服を昔は買っていたのだが、いまは買わなくなったそうだ。理由を聞いてみると、「ユニクロは、チベットで安い労働力を搾取しているから」とのこと。
そういうこだわりのある人だとは思わなかった。

帰り道、志布志のニシムタ、串間のミネサキで買い物。串間周辺の生鮮食料品は安くていい。
他の土地を旅すると、それが痛感される。

2025/5/17 (Sat.)

クシコメツキ(多分)が何匹が連なっている。メスとの交尾を
争うオスか (宮崎県串間市)

宮崎市水道局に展示されている、宮崎市内のカラーマンホール
(宮崎県宮崎市)

田んぼで泳ぎ回る、おそらく、ゲンゴロウの幼虫。ガムシ系の
幼虫かもしれないが、大あごにギザギザがないので、
ゲンゴロウではないか (宮崎県串間市)

車検、これから欲しいもの   雨@日南市、宮崎市

朝から雨。8時に起き、8:45日南へ出発。今日は車検の日。
コバックに9:30に着き、車検前点検で、消耗品をどうするか、説明と質問をされる。
ワイパーブレード、エンジンエアフィルタ、ブレーキフィルタを交換することにする。車検費用は総額で61000円。ちょっと高いがまあ仕方ない。

代車はスズキワゴンR。内装は、たとえばインパネの速度計の位置とか、いまいちな出来だが、走りはすこぶる良し。エンジンと足回りが良さそうな車だ。やっぱワゴンRって昔は相当な人気車だったもんなぁ。

ゲオに行き、本、漫画、DVDを見る。漫画『葬送のフリーレン』は、こないだ宿が取れなくて中津(大分県)の漫画喫茶で読んだ13巻以降は新刊は出てない。結局なにも借りず。

ヤマダデンキ日南店にはMacは売ってない。電話で確認すると、宮崎市内の花ヶ島店に売っているとのこと。
いま、マッキントッシュPCを買おうと検討している。退職後は、動画編集とか作曲などをしたいからだ。
いろいろ機種があるのでどれにするか検討している。マックを売っている量販店は大規模店しかないので、私の住んでいる近くにはない。
宮崎に行くことにする。

12時前に着き、Macbook Pro14インチが展示されていたので、30分くらいいじり倒す。
動画編集ソフトのFinal Cut Proとか、作曲ソフトのGarageBand(無料)なんか、面白そう。創作意欲がわいてくる。

店員さんにいくつか専門的なことを聞いてみる。マック使いの友人からも聞いていたが、量販店でマックを買う場合、メモリやストレージ構成をカスタマイズできないとのことで、これは痛い。アップルストアで買うしかないだろう。だが、質感とかサイズ感を確かめるには、実店舗で実際に触ってみたい。

外付けSSDドライブも見る。HDDドライブよりもだいぶ高い。
デジカメも見る。

12:30、昼食は、近くのパチンコ屋の食堂で男爵カツカレー大、1180円。量は多かったが、味は普通。
宮崎市水道局2階の料金センターへ行き、宮崎市のマンホールカード2枚をもらう。役所が土日も開いていることに好感をもつ。料金センターという部署は、市民から問い合わせが多いのか、窓口業務なのか、よく知らないが、市民サービスとして需要があり、それで開いているのだとすれば、いいことだ。

日南へ戻る。まだ15時なので、車検が上がる17時までまだ2時間もある。雨のなか、ゲオの駐車場でしばらく車のシートを倒して眠る。
16時ごろ起き、ゲオの店内に入る。
司馬さんの人気シリーズ『街道を行く』の総集編みたいな本、それにカメラ雑誌を立ち読みする。
一眼レフカメラが欲しいなと思っているが(私のメインカメラはコンパクトデジタルカメラである)、フルサイズが必要なのか否か、APS-Cでいいのか、なかなか悩ましい。

17時、コバックへ行き、車検代を払ってN-VANを受け取る。
再びゲオに行き、カメラ雑誌をさらに読み込む。
串間へ帰る。いまはアニメは『薬屋のひとりごと』第2期が終わってしまい、見るものがない。

2025/5/12 (Mon.) 〜5/14 (Wed.)

