2015/11/30 (Mon.)
隣の寺の読経がうるさい 晴れ@パアン
今日付で一人のスタッフが辞職するので、学校でささやかな送別会を行った。
さて、28日に引っ越した新しいスタッフ宿泊所は、概ね快適なのであるが、一つ、許しがたいことがある。それは、1日24時間、隣の寺から、スピーカーで拡声された読経が垂れ流されていることである。ミャンマー人スタッフに聞いてみると、「26日の満月の日から、1週間くらい、この読経が続く」とのことである。どうやら、何人かの高僧が、代わる代わる交代で24時間、休みなくお経を唱える、ということである。仏教徒とって有難いお言葉を朗誦しているのだろう。隣の寺は、何かの総本山なのか、他の寺では全然そんなことはやっていないのだが、この寺からだけ、24時間読経が響いてくる。イスラム教国に行くと、モスクから1日5回の祈りの時間にアザーンが流れるが、そんなもんじゃない。24間休みなしである。
昼間はまだしも、みんなが寝静まった夜中に、延々とうるさい朗誦が、街に響くのである。しかも朝まで休みなく。眠れたものではない。安眠妨害ということは誰にも分かっているはずだが、これはミャンマーの仏教徒にとっては当然なのだろうか。カレンの地はキリスト教徒も多いが、キリスト教徒はどう思っているのだろうか。全く僕としては、迷惑行為で当局に訴え出たいところである。
28日夜、そして29日夜、そして今日もお経は続いている。
ちなみに、仏教徒のスタッフに、「あれは何を言っているのか、一般のミャンマー人には分かるのか?」と尋ねたところ、一部分かるところもあり、分からないところもある、ということであった。あれがすべて理解できる言葉だとすると、それこそうるさくてやってられないと思う。理解できない言葉だから辛うじて我慢できている気がする。日本人が僧を呼んで読経をしてもらう場合は、お経はほとんど何を言っているか分からないので、まぁ、別に頭が働くこともなく、何も考えずに聞き流していられる、それと同じである。
ミャンマーでは、夜中に騒ぐことが、割と寛大に認められているような気がする。以前にも、夜までイベントなどで音楽などを大音響で流しているのを、人々は普通に平然としていた。心の中ではどう思っているか分からない。「うるせーなー、だけどしょうがない」と思っているのか、「別に気にならない」と思っているのか。
まぁ、イベントで騒ぐのと、仏教のお経を朗誦するのではまた意味が違うが。
<12月2日追記>
ついに読経は終わった。これでやっと安らかに眠ることができる。 |
2015/11/28 (Sat.)
引っ越し&自転車購入 晴れ@パアン

