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ミャンマー日記(2016年11月)
2016/11/11 (Fri.)
アミューズメントパークとカレン州祭り 晴れ時々曇り@パアン 

チッ・トゥー・ミャイン・リゾートにて記念撮影
 
カレン州祭り
 
 
 
 

今日はカレン州祭り最終日。実は11/7(月)~11/10(木)まで、4日間開催の日程だったが、初日の月曜日の夜がずっと大雨だったため、その分期間を1日延長して、今日11日が最終日となった、とのことである。さすがに日本のような杓子定規的ではない。
週末金曜日が最終日とは、気が利いてるじゃないか。

ということで今日、午後5時で仕事を終えた後、スタッフとカレン州祭りに出かけることにした。
だがその前に、最近パアン郊外にできた、「チッ・トゥー・ミャイン リゾート」というアミューズメントパークに皆行きたいというのでついていった。

パアンでもっとの有名な寺院、チョカラッ寺院(岩の上にパゴダが建っている)の横にある。パアン中心部からは車で30分弱。
入場料は500チャット(約50円)。まだ工事中の部分が多く、一部オープン、という様相である。
中には、花をあしらったアーチが施された遊歩道があり、ゴーカート、ゲームセンターなどのいくつかのアミューズメント施設があり、レストランがある。我々が行った6時半ごろには、すべてのレストランはすでに閉まっていた。そして人口の池があり、そこではジェットスキーやスピードボートなどの体験ができる。

たくさんの人が来ていた。ここは男同士で来るところじゃなく、どちらかと言えば花のアーチをくぐりながら、カップルで愛を語らうところであろう。だが、ミャンマー人の若者男グループも割と多い。女の子グループも多い、もちろんカップルや親子連れが多い。
そういえば、この国では「ナンパ」なる行為を見かけない。道徳上、ナンパという行為は好ましくないものという感じだろうか。

何しろこの国では、エロとかポルノとか、そういう性的なものは全く表に出てこない。エロ本も多分ないし、ポルノ映画もない。隠れ風俗営業はパアンでもあるようだが、当然違法だろう。セックス産業は本能に基づくものなのでどのような国にも多かれ少なかれあるが、この国ではまだ御法度的雰囲気である。だがこれから外国の人やモノがたくさん入って来てグローバル化してしまうと、このセックス産業も興隆していくのだろう。

このパークは、高級軍人の関連会社が建設したそうで、実質的なオーナーはその軍人だそうである。園内にはこの軍人の住居があって、BMWとデカいアメ車が停まっている。相当な金持ちらしい。ミャンマーにもいるのね。まあ軍人なら納得。この国は高級軍人が権益を独占し、富を独占してきた国である。

チッ・トゥー・ミャイン リゾート 写真集



このアミューズメントパークを後にし、パアン市内のレストランで皆で食事。祭り会場では人が多過ぎて落ち着いて食事できないかもしれないからだ。
このレストランは以前住んでいたスタッフ宿泊所から歩いて15分ほどのところにあり、当時は時々来ていた。メニューを見ると、何と巻きずしがある。さらにエビのてんぷらもある。当時はなかったメニューである。
興味本位で頼んでみる。予想通り、巻きずしは韓国風だったが、まずまず。エビのてんぷらは、天ぷらではなく、フライだった。トホホ。
その他はいつものようにトムヤンクンやチャーハン、野菜とキノコの炒め物などを頼む。
そしてビール。

食事の後、祭り会場に着いたのはもう夜の9時頃。最終日の週末だけあって、多くの人でにぎわっている。これが私にとって3度目にして最後のカレン州祭りだ。
3度目なのでもう勝手は知っている。

並んだ露店の間の迷路のような通路を歩き廻る。
いつも思うことだが、これだけの人がパアンとこの辺りにいたのかと思うほどの人出。
Tシャツにジーンズといった西洋風のいでたちの、いかにもチャラチャラした若者たちが大挙してこの祭りに押し掛けている。
また、ヤクでもやっているのか、ただ酔っ払っているだけか、見た目にちょっとヤバそうな奇声を上げたりする若者がたくさんいる。去年はこんな者はあまり目立たなかった。羽目を外しているだけならいいのだが。