時計台も久しぶりだが、こんな感じだったっけ (北海道札幌市)

すすきのの夜 (北海道札幌市)

札幌出張   

仕事のため、札幌へ出張。久々の札幌。
おそらく、2010年10月以来だから、15年ぶりか。

大都会過ぎてビビる。

5月13日の夜、懇親会があったのだが、勢いで3次会まで行く。私にしてはかなり酔っ払い、特に3次会は楽しかった。

1次会の居酒屋がなかなか高級だったのか、コース料理的に次から次へと料理が各個人に出てくるところだったのだけれど、そこでバランスよくいろいろ食べたから、上手く酔えたのかと思う。
前菜からメイン、〆のご飯やデザートまで、どの料理も美味しく、普段酒を飲むと、食事がほとんど入らなくなる私にしては、ほぼすべての料理を食べられた。
そのうえで飲んだので、きっといい酔いができたと思われる。

「いい酔いの状態」というのは、なにか気の利いたことを言おうとして脳を働かすことなく、相手の言ったことに対して無邪気に反応し、それが場を壊さずに楽しい雰囲気になることである。
飲む相手にもよるだろう。

いわゆるただの酔っ払いの状態である、といえばそれまでなのだが、なにか楽しい気分が湧き出てくるのだ。
酒の一つの効能だろう。

3次会で楽しかったわけはもう一つあって、それは、狭いバーだったのだが、マスターが私と同年代で、80年代の洋楽でいろいろ話が盛り上がったことである。
DuranDuranとか、あとは忘れたけれども、いろいろ洋楽の話で盛り上がった。
楽しかった札幌の夜。

2025/5/2 (Fri.) 〜 5/6 (Tue.)

宇和島闘牛。熱戦の会場。取組前、一頭の陣営が入場してきたところ。
昇り旗を持っている (愛媛県宇和島市)

角と角を突き合わせ、がっぷり四つに組む (愛媛県宇和島市)

ド迫力の突き合い (愛媛県宇和島市)

勝った牛は、取組後にお披露目される

勝った牛の陣営は、子供たちが牛の背に乗って、来賓席の前で
ガッツポーズ。観客はその光景を写真に収めている

薬師谷渓谷。趣のある寂の渓相 (愛媛県宇和島市)

薬師谷渓谷の大ひょうたん。清澄な滝の水が流れ込んでいる。

薬師谷渓谷の遊歩道の最後に現れる巨大な水門的構造物

宇和海にはいけすが多い (愛媛県宇和市島)

水上ハウスも多い (愛媛県宇和市島)

さつま定食。左上の「さつま」を、ご飯の上にかけて食べる
(愛媛県宇和島市)

海に並ぶ海上ハウスは、、岸から一つ一つの橋でつながっている
(愛媛県宇和島市)

美しい日本の里山風景 (愛媛県愛南町)

美しい日本の里山風景 (愛媛県愛南町)

愛南町の海にもいけすが多い。対面の山の稜線には風車群
(愛媛県愛南町)

愛南町の街並み。ここでも対面の稜線に風車群 (愛媛県愛南町)

愛南町は、石垣の郷である。農地も家屋も、石垣が伴う
(愛媛県愛南町)

松丸駅近くの商店街。昔ながらの風情あり (愛媛県松野町)

ASAHIの本まぐろ定食、ご飯大盛り。とてつもないコスパ
(愛媛県宇和島市)

宇和島市三間地区。霧がかかる山。日本の典型的な里山風景
(愛媛県宇和島市)

三崎の巨大アコウ (愛媛県伊方町)

三崎は、坂の両側に割と古めかしい家が並ぶ。いい。
(愛媛県伊方町)

三崎の赴きある家屋 (愛媛県伊方町)

南予へ 観光と住居探しの旅   

5月2日金曜日。
17:30に仕事を切り上げ、これから四国へ向かう。
昨晩の会社の飲み会で持ち帰った、チキン南蛮や串焼き、サラダ、アスパラの天ぷらを弁当箱に詰める。ゆで卵とトマトも入れる。
出発。ほっともっとでごはん(大)を買う。
しばらく走ったところでシャンプーと石鹸を忘れたことに気づき、一度家に戻る。