引っ越し。トラックに荷物を積み込む。 |

日本の中古家電を売る店。パアンにいくつかある。 |

日本製の中古液晶テレビを売っている |

街の自転車屋 |

私が購入した自転車 |
長年、といっても僕にとっては1年と9か月だが、住み慣れたスタッフ宿泊所を引っ越すことになり、いよいよ今日が引っ越し日である。今までのスタッフハウスは、パアンの街なかから南に4、5kmほどはなれた場所にあり、近くには広々とした軍の敷地、田んぼとか畑が広がり、雑貨屋兼食堂が数件あるのみの、実に不便な場所だった。土日はどこに行くこともなく、何もやる気もせず、部屋にほとんど引きこもっていた。まぁ、何もやる気がしないのはスタッフ宿泊所の立地の問題ではないのだが。
今度移るスタッフ宿泊所は、街なかにあり、メイン道路も近い。といって引きこもりが改善されるかというとそれは分からない。
朝8時前、全スタッフが荷物をトラックに積み込む。ベッドが一番の大物だが、駆り出された技術訓練学校の生徒たちも手伝ってくれたおかげで、あれよあれよと積載は進んだ。
こっちの人は、車の限界積載重量のおそらく2倍とか3倍とかを平気で積み込んで運ぶのだけれど、さすがにこの場合も、トラックの屋根まで物資を積載している。
トラック2台で3往復ほどですべての荷物を運び終え、あとは新居での荷物整理。この日でほぼ引っ越しは完了。
昼飯は、女性スタッフが、新スタッフ宿泊所の台所で、腕を振るって作ってくれた。引っ越しそばではないけれど。
そして今日は、ついに意を決し、自転車を買うことにした。同僚のポネイとイェトゥエナウンと一緒に、パアン市内の自転車屋を見て回る。
パアンの街には、日本の中古家電製品を売る店が数件ある。これらの店では、タイ経由で日本の中古品を仕入れて売っているのである。タイからの物流がモノを言う当地ならではのビジネスであろう(カレン州は、タイ国境に位置する)。さすがに日本製品の品質の高さは知られているらしく、中国製の新品よりも日本製の中古、という認識は、ここミャンマーでも物の価値が分かる人なら分かっているのだろう。
店には、32インチやそれ以上の大きさの液晶テレビ、各種冷蔵庫やオーディオ機器が展示されている。なるほど、すべて日本メーカである。パナソニック、ソニー、シャープ、日立、東芝、などなど。サムスンは見当たらない。32インチ液晶テレビは、だいたい150,000チャット(およそ15,000円)だという。なるほど、悪くない値段だ。
数件のこのような店を周ったのだが、肝心の自転車はほとんど置いてなかった。日本の中古自転車もタイ経由でここパアンに入ってくるらしく、国境の町ミャワディでは、タイから来たトラックに大量の自転車が積載されている様子をよく見かけるという。タイから陸路でミャンマー国内に入ってくるというわけである。以前パアンの自転車屋を周った時に、日本で放置され、市町村が付けた「撤去お知らせ」の札が付いたままの自転車も店先で数多く見かけた。
さて、いまはあいにく在庫が切れたらしく、来週には入るだろう、と1件の店主は言っていた。もう1軒の店には、3台あった。いずれも中古のマウンテンバイクで、100、000チャット(約1万円)もするという。「高過ぎる、普通のママチャリはないの?」と聞くが、その3台しかないとのこと。
日本製品取扱店を諦め、普通の自転車屋に行く。ここでも多くは日本の中古自転車が売られている。中国製の新品もあるようだが、やはり品質は中古といえども日本製が圧倒的なのである。ママチャリチックな自転車が何台もあったので、その中から選ぶ。自転車部品の世界最王手、Sマノ社の部品を使っているかを確かめる。いずれもSマノ製のギヤやハブである。よろしいよろしい。Sマノロゴは、品質の証である。
以前どこかで語ったと思うが、私は以前勤めていた会社で、Sマノ社がお客さんだったので、何度もSマノ社に足を運び、打ち合わせや商談などをした。彼らは自転車は造っていないが、自転車部品では世界シェアナンバーワンである。部品には必ず「Sマノ」のロゴが入り、自転車を見て、Sマノ社の部品が使われているかどうかを確認するのは、まあ、品質確認と言っていいだろう。ギア付きの自転車には、大抵このSマノ社のギアが搭載されている。
Sマノ社の連中とは数度大阪の夜に繰り出したが、いやぁ、楽しかったなぁ。
ちなみに、このSマノ社は、自転車部品以外に、釣り具でも有名である。つーかもうバレバレやね。
何台か試乗をしてみて、60,000チャット(約6、000円)で1台を買い求める。ちょっと高い気もしたが、まあ仕方あるまい。Sマノのハブダイナモと自動点灯ライト、3段変速ギアを備えたなかなか良い自転車である。ま、いうてもママチャリやけど。
カゴとベルとを装備してもらう(無料)。
一つ不思議なことは、ミャンマーで売られている自転車には鍵がついていない。日本製だけど。しかも、鍵を売っていない。これはミャンマーを考えるうえで一つの示唆となるであろう。きっと、盗みが少ないのだ。仏教の教えのなかで、「盗みをしてはならない」というのがあるが、仏教徒が多いミャンマー人がこれを忠実に守っているのだろうか?
確かに、ミャンマーでは犯罪は少なそうだし(正確な統計はもっていないが)、実際に住んでみて、盗みとか強盗とかの匂いはしない。昔の日本のように、鍵をかけないで出かけるような、隣の人が誰もいない家に上がり込んでしまうような、そんなのん気さ、人付き合いがあるように見える。
だけど、盗みがない国など見たことも聞いたこともない。モノを誰かが持っていれば、どこかにそれを盗む奴がいるものだ。
実際どのくらいの窃盗や強盗があるのだろうか。
ということで、自転車屋からは「鍵は要るかい?」とも聞かれず、私も鍵のことなどすっかり忘れてこの自転車を購入した。
自転車を漕いで新しいスタッフハウスに帰る。うん、なかなかよろしい。これで行動範囲は広がる。だが問題は外に出かける気力があるかどうか。
<2016年1月追記>
鍵、付いてました。ちゃんと見なかったんだけど、後輪にU字型に差し込まれるタイプの鍵がついてました。さすがに日本製だし、鍵のない自転車なんてないよなぁ。 |
2015/11/27 (Fri.)
引っ越し前の最後の晩餐@いきつけの食堂 晴れ@パアン

