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●エクアドルの街を歩く日本人(2004年2月)
街を歩いていると、すれ違う奴らどいつもこいつも俺のことをじっと見てくる。まるで動物園のペンギンになったみたいな情けない気持ちになるよ。好奇心光線を目からキラキラと出しながら、じっとこっちを見つめてくる。気の弱い奴は俺がにらみ返すとすぐに視線をそらす。子供〜ティーンエージャー世代は、友達と一緒だとニヤニヤしながらこっちを見てきたりする。こっちを見て笑いながらヒソヒソ話なんかしやがってさ。ムカつくからこっちもニヤニヤと笑いを返してやる。奴ら一人だと全然弱いんだけどね。じいさんばあさん世代にもじっと観察される。ひょっとしたら、俺は彼らにとって生まれて初めて生で見る日本人かもしれない。
興味津々な眼差しで観察されてる。そうさ、ここエクアドルでは俺は珍しい人種、超希少種「ニホンジン」さ。いや、奴らの目からすれば「チュウゴクジン」ってとこか。首都のキトはともかく、ここクエンカでは、日本人はおろか、アジア系人種(中国人、韓国人、タイ人等)をほとんど見ることはできない。いないのよ。だから珍しくってしょうがない。目をそらすわけにはいかない。俺達が東京のど真ん中でマサイ族に遭遇したら、やっぱり見るでしょ?
(余談だけど、俺の会社の元同僚の伊藤さんが言っていた。ポーランドのアウシュビッツ強制収容所跡に旅行に行った際、入場券を買うために並んでいたら、周りのすべてのポーランド人たちが、それこそ穴の開くほど伊藤さんたちをじっと見てたって。伊藤さんがにらみ返しても決して奴らは目をそらさないんだって。人間の好奇心万歳!)
だから、アジア諸国や世界中の途上国にある観光地に旅した時の、現地人が俺達を見る目とは本質的に違う。アジアや観光地では日本人なんか珍しくもなんともない。奴らがなぜ俺達日本人に注目するかと言えば、奴らの目には俺達が「歩く札束」に見えてるからさ。そう、奴らにとって俺達はただの金持ったカモに過ぎない。アホな(=金払いのいい)日本人からどうやって金をせしめるか。これが奴らが俺達を見つめる理由だ。
エクアドル人は、俺達のことをどう思っているか?
-- 中国人だと思っている。それ以上の深い感慨はない(に違いない)。だって中国の事だって何一つ知らないんだから。ただし、中国人差別意識ってのがなぜかここ南米にはある(理由はまた調べます、ハイ)。
奴らの中では中国人も韓国人も日本人もみんな中国人さ。アジア人といえば、ブルース・リーしか知らない(ブルース・リーの映画は結構テレビでやってる。最近ではジャッキー・チェンも知ってるらしいが)。2002年サッカーワールドカップで、日本と韓国の様子を生まれて初めて見たエクアドル人がほとんどだろう。それでもなお、中国と韓国と日本は同じだと思っているエクアドル人がどんなに多いことか!
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