途中の佐伯弥生パーキングエリアで、持ってきた弁当を食べる。これが今日の夕食。21:45。
佐賀関フェリーターミナルに着いたのは22:40。
チケットをクレジットカードで購入しようとしたら、最近は不正防止のため、暗証番号を入れないとカードが使えないように変わったらしく。、私は暗証を覚えていなかったので、カード使えず。2回これかもという番号を入れてみて、いずれもダメだったので、泣く泣く現金で支払う。
往復で16410円。

フェリーは、23:00発の最終便。
乗客は少ないだろうとタカをくくっていたが、GWは侮れない。車は多い。
明らかに観光で四国に行く人々だ。車列をよく見ると、いつもはたくさんいるトラックが今日は全くいない。

いざ乗船。乗り込むのが全部乗用車なので、車数は多いが、車両甲板はあまり埋まらない。まだまだ余裕がある。トラックは場所を取るのだ。大型トラックなら、下手すると普通車5台分くらいにはなるだろう。

三崎港0:15着。
どこで車中泊するか?佐田岬のどこかに車止めて寝るかとも思ったが、まだ眠くないので宇和島まで行くことにする。
今回の第一目的地は宇和島である。

宇和島市内に入ったのは1:40ごろ。
道の駅・きさいや広場の駐車場で車中泊。
2:15就寝。
車の中で、なんと明日というか今日5月3日に、年に4度しか行われない宇和島闘牛が開催されることを知る。
どうするか。見に行くか。

今回の旅は、先月の佐伯と同様、会社退職後に住むところを決めるため、南予方面の調査が主目的だ。



5月3日土曜日。憲法記念日で祝日。
8時くらいに一旦起きるが、さすがにまだ眠いので、9時ごろまで寝る。
車の中に陽の光が射し込んできたので、暑さ地獄で寝られなくなり、泣く泣く起きる。

すでにきさいや広場には、たくさんの人々が訪れている。
地元野菜や柑橘などの持参品、それに愛媛、宇和島のお土産を売っている。
カップケーキ(5個入)やマドレーヌ(5個入)が321円とか380円とかで売っている。う、安い。
私は普段小麦粉を食べないので、桜餅やイチゴ大福などの米系にしようと思ったが、原材料を見ると着色料とか妙な添加物が入っているのでやめる。
カップケーキを買い、早速車の中で朝食。持ってきたゆで卵も食べる。

9:30。どうするか。闘牛に行くか。家探しのために不動産屋に行くか。
観光協会に電話してみる。闘牛は12時開始で、なくさみ館(闘牛場)には無料駐車場があるので車で行って問題ない、と言われる。

早々ない機会なので、闘牛を見ることにして、なくさみ館へ向かう。10時過ぎに着く。
12時開始なので、駐車場にはまだ余裕があるが、思った通りまだ10時でも続々と車が入ってくる。

当日券3000円を購入(前売券2500円)。
いま10:30だが、すでに客が結構入っている。
会場に到着した牛が、一頭一頭闘牛場に入ってきて、場内アナウンスのもと、顔見せが行われる。これがいわゆる相撲でいう「土俵入り」らしい。
会場内にはお客さんが並んでいる場所があり、何かと思ったら、弁当屋さんだった。昼飯をみんな買っているのだ。

12時、いよいよ取組開始。
宇和島市長や闘牛会会長などが次々に挨拶をする。
いよいよ取り組み開始。
今日は島嶼12取組が予定されていたが、一頭脳死がコンディション不良で府出場となったため、11戦が行われる。
封切戦から始まり、小結、関脇、大関、横綱戦と、より強い牛たちが後から登場する。
宇和島闘牛のルールは、まず角を合わせて組み合い、勝負は、相手に背を向けて逃げ出したら負け。

まず呼び出しが、片方ずつ、しこ名を呼びあげると、牛は、関係者に引かれて入場する。この際、牛ごとに決まった入場曲が流れる。さながら、プロレスの入場の感じだ。

呼び出しの役割も見逃せない。古式にのっとって、独特の節回しで呼びあげる。
両者が入場すると、角を突き合わせ、いよいよ取り組みが始まる。
伝統的な相撲風の呼び出しに、エンターテイメント的プロレス風の入場曲。
面白い。