我々の団体が展示をしているブースに寄る。ヤンゴンの日系企業で働いている卒業生が遊びに来ていた。元々彼はチン州の田舎出身なのだが、髪型と言い服装と言い、ちょっとあか抜けた感じがした。ヤンゴン生活になじんできたか。チャラチャラした若者にならなければいいが。

スタッフと一緒に店を歩き廻る。女性スタッフはここぞとばかりに買い物に目の色を変える。祭りではあらゆる品物を扱う店が出ている。女性が買い物好きなのはどの国でも同じらしい。

そして時刻はもう11時。ステージでは最終日の伝統舞踊コンテストが熱を帯びている。ステージ前では踊りと歌を見守る人の海。
いま祭りはクライマックス、といったところ。カレンの踊りと歌は、やはりすごい。休みなく動き続ける男女の列は、無尽蔵のスタミナを持っているようだ。民族衣装に身を包み激しい踊りを踊り続ける。
相変わらず素晴らしい。最後にいいものを見れた。3回目だがいつ見ても気持ちが高揚する。

11時半過ぎ、踊りの終了を見届けて、帰路についた。
まだまだ祭りは盛り上がっている。今年最後の饗宴は、明日の朝まで続くらしい。


カレン州祭り2016 写真集
カレン州祭り2016 映像(カレン民族舞踊①)
カレン州祭り2016 映像(祭りの様子①)

カレン州祭り2016 映像(祭りの様子②)
カレン州祭り2016 映像(祭りの様子③)
カレン州祭り2016 映像(祭りの様子④)
カレン州祭り2016 映像(祭りの様子⑤)
2016/11/6 (Sun.)
カレン州祭り前日 晴れ時々曇り@パアン 

我々のぢ術訓練学校の活動写真
 
 

明日から毎年恒例のカレン州祭りが始まる。会場はいつもの州政府庁舎の横の広場。明日11月7日が「カレン州の日」らしく、式典が開催され、4日間の祭りがスタートする。
今年はカレン州の日が月曜のため、祭りは月、火、水、木の4日間。土日が入らないため、祭りでの売り上げは明らかに昨年よりもダウンだろう。土日含めてやればいいのに。

明日に迫った祭りを前に、今日日曜の昼頃、自転車で会場を訪れてみた。ちなみに今住んでいるスタッフ宿泊所からは、自転車で20分くらい。
雨季の終わった空は晴れ渡り、暑い。会場はまだまだのんびりとしている。露店の皆さんはすでに営業を開始しているところもあったが、今まさに設営中、といった感じ。
例の人力観覧車やバイキング、メリーゴーラウンドなどの遊具は、いくつかが設置を終わっていたが、まだ作業は続いている。今日1日かけてやるんだろう。

公園内のオベリスクの脇では、上半身裸の男たちがネットを張ってチンロンに興じている。みんな結構マジだ。マジだけあって、ジャンピングかかとスパイクとか、割と高度な技が飛び出している。

チンロン 映像

会場の周りには、祭りでのイベント告知や企業の看板がずっと連なっている。パアンの発展を表しているのか、企業の看板が多い。イベントは、ボクシングや音楽ショーといった集客目玉イベントの周知である。

文化ゾーンでは、例年のように政府各省庁や警察、そしてNGOなどの民間団体がカレン州で手掛ける事業のパネル展示のブースが並んでいる。50m位に渡って両側に展示がある。
我々の団体の技術訓練学校のパネル展示は、カウンターパートである国境省の展示エリアにあった。訓練、卒業式、専門家の指導などの写真が50枚ほどパネルに貼られている。今年は写真が妙に鮮明だ。よろしい。

警察のブースではスズキ製の白バイが展示されている。パアンではバイクと言えばホンダが圧倒的に多いが、スズキは昔からミャンマーでビジネスをしているだけあって、官公庁や警察に食い込んでいるのだろうか。

入れ墨屋も出ている。この祭りでは、何店ものタトゥー屋が出店し、若者たちは入れ墨を入れている。ちなみに、この国では全部が本物なのかは分からないが、入れ墨を入れている男は多い。
食堂では普通の白や茶色の卵に混じって、ピンク色の卵が目を引く。

