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KOREA
韓国
最も近い外国・韓国。歴史的にも、ずっと交流を続けてきた隣国である。世界史で学んだように、4世紀の高句麗、新羅、百済の3国時代から記録がある。また、戦国時代の豊臣秀吉は、朝鮮に攻め込んでいる。近代の日本による侵略は言うまでもない。
アメリカに留学していた頃、同じ研究室に所属していた韓国人の学生は、私と最も気が合う外国人であった。韓国人は、精神的に非常に日本人に近いと思う。目上の人を尊敬し、義理堅く、礼儀正しい。中国人はまた全然違う。
私は、韓国には1992年と2000年の2度行ったことがある。初めて韓国に行った時の第一印象は、「赤や緑や黄色のどぎつい原色の看板がやたらと目に付く」ということだった。その看板に見慣れないハングル文字が書いてあるものだから、いっそう心に焼き付いている。
また、最も驚いたことと言えば、何と言っても「女の子達が、女の子同士で二人で手をつないで街を歩いている」ことであった。街中のいたるところでその光景を目の当たりにし、初めての海外で「これが『カルチャーショック』ってやつだな」と思ったものである。
1度目と2度目で大きく変わったことといえば、女の子の見た目である。1992年頃は、ほとんどの女の子は、いわゆる韓国的な化粧をしていた。すなわち、目を強調するメイクである。韓国人は、目が細く、吊り上っている人が多いので、このメイクは結構コワイ。しかし、2000年に行った時は、女の子の化粧・ファッションが、実に日本的になっていた。茶髪に厚底靴。これも、日本文化開放政策の賜物であろうか。年配の韓国人には、日本人に対する憎悪がまだまだ残っていると思うが、若者世代には過去にはこだわらない人達が多いと私は考えている。日本の良いものを取り入れようとし、日本の音楽や映画、ドラマ、アニメも相当人気がある。(現在は、教科書問題の余波で、韓国国内の「日本文化開放」が一時的に中断しているが。)
他に日本と違う習慣といえば、タクシーの相乗り。実車中のタクシーでも、同じ方向に行くのであれば、後から乗り込める。
韓国では英語も日本語も通じない(注)し、ハングルも読めないので、決して旅行のしやすい国ではない。私は、2度目の韓国では、上記韓国人の友人と行動を共にしたので、このような苦労をせずに済んだ。それが良いか悪いかはまた別であるが。
韓国の食べ物は美味しい。焼き肉とかキムチ等、日本でもおなじみ。焼肉店では、カルビを豪快にはさみで切って食べる。その他の料理も、日本人の口によく合う。韓国の大衆食堂で、定食についてくるいろんな種類のキムチと、辛目のスープ、そしてサムゲタン(丸ごとの鳥の腹の中に米を詰め、スープの中で煮込んだ鍋のような食べ物、辛くない)は忘れられない。
韓国式の旅館の特徴は、何といっても韓国式床暖房「オンドル」だ。これは、暖房のため部屋の下にお湯を循環させ、その熱により、床がポカポカに暖かくなるのである。冬が寒い韓国では、身も心も温まる暖房方法である。
(注)韓国人の年配の方達は、日本語を話せる人が多い。ご承知の通り、日本が占領していた時代に、日本語を強制的に学ばせられたためである。私が学生時代に初めて韓国に行った時、研究室で一緒だった韓国人学生の実家(釜山にある)に招待されたのだが、彼のお父さんは、日本語ペラペラであった。