始めの封切戦はなかなか白熱した戦いだった。
その後は3戦連続で勝負不成立。いつまでたってもどちらかが角を合わせようとしない場合、勝負が成立しない。要するに、組み合わないので勝負が始まらないわけである。おそらくビビっているのだろう。
大関戦は、2戦とも勝負は始まったが、角を合わせてから割とすぐに一頭が戦意を喪失して逃げ出し、あっという間に勝負がついてしまった。拍子抜け。

そして迎えた横綱戦第1戦。これが一番見ごたえのある試合だった。巨漢同士の戦い。
序盤はお互いが押し合い、膠着した好勝負だったが、ある時点で一頭がもう一頭を押し込んで竹矢来(柵)まで突進し、柵が壊れてしまった。恐るべき牛の突進力。その時点で押し込まれた方が戦意を喪失し、勝負あり。

取組後は、勝った牛には、しこ名が書かれた化粧まわしのようなものがかけられ、陣営関係者が出てきて、ウィニングランのように土俵を周ったあと、記念撮影をする。
関係者の子供たちが牛にまたがり、ポーズを取ったりする。ほほえましい光景だ。

14:20,すべての取組が終了。
最後に勝った牛は、かわいそうに、勝負後、柵につながれたまま、長時間人間たちに写真を撮られるがままになっていた。
初の日本での闘牛は、なかなか面白かったが、資料館で見たような、実力伯仲でなかなか勝負がつかない白熱した戦いはほとんどなかったのが残念だ。
試合が不成立か、すぐに勝負がついてしまう取組がほとんどだった。押しつ押されつの白熱した攻防を想像していたので、正直少し拍子抜けした。

駐車場からの車は、案の定大渋滞している。
そりゃそうだ、終わったらみんな帰路に就くのだ。何人くらい来ているのだろうか。2000人とかだろうか。
私は終了後30分くらいは会場とその周りに残って時間を潰していたので、それほど待たずに出られたが、それでもまだ車列が残っていた。

昼飯を食べていない。
もう15時なので普通の食堂は開いていない。こんな時は道の駅の食堂だ。閉まるのは早いが、基本日中は通しで営業していることが多い。
きさいや広場の食堂へ行く。やっぱり営業していた。
さすが宇和島、海鮮メニューが多く良い。海鮮丼定食990円を頼む。ミニ海鮮丼に、サバフライ、サラダ、味噌汁がつく。
海鮮丼が小さすぎたが、まあ990円なら仕方あるまい。

きさいや広場のお土産屋で再びレモンケーキ321円を買う。

ここからは宇和島周辺の散策。いままで多分3度ほど来たことはあるが、どんな場所か、もう少し自然環境面を調査せねばならない。
街にほど近い、薬師谷渓谷へ行ってみる。
途中、ガソリンを入れる。クレジットカードの方が安かったので、カードで支払う。それでもリッター185円と高い。
フェリーで現金を使ってしまったため、現金が少ない。まあ、どこかで下ろせばいいのだけれど。

薬師谷渓谷を16:30ごろから歩き始める。
渓流沿いに遊歩道がついている。
滝がいい。大ひょうたんもよい。いい渓谷だ。森林は、植林のようだ。
遊歩道の終点には、変わった形をした巨大な水門というか、堰堤というか、が現れた。
円柱状の二つの巨大構造物が川の両端に屹立し、川の真ん中だけが数メートル開いていて、そこから水が通ってくる。

2時間たっぷりと歩く。

この渓谷のふもとにある街の風景に風情がある。小さな川の両側に家が並んでいる。ちょうど、市内の神田川界隈の感じがする。

風呂に入りたいので、グーグル検索。大黒湯に行く。
大黒湯は、住宅街のただなかにある昔ながらの銭湯。小さな風呂。
お湯が熱すぎて長く入れず。
代わりと言ってはなんだが、サウナに5分ほど入る。
入浴後、脱衣所の体重計に乗る。63kg。少しは減ったか。

スーパーFujiでコーヒー、お茶、バナナ、ヨーグルトを買う。
値段チェックすると、肉が高い。野菜は少し高い。

夕食はASAHIへ。ここはいまや私の宇和島での行きつけ定食屋と化している。
22時まで営業しているし、何といっても、ご飯大盛り無料なのだ。しかも、普通の大盛りではなく、超大盛。
米騒動の昨今、これ以上にうれしいサービスはあるまい。