暑い。雨季明けの日差しは11月だというのに容赦ない。35℃くらいあるだろう。
広場のあたりには久しぶりに来たが、新しいレストランなどができていた。

昔時々行っていた小さな食堂でチャーハンを食べる。
店の主人は年配のおじさんで、彼は僕が久しぶりに来たからか、僕の分からないミャンマー語を使って、嬉しそうに僕に何かを語り掛けた。僕が勤めている団体を知っているような感じだった。

食事後、タンルイン川沿いに出て、また市場をそぞろ歩く。狭い通路は相変わらず通行客で混んでいる。もう2時。陽は高く、容赦ない熱を降り注いでいる。
その後アウンサン将軍とその仲間を祀った(多分)慰霊碑のような場所に立ち寄る。パアンに2年8か月以上住んでいるが、こんな場所があるとは知らなかった。

暑さの中、自転車をこいで家に帰る。

2016/11/4 (Fri.)
雨季明け、信号 晴れ時々曇り@パアン 

新設の信号
 
 

ついに長かった雨季が明けたようである。
先週まではまだ豪雨が短時間降っていたが、今週に入ってほとんど雨がなくなり、太陽と暑さが戻って来た。
今年の雨季は去年よりも若干長かった気がする。去年は、10月にはもう大分雨が減った記憶がある。

雨季は5月終わりから10月まで、半年近く続くのだが、この時期、気温的には安定している。だいたい最高気温は30℃~35℃の間、最低気温は25℃~28℃くらいである。最高気温が40℃以上ある暑期の地獄の暑さの後で、気温が安定しているせいもあり、僕には過ごしやすく感じる。

11月に入り、雨が止んだ途端に暑くなってくる。もう11月だというのに。


さて、話は変わるが、パアンの目抜き通りには、2か所のラウンドアバウトがある。いや、あった(過去形)。ラウンドアバウトとは、英国発の円形の中央分離帯の周りを車が直進したり右左折する交差点のことである。

この2か所のラウンドアバウトが撤去され、信号機が設置された。さらにもう1か所、目抜き通りのT字路に設置され、メイン道路だけでも新たに3か所に信号機が設置された。さらにタンルウィン川沿いの道路にも2か所の信号機が設置され、パアン市内の信号機は、私の知るところ、合計6基となった。
これはパアンの街にとっては特筆すべき出来事で、いままで、私がパアンに住み始めた2014年3月以降、パアン市内には、1か所の信号機しか存在しなかった。それがここに来て一気に5基も増え、計6基となったわけである。

パアンの街を注意深く見ていると、ここ半年くらいで、建設ラッシュである。もちろん、私が住み始めた2年8か月前から、パアンは徐々に変わっていったが、ここに来てその変化が急である。建設ラッシュで銀行やホテル、政府の建物などが次々に建っている。
そしてここに来て車も急増しているように見える。

建設がされるということは、この街が何らかの価値があり、金を生み出す何かがあるということである。
また車が増えるということは、この街に車を買える人が増えているということである、つまり、収入が増えているということではないか。
だが、一体どのような産業がこの街を発展させているのか、もしくは発展させようとしているのか、よく分からない。
一つは、観光業である。例年そうだが、雨季が終わって白人観光客の姿が目立つようになった。今年は特に多い気がする。前にも言った通り、パアンはヤンゴンとバンコク(タイ)の経由地に位置しているので、タイとミャンマー間を陸路で移動する人は、パアンかモーラミャインに寄ることになる。そして観光資源は多い。単独峰が点在する風光明媚な街で、近郊には洞窟寺院やら登山できる山やら温泉プールやらがあり、観光地としてはなかなかの資質を持っている。

だが観光業の他に、金を生み出す産業は思いつけない。カレン州は農業が主要産業であり、田んぼはいたるところにあるが、カレン州の米が特に高値で売れるわけでもない。ゴムも主要な農産品で、確かにゴム農家は今までは相当な収益を上げていたようである。だが、これも最近値崩れしていると聞いた。
製造業は、ほとんどない。タイと近接する立地の良さから、タイに輸出する衣料品を造る縫製工場はいくつかあるが、特にそれで儲けている様子はない。

立地と観光資源による今後の成長を見越した先行投資だろうか。
ここ1年くらいの急速なパアンの発展は、途上国の典型的な姿を見るようである。きっと数年後にここに来たら、今とはだいぶ変わっているのだろう。日本食レストランもあったりして。だが、白人観光客は多いが、日本人観光客はほとんど見かけない。


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