2014/12/31 (Wed.)
ミャンマーの大晦日 晴れ@パアン
隣の学生たちが大音量に任せて踊り騒ぐ |
ミャンマーの年の瀬は、淡々と過ぎていく。大晦日の今日にいたるまで、あまり動きらしい動きはなかった。カレン州ではキリスト教徒が割と多いので(20%くらいか)、クリスマスの1か月くらい前から教会がライトアップされ、普通の店も心なしか電飾が増えた感じで夜には賑やかな雰囲気が少しあったが、それでも日本のバカ騒ぎに比べれば、おとなしく、暗いものだ。何しろ電気が足りないので、夜の街は暗い。
カレンダーも、明日の1月1日は休みだが、その他は休みではないので、日本のような年末年始気分とは無縁である。ちなみに、先週のクリスマスの日(12月25日)は、仏教徒が大部分を占めるミャンマーで、国民の休日である。宗教への寛容か、少数民族の尊重か。
キリスト教をミャンマーに布教したのは、例にもれず旧宗主国のイギリスである。彼らは、大多数を形成しこの国の実権を握る仏教徒のビルマ族に対抗させるため、少数民族を支援した。その際に彼らにキリスト教まで押し付けた、というわけである。
そうして淡々と日々は過ぎ、大晦日。仕事が終わり、午後7時頃にスタッフハウスに帰ると、前の道路に巨大なスピーカーや拡声器を積んだトラックが停まり、隣のおじさんが荷台の上で何やらセッティングをしている。悪い予感がしたら、案の定夜の9時前に、大音響の狂宴が始まってしまった。隣は学生の寮となっているのだが、ここの寮生たちがワラワラと出てきて、この、近所迷惑を通り越した大音量で流す音楽とともに、トラックの脇で踊り出した。本当、勘弁してほしい。
さらには、近くで次々と爆竹だか花火だかを爆発させ始めた。1回や2回ではない。それこそ何10回も、鼓膜が麻痺するような炸裂音をとどろかせて鳴らすのである。だんだん殺意が湧いてくる。がこれがミャンマーの大晦日だと思えばじっと我慢するしかない。
12時となり、日付が変わる。2015年。ダウンタウンの方角では、日本人から見ると貧弱な花火が次々と舞い上がり、バンという音とともに小さな花を咲かせた。
狂宴は、12時を回っても続いた。眠れない。音楽が終わったのは、12:42。やっと、眠りにつけた。 |