ブリ照り焼き定食ご飯大盛り1000円を頼む。
ごはんは、やはり超大盛だった。感動的ですらある。

今晩の車中泊は、以前も泊まった少し郊外にある源池公園とする。おそらくあそこならGWでも誰もいないだろう。
山道に入ると、アナグマが道に現れ、道の真ん中で止まってしまった。私は強いブレーキをかける。アナグマはそれでも道から移動せず、しばらくしてようやく脇の草むらに消えていった。アナグマも本当に警戒心がないというか、危険を危険と感じない。タヌキよりも鷹揚だ。

35分かけて22:20ごろ源池公園に到着。やはり誰もいない。
歯を磨いて寝る。



5月4日日曜日。
9時過ぎに起きる。源池公園の車中泊の場所は、頭上にも樹々が張り出しているような場所なので、朝になっても直射日光が車に射し込まない。
何度も言っているが、街とか海の公園での車中泊だと、天気がいい場合、朝早くから車の中に陽が射し込んできて気温が上がり、寝ていられなくなる。車は気密性が高く、夏には閉じ込められた子供が亡くなる痛ましい事故が起きる通り、炎天下にあれば、すぐに車内の気温が上がってしまう。
そんなわけで、森のなか、山あいの車中泊はいい。

朝食はレモンケーキ、ヨーグルト、バナナ、コーヒー。
公園のトイレで大便をし、顔を洗って歯を磨く。
しばらく源池公園を散策する。敷地内に割と大きな池がある。
朝から、ここで何かを栽培している人たちが、何組か様子を見に来ている。

10:30、公園を出発し、市内に降りる。今日もほぼ快晴の好天。
下りの道で、今度は小鹿が、道の真ん中で立ち止まっていた。車が近づくとやっと動き始めた。金縛りにあったかのような反応だ。

津島の三浦半島を一周する。豊後水道を挟んだ九州は大分の佐伯と同じで、リアス式海岸で入り組んだ入り江が連続するため、海、山、港、いかだが織り成す風景が素晴らしい。
宇和海、とてもよい。真珠の養殖いかだや堤防の釣り場などを見て回る。

もう12時を過ぎる。宇和島市内に戻り、「鶴よし」で昼食。14時5分前、ラストオーダーぎりぎりで入店。
さつま定食。さつまとは、魚のすり身を味噌などで溶いて、少しトロっとした汁状にしたもので、ご飯にかけて食べる。出てきたあとに、私が食べ方が分からなくて戸惑っていたら、おばさんが「ごめん」と言って教えてくれた。
おばさん曰く、「九州の冷や汁に似ている」と言っていたが、確かに、宮崎の冷や汁と食べ方は同じ。
小さな茶碗にご飯をよそい、汁をそっちにかけて小分けに食べるのが正統だそう。私は、ご飯の盛られた大きな茶碗にそのまま汁をかけて食べていた。
汁は冷たく、味噌の感じも魚の感じも強くないのだが、深い味わいを感じる。美味い。

宇和島の不動産屋で賃貸物件の話を聞こうと思ったのだが、2軒行ってどちらも閉まっていた。不動産屋さんって、GWは休みだっけか?
仕方ないので、愛南町へ移動。その前に宇和島城下の観光案内所で牛鬼マンホールのマンホールカードをもらう。

愛南では山出の棚田、憩いの里温泉という温泉施設を見た後、滝を見に行く。
虹ヶ滝、白滝いずれも素晴らしい滝だった。

18時過ぎ、最後の松ヶ滝は見つからなかった。
日が暮れてしまって、篠山登山口の駐車場まで行く。もう19時。
山を降りる。松ヶ滝はやっぱり見つからない。

グーグルで営業中の食堂を探す。
宿毛の「まるはち食堂」に行くことにする。21時ちょっと前に到着。夜まで営業していてありがたい。
八宝菜定食1000円。八宝菜は肉が少なくていまひとつ。汁がたくさんの八宝菜だったが、この汁物にさらに味噌汁がついていた。
これで1000円は高いが仕方ない。
愛南へ戻り、スーパーFujiでヨーグルトを買い、無料の氷をもらう。
便意を催したので、トイレでうんこをする。少し緩い。今朝も出したのだが、緩いうんことはどうしたことか。
昨晩少し車中泊で肌寒かったからか。始め毛布だけで寝ていたのだが、明け方寒くなって慌てて寝袋に入った。