スタッフ宿泊所近くの行きつけの店で記念撮影 |
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今日は、私が勤める技術訓練学校の卒業式があった。無事に60名が卒業し、再来週12月7日からは新入生を迎え、新しい学期が始まる。
さて、長年、といっても僕にとっては1年と9か月だが、住み慣れたスタッフ宿泊所を引っ越すことになり、いよいよ明日が引っ越し日である。住み慣れた場所に別れを告げるため、行き慣れた近くの雑貨屋兼食堂で、最後のビールを日本人専門家のKさんと飲むことにする。
思えば私がここに着任した2014年3月以降、たいてい毎週1回はここで飯を食ってきたわけであるから、感慨もひとしおであり、別れのさみしさがあるのは当然である。オーナーのおばちゃん、マーニーに、世話になったお礼を言う。まぁ、今生の別れではないが、今度引っ越す先は、街の東方で、結構離れているので、この店に来ることもほとんどなくなるだろう。
この店の欠点は、店員によって同じものでも値段が変わること。あと、同じチャーハンや焼きそばでも、通常は1000チャット(約100円)なのだけれど、時々1500チャット(約150円)になったりする。理由を聞くと、「今日は大盛りだから」だって。大盛り頼んだ覚えはないんだけど!?
ま、500チャット(50円)くらいでギャースカ言う気はないから黙ってるけどね。
あとは、食事はとにかく油が多い。カレーはもちろん、チャーハンも焼きそばもこってり油を大量に使っているので、いつも僕は、「油少なくしてね!」と調理前に念を押す。これはミャンマーローカルの屋台ではみんなそうなので、致し方ないところ。
この店のいいところは、僕らは近くに住む常連なので、トマトスライスとかキュウリスライスとかをいつもサービスしてくれること。これはうれしい。
午後8時、私とKさんが店に行ったときにはすでに店ではスタッフの3人が飲んでいた。もう3人で10本くらいビールの350ml缶を空けている。ペース早くねーか?
一緒に飲む。
小1時間ほど飲み、マーニーと記念撮影をして店を後にする。
明日は引っ越しだ。
満月が浮かんでいる。 |
2015/11/26 (Thu.)
満月の祝日 晴れ@パアン
今日は、灯祭り(ダザウンダイン・ボエードー)という、満月の祝日である。ヤンゴンでは、火を灯した提灯を夜空に上げるという仏教の祭りである。お盆の迎え火のようなものだろうか。
パアンでは提灯は上がらず、花火が上がっている。そして、家々では軒先に火を灯したロウソクにをたくさん立てる。夜、ロウソクの火が、幻想的にユラユラと揺らめいている。やはり日本のお盆を思い出させる。
喧騒は、ない。あたりは静まっている。
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2015/11/22 (Sun.)
雨 晴れ一時雨@パアン
昨日の土曜日、今日日曜日の夜、雨が降った。久しぶりの雨だ。雨季は終わりを告げたが、まだわずかに雨雲はやって来る。雨季にあれほど降った雨が、いまは懐かしく感じる。 |