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ミャンマー日記(2015年10月)
2015/10/18 (Sun.)
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雨季の終わりとネズミ続報 晴れ@パアン
10月も半ば。10月に入ってからはめっきり雨が減った。先週はほとんどの時間、晴れていた。昨日の土曜日も日中はずっと晴れていて、気温は30℃以上に上がり、暑かった。
だが昨晩遅く午前1時前にいきなり風が鳴り始め、雷が轟き、激しい雨がやって来た。まだ完全には雨季は終わっていない。が、まぁ、終わったも同然だろう。
今日も晴れている。暑い。
ネズミ続報。小型のネズミは立て続けに粘着罠で捕まえたのだが、ここのところ連夜、巨大なネズミが僕の部屋に現れる。奴は窓際におり、そこから部屋をガタガタと荒らしまわって、僕が蚊帳から飛び出して電気をつけると、窓から逃げていく。よく見ると、窓から僕の部屋に入っているネットワークケーブルを伝ってくるようだ。
今まで捕えた小ネズミとは比べ物にならない大物だ。体長は尻尾除いて15cm~20cmあり、しかも丸々と太っており、初めて見た時はモグラか何かかと錯覚したほどだ。こんな巨大な動物が自分の部屋のなかを蠢いていることに驚愕した。
部屋にある例の罠を見ると、罠が動いている。この巨大ネズミに動かされたのだ。奴に対してはこの罠では力不足だ。粘着力が足りない。
こいつを捕えるには、籠状の罠が必要だ。もしくは猫か。
2015/10/17 (Sat.)
ついにネズミ捕獲! 晴れ@パアン
立てかけたギターが真夜中に鳴る
粘着罠にかかったネズミ
粘着ハエ取り紙
自分以外誰もいない部屋で夜眠っていると、暗闇で突然ギターが鳴る。日本の都会だったら心霊現象として震え上がる事象だ。成仏できないさまよえる霊魂が、その怨念をしてギターを奏でさせる・・・。
だがこのミャンマーの私の部屋の場合は、要するにネズミである。
奴らの機動力を侮ってはいけない。ネズミは、立てかけたギターを登り、台の上に達するのである。その時にギターの弦上を走り、音が鳴る、という寸法である。
奴らは、電源コードを伝うし、階段も登るし、おそらく垂直の壁でも登っていくのではあるまいか。
ネズミと共生して分かったことだが、ネズミはおそらくは部屋に潜んでいて、夜私が電気を消すと、待ってましたとばかりに活動を始める。
今回のネズミは、毎夜盛んに活動する。だが先述のゴミ箱作戦では捕まえられず、毎朝起きると、机やいすの上が、ネズミの落とすカスのようなものや、奴らの糞で汚されている。怒りが湧き上がってくる。そして、衛生上、大変よろしくない。もう2週間近くこのネズミの好き放題状態である。
ミャンマーには、ネズミ除けとしてトイレボールのような白い球を売っている。これを部屋のいたるところに配置し、ネズミを寄せ付けない、という触れ込みであったが、これは全く効かない。これをいくら置いても、ネズミは毎日したい放題で部屋を駆け巡る。
そこで、同僚のピピさんが、今日の午後、ネズミ捕獲グッズを買ってスタッフ宿泊所に持ってきてくれた。粘着タイプの罠である。
午後6時ごろ、罠を部屋に設置する。盆状のプラスティック円盤の上に、中央に毒の餌を置き、まわりに粘着物を塗る。なんかカレーの汁みたいで、これで本当にくっつくんかいな?と心配になる。
午後8時前、近くの食堂に夕飯を食べに出る際、部屋の電気をすべて消して出かけた。奴らは暗くなるのを合図に途端に活動を始めるからだ。
9時前に帰ってみると、なんと、早速ネズミが罠にかかっているではないか!奴は粘着物の海の中で動こうとしてもがいていたが、逃れられないようである。すごい。効果抜群。
それにしても、ってことは、奴はやはり私の部屋にいたということである。日中からいたわけだ。全く厚かましいにもほどがある。
さらにこの夜、もう1匹のネズミがかかった。ネズミというのはあまり声を出さない動物だが、さすがに罠にかかった直後、自分の身の自由が奪われたことを知ると、「キーーっ、キーーっ」と断末魔のような叫び声を数度上げた。がそれもすぐに収まり、その後はただもがくだけだったようである。
一晩で2匹も取れるとは、この罠の性能は素晴らしいと言わねばなるまい。というか、そんなにたくさんこの家にはネズミがいるのか?と呆然ともする。
ネズミ回顧談と言えば、私が幼少の頃、実家の台所や屋根裏をネズミが走り回ったことがあって、私の母親は、これを退治すべく、毒団子を用いた。台所の流しの下に毒団子を設置し、数日したらネズミの駆けまわる音はしなくなった。やれやれと思っていたところ、さらに数日たったある日、台所に悪臭が立ち込めた。流しの下を見ると、ネズミの腐乱しかかった死体があったのである。毒団子も、功罪相半ばといったところである。ネズミが団子を食べてどこか外でひっそりと死んでくれるのならいいが、家の中で死なれると、その死体の処置までしなければならないところが難点である。
いま私の訓練学校でシニアボランティアとして活動されているK氏からもネズミの回顧録をうかがった。氏が幼少の頃というから、今から50年も前のことになろうが、新潟の彼の実家は稲作農家で、ネズミの食害があり、子供たちの仕事と言えば、畔のいたるところにあるネズミの巣に毒入り団子を突っ込むことだったそうである。その毒団子は自家製で、ピンク色をしたものだったという。
また、各農家の家の米蔵がネズミに荒らされることもあり、農家ではネズミ対策として必ず猫を飼っていたという。この毒団子の欠点は、毒団子を食べたネズミを猫が食べ、猫まで死んでしまうということだったらしい。氏の話では、最近はこの「毒団子」なるものはもう廃れたのではないか、とのことだった。挿話。
話は変わるが、私が勤める技術訓練学校の食堂では、ハエが多い。最近はそうでもないが、一時期、雨季の始めごろは、無数のハエが食事の上を飛び交い、いたる皿に飛来していた。そこでキッチンのチームが買ってきたのが、粘着ハエ取り紙である。表を見るとどうやら中国製のようだ。裏面が粘着面で、ここにハエが止まれば、もう二度と飛び立つことはできないわけである。何かハエの好む匂いでも誘導材として塗ってあるのかは分からないが、これまたハエがわんさか取れる。もう紙が真っ黒になるくらいに取れる。それくらいハエが多い。この粘着紙を各テーブルに配置して、何とかハエの襲撃を防ぐことに成功した。
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