前回3月に愛南に来た時に、「西海ふれあい公園」で車中泊をしたのだが、良かったので、今晩も西海ふれあい公園に行く。
21:40着、誰もいない。ここに来るまでの道では、結構車が走っていて、さすがにGWか、と思ったが、公園で車中泊をする人はいないか。
ラジオを聴き、ユーチューブを見る。
23:45就寝。



5月5日月曜日。こどもの日で祝日。
9時過ぎに起きる。今回の車中泊では結構眠れている。
西海ふれあい公園は森に囲まれていないが、今日も快晴にもかかわらず、朝日差しは射し込んでこなかった。車を停めた方角が良かったか。
トイレでうんこして顔を洗う。
レモンケーキ、ヨーグルト、バナナ、コーヒーの朝食。

9:45出発。今日も素晴らしい天気。南予に来てからの3日間、いずれも快晴。
高野長英砲台場跡へ。入り組んだ半島の先の方にある。
幕末、高野長英が宇和島藩主の命により建造した砲台跡、土台が少し残っているだけ。
海に降りる道があったので降りる。
玉石の海は浅いので、フカセ釣りにはいま一つか。

愛南市内へ出ようと、来た道を戻る。とにかく道が細い。ここは軽でも離合が大変そうだ。
後から気づいたのだが、砲台跡のさらに先、半島の突端は、「天嶬の鼻」と呼ばれ、公園もあったようだが、行かなかったことを後悔する。

長月川の轟の滝を見に行く。長月林道という細道を上がっていくと、頭上の山の稜線に風車が立っている。
この林道を上がった先に轟の滝があった。
滝はそれほど特筆すべきものではなかったが、ススキ状の細い葉の上を、おそらくアリグモが往復していた。アリに似たクモだ。初めて見たが、動くので撮影できずに葉の裏かなんかに見えなくなってしまった。残念。

12:30、私として愛南町一押しの食堂、市場食堂に行くが、あろうことか月曜定休で閉まっていた。ガーン!
Fujiの近くのうさぎ堂で昼食。
狭い店内は満員。ただでさえ16人くらいで満席となる小さな店で、これから8人の団体が入るという。
「カウンターでいいか?」と店員さんに聞かれたので、「もちろん」と答える。
メニューは、いよ盛り、ジビエカレー、ヒオウギカレー。種類は少ないが、基本魚食堂だ。
いよ盛り880円を頼む。とても良かった。
いわゆる海鮮丼で、カツオ、タイ、ヒラマサ、ブリの4種の刺身と卵黄が乗っている。ボリュームもなかなかで、小鉢と豆の副菜もつく。いい。
人気店なわけが分かる。

吉田不動産という愛南町の不動産屋で、愛南の賃貸住宅事情をいろいろ聞けた。
最近では、南海トラフの影響で、海端の物件の人気が下がっていて、地価も下がっているという。愛南と言えば、国道56号線が海沿いを走っていて、その周辺は利便性が高く、地価が高い場所だったが、最近状況が変わってきているそうだ。
一本松あたりの内陸が最近では人気のある場所だという。

また、カチタスという会社が、古い家屋を買い上げて、リフォームして中古住宅として1000万以上で売りに出しているとの由。私も、いろいろ検索する過程で、カチタスの物件を見たことがある。リフォーム後の間取りや設備は、いまの住宅と変わらない。外観は古いが、中身はフルリフォームで新しい住宅と変わらない、というところを売りにしているのだろう。だから1000万円以上の値段なのだ。
確かに、市町村ではそれほど予算がないだろうから、空き家バンクに登録された古い家をリフォームするのには限界があろう。

吉田不動産では、「いまの物件情報は、どこの不動産屋の物件であっても、ネットでほとんど見られるので、ネットをこまめにチェックして、いい物件が出たら不動産屋に問い合わせする、という進め方がいいのではないか」というアドバイスをもらった。
たしかに、それならば、わざわざ何度も現地に足を運ばなくても済む。九州に住んでいる今では、実際的にはその方法で探すしかあるまい。

