2014/10/31 (Fri.)
ミャンマー的環境 晴れ@パアン
雨 (パアンの僧院) |

風景 (ネピドー→ヤンゴン間) |
こちらにきて8か月。先月終わりで体重を測ったら、赴任前に比べ7〜8kg痩せたと書いた。そして、特に暑い日には、頭が常にボーっとしており、慢性の熱中症にかかっているかのように頭が働かなくなる。日本で仕事をしていたころに比べて、驚くほど鈍重な頭脳になっていると感じる(笑)。いや、笑いごとではないか。
本当に何かの病気にかかっているような気がしているが、そもそも、どうやら私には、このような暑い環境で生きていくだけの耐性が不足しているらしい。
今私が働いている環境は、ほぼ外環境に近い。もちろん、普段は、事務所と呼ばれる建物の中で仕事をし、寝泊まりしているので、野外で暮らしているわけではない。屋内に入れば炎天下よりは涼しいし、扇風機もある。だが、それだけである。何が言いたいかといえば、今まで自分が人生の大部分を過ごしてきた気温的環境と違い過ぎるのである。
日本では、夏は暑いとはいえ、せいぜい35℃程度のものである。しかも暑さが続くのはせいぜい2か月程度である。私は学生を卒業するまで首都圏に暮らしたが、高校までは教室に夏の冷房などなかったにせよ(冬はストーブがあった)、大学以降は夏は冷房、冬は暖房というものが学校にもあったし、一人暮らしの自室にもあった。会社に入り、仙台、アメリカ(ミネソタ州ミネアポリス)、東京、エクアドル、郡山と様々な場所に住んだが、エクアドルを除いて、どの場所でも建物に入れば、常に適温に調節された環境が準備されていた。それは、夏も、冬も、春も、秋も、年がら年中である。ちなみに、エクアドルでは、南緯3度の赤道直下だったものの、標高2500mという高地であったため、1年中春のような、そもそもそのような温度調整設備の要らない、過ごしやすい気候であった。
つまり、今まで私は、年がら年中苛酷な猛暑の中で生活したことが一度もないのである。
翻ってこのミャンマーはパアンである。3月、4月の暑期には、連日最高気温が40℃前後。6月から9月の雨季には気温が下がって雨が滝のように降るわけだが、それでも最高気温は30℃近くある。そして10月に雨が止み、再び気温が上昇してくる。こんな環境で生きられるはずがない(笑)。部屋がクーラー完備ならきっと大分救われるのだろうが、仕事場にも部屋にもそんな気の利いたものはない。唯一の頼みの綱は、扇風機とエアクーラー(送風機)のみである。常に外気にさらされて生きている。暑期の夜は、汗をダラダラ流して苦悶しながら、やっとのことで眠りにつく、という有様である。
ちなみに、私と同じ環境でも、ミャンマー人の同僚たちは、特段苦しそうな様子はない。生まれ持った体質と慣れだろう。
この適応できなさは、私が老齢になったせいでもあるかもしれない(笑)。酷暑環境に対して、若い頃の適応力が失われつつあるのだろう。だが、いずれにせよ、私にとっては、こんなに暑い環境で生活するのは生まれて初めてのことであり、相当に苦しい。
この環境には何年も住めない。赴任前には思いもよらぬことであるが。 |