みしょうMIC(道の駅)でお土産を物色。Tシャツはない。この後、ゆらり内海(温泉施設)でもTシャツを探したが、ここもなし。

愛南を離れ、宇和島経由で鬼北町へ行き、道の駅・広見森の三角ぼうしに行く。16:20。
きさいやと同じカップケーキを売っていたので、明日の朝食用に買う。
さらに、松野町の道の駅・虹の森公園まつのにも行ってみる。車でわずか5分。
ここにもTシャツなし。ここには、ガラス工房や、入場料が1100円もする淡水魚の水族館(おさかな館)まである。
もう17時を過ぎた。

宇和島の東側、山あいの鬼北町や松野町の雰囲気も知りたかったので来てみたが、いいところだ。完全な田舎ではなく、割と里山が続いている感じ。
成川渓谷に足を延ばす。
キャンプ場やロッジ、新しいロッジ風のホテル、温泉などがある。
渓谷には遊歩道がついているが、あまり見所はない。

18:30、雨が降り出す。この3日間の好天が終わりを告げた。
風呂に入りたい。
すぐ近く、JR予土線松丸駅の2階にある、ぽっぽ温泉に行く。とても良かった。
入浴料は、サウナが壊れているので、100円引きで、420円。駅の2階にあるだけあって、今どきのきれいな温泉施設で、ボディーソープとかリンスインシャンプーが備え付け。お客さんも多い。
お湯も熱くなく、いい。リフレッシュできた。

松丸駅近くの街並みが昔ながらでとても風情がある。
もう日が暮れているが、暗くてもその風情がひしひしと感じられる。

もう閉店しているが、レストランの前にはのぼりが立っていて、「鹿シチュー」とか「ジビエコロッケ定食」と書いてある。
南予は、ジビエ料理が盛んなところである。それだけイノシシや鹿が害獣として増えすぎているのだろう。
千葉でも似たような状況だ。だが、ジビエレストランの件数を見ると、こちらの方が千葉よりも害獣肉の有効活用が進んでいる気がする。

宇和島に移動し、またまたASAHIで夕食。20:40着。
今日は奮発して、本まぐろ定食1500円。もちろんご飯大盛り。
まぐろの刺身、まぐろのフライに、まぐろの水炊きまでついて、1500円。最高のコスパ。腹一杯。

近くのFujiでコーヒーとヨーグルトを買い、氷をもらう。
今日は、宇和寺市内、北部内陸部、三間町の運動公園で車中泊。どんなところか分からなかったが、行ってみて、駐車場があり、トイレがあり、誰もいない。
2017年の日本一周のところでも書いたが、野営するのに最適なのは、郊外の運動公園だ。だいたい広い駐車場があり、トイレがある。

23:45就寝。激しい雨が車の屋根を叩く。



5月6日火曜日。
9:15まで寝ていた。もっと早く目が覚めたのだが、眠ったり目覚めたりしていたら、9:15になった。
今日も雨。雨だから日差しの暑さに悩まされることはない。
夜中には激しい雨が降っていたが、朝は小降りになっている。

大便をしたら、下痢気味だった。昨日からなにか腹の調子がおかしい。腹は痛くない。変なものを口に入れた覚えはない。
朝食は、バナナ、カップケーキ、ヨーグルト、コーヒー。
食後、少し公園を散策する。中山池公園というらしい。
私が車中泊したのは、運動公園ではなかったようだ。運動公園は、反対側の道を上がっていくようだ。

10時ごろ出発。道の駅みまへ
やはりTシャツは売っていない。
この道の駅は博物館併設で、ここ出身の版画家の作品が展示されている。この版画家の作品をあしらったTシャツなら売っていた。
デザインは悪くなかったが、ポリエステル製だったので買わなかった。私は、自分ではTシャツは綿100%しか買わない。プラスティックを少しでも削減するためだ。

宇和島市内に行き、不動産屋の丸和さんへ。ここでもさらにいろいろな話が聞けた。
宇和島は、市街地の大部分が最大津波が来たらやられてしまう、ということを聞いて、愕然とする。
つまり、想定される一番高い津波が来たら、宇和島市は壊滅するのだ。おそらく、いまそうならないように市が津波対策を進めているのだろうが、予算がどうだろうか。

さらに、土砂災害設定地もかなり多いとのこと。極端に言えば、宇和島に住む場合、かなりの確率で、津波危険地域か、土砂災害危険地域となるのである。
なんてことだ。津波が来るような地震が起きたら、傾斜地での土砂崩れも必定だ。八方ふさがりじゃないか。
さすがに、まったくの新天地に住むにあたり、全財産が失われる可能性のある場所をわざわざ選ぶなどというナンセンスは冒したくない。
何年後になるのか分からないが、南海トラフ地震が起きるのは不可避である。

まあ、それを言ったら、わざわざ南予に住む選択自体が間違っている、ともいえるのだが、宇和島周辺は司馬さんからの影響もあり、私には、自然はもとより、歴史的、文化的にとても魅力的な場所に見えるのだ。

ちなみに、丸和の人の話だと、宇和島で新築を建てる場合、4000万〜5000万円する、とのこと。なんてことだ。東京でも場所によってはそれくらいで建てられるのではないか?
さらに、ウクライナ戦争以降、資材高騰で家の値段が高くなっていること、4月からの建築基準法改正のため、4月以前に家を建てる人が多かったこと、宇和島の人口が減っていること、などいろいろ教えてもらう。
まあ、私が家を建てるのは可能性だけの話なのだが。

また、愛南町は、ふるさと納税で愛媛の市町村で一番儲けていて、津波や地震の対策をその金で進めている、とのこと。

丸和以外の宇和島の不動産屋さんや、物件検索サイトを教えてもらったり、30分くらいに渡って有益な情報を得られ、来てよかった。とてもいい人だった。

11:30。ガソリンを入れる。数日前と同じSOLATOで入れたのだが、リッター187円と2円高くなっていた。まあそれでも周辺よりは安い。宇和島の現在のガソリンの相場は、191〜193円といったところだろう。高い。

今回の旅行というか調査はこれにて終了。
まあ、不動産物件は見られなかったが、各地域の情報や雰囲気は少し把握できた。

八幡浜で12:30。久々にジャンクビッグマックが食べたくなって、保内ICから一旦八幡浜市内に戻り、マックで昼食。GW最終日だからか、激込み。
テイクアウトして車の中で食べる。
八幡浜にはマックがあるということは、この街は結構でかいのかもしれない。一度泊まってソウルフードのちゃんぽんを食べたことがある気がするが、あまり観光はしたことがない。

三崎港へ向かう。
途中、佐田岬は濃い霧で前が全然見えない。
道の駅きらら館で、清見みかんのストレートジュースが1000円→600円と安売りしていたので即買い。愛媛、四国のストレートジュースは、本当に美味い。これを飲むと、濃縮還元の100%ジュースなど、まがいものにしか思えなくなる。

14:10、三崎港着。
しかし、14:30発の便は、すでに満車とのこと。ガーン。せっかく炎の走りで14:30に間に合うと思ったのに。さすがにGW。
仕方がないので、15:30の便の列に並ぶ。時間があるので、三崎の街を散策する。
アコウの巨木から、入り組んだ路地に入る。港町らしく、狭い路地に家が密集している。港からすぐに山が立ち上がっているため、狭い坂道の両側に家が建つ。
薄い石を使った特徴的なな石垣が所々に見られる。面白い。
古い家屋もあり、昔ながらの街並みに見える。

1時間待って、15:30の便には乗れた。車が目一杯車両甲板に入る。こんなに満車の国道九四フェリーは見たことがない。
乗客には外人が多い。どこから来たのだろうか。中国、韓国ではない。団体だ。みんな50〜60代に見える年配の人たち。ツアコンがいるから、団体旅行だろう。

16:40、定刻に佐賀関着。
串間まで4時間弱。炎の走り。臼杵ICから高速に乗る。高速は混んでない。
日南に着いたのが19:50。台湾料理屋で夕食。キムチチャーハン+黒豚餃子セット。チャーハンの量が異常に少ない。最悪。
ここは、定食セット以外のコスパは悪い気がする。

21時串間帰着。

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