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ミャンマー日記(2016年10月)
2016/10/10 (Mon.)
共感できる 晴れ時々曇り時々雨@パアン 

パアンの風景
 
カエル。体長4cm程度。
 
ヤンゴンのアウン・ミンガラーバスターミナル

ニュースが飛び込んできた。
ミャンマー北部の都市マンダレーで、旅行者のオランダ人が、夜中ぶっ続けで流れる寺院からの僧の説法に対し、夜眠れなくてうるさくて迷惑だとの理由で、寺院に侵入して説法を流すスピーカーのケーブルを切断したというのだ。

このオランダ人は、「宗教侮辱罪」で逮捕され、禁固3か月と罰金100000チャット(およそ1万円)という罰を受けるそうである。

このオランダ人の気持ち、よく分かる。以前も書いた通り、ミャンマーでは、特に仏教行事の日やその前後で、寺院から一日中僧の説法が大音響で流れてくる。昼間はいいとして、夜中も間断なくこの説法は続く。よって近くに寺院があると、夜うるさくて眠れないという事態に陥る。
イスラム教の場合は、毎日5回、祈りに行きましょうと言ってアザーンが全モスクから流れてくるが、これらはすぐに終わるし、まして夜中には流れない。

僕が前に住んでいたスタッフハウスでは、近くに大きな寺院がなかったから分からなかったが、今住んでいるところには近くにいくつか寺院があり、満月の日など、説法が流れてくる。
特に厳しかったのは、11月の満月の日で、ほぼ1週間に渡って、ずっと絶え間なく説法が流れた。
1週間もの間、眠るのに苦労したわけである。
この時はさすがに僕も、夜中僧の目を盗んでスピーカーのラインを抜くか切断するかしようと思ったほどである。
だがもちろん、実際にはそんなことはしない。
ここはミャンマーである。ミャンマー人の信仰心や文化を考えれば、外国人がうかつにそれを否定するようなことは決してできない。
外人が日本に来て清水寺に落書きすることを想像したらいい。

ちなみにミャンマー人に聞くと、この読経の言葉はバーリ語で、ミャンマー人自身もよく分からないのだという。日本で言えば、仏僧が葬式とかで唱える南無阿弥陀仏のようなものである。(ただ時々、仏教経典の読経ではなく、人々を諭す説教をミャンマー語でやっていることもある)
だが、ミャンマー人というのは軍政時代から耐えることに慣れているので、夜うるさかろうが、「しょうがない」と諦めているかのようである。
仏教徒なら、「ご利益のある説法をありがとう」といって我慢できるのかもしれないが、この国にはキリスト教やイスラム教徒もいる。僕の住むパアンでは、キリスト教徒がとても多い。20%くらいはいるだろう。
だが、こちらのキリスト教徒もまた寛大で、他の宗教に対しては、それほど興味を持っていないというか、仏教が大多数だから反抗してもしょうがないと考えているのか、仏教のすることには「ご自由に」という態度のようである。

事実、ミャンマー社会の間でも、この近所迷惑な説法の大音量垂れ流しについて、一部で問題提起しているところもあるようである。
このオランダ人の行動は、全く正当化することはできないが、開国していくミャンマーが、自らの文化保全とグローバル化の狭間でどのように行動するか、という問題に一石を投じることになるのかもしれない。

このオランダ人がどういう思いを持ってこの行動に出たのか、興味がある。どこまで考えていたのだろうか。
ただ単に夜中うるせぇからカッとなった短絡的な行動か、はたまたミャンマーの将来のグローバル化を見据え、西洋的個人尊重の概念を知ってもらおうとまで考えていたかどうか。逮捕されてもいいから、何とか問題提起したい、そういう大きなことを考えていたかどうか。
ただの悪ガキみたいな奴だろうか。

日本で言えば「器物損壊」で、禁固3か月はちょっと厳しいが、こちらでの罪名は「宗教侮辱罪」である。仏教を尊重するミャンマーならではの量刑なのだろう。

2016/10/9 (Sun.)
天気雨 晴れ時々曇り時々雨@パアン 

天気雨

空には青空が出ているのに、大雨が降っている。
こんな天気雨は初めてだ。
大きな雨粒が太陽の光でキラキラ光っている。

晴れの度合いと、大雨の降り方とのギャップが半端じゃない。

上空に、ほんの一画だけ大雨を降らす雨雲があるようである。

天気雨数あれど、これは僕が見た中ではもっとも晴れ度合いが高くかつ大雨だった天気雨である。
特筆すべきであろう。


天気雨映像 2016年10月9日(日)
2016/10/7 (Fri.)
卒業式と送別会 晴れ時々曇り時々雨@パアン 

記念撮影

9月の終わり頃から、徐々に雨が減ってきている。昼間は晴れ間が広がることが多く、夜に夕立的な豪雨が降る。

今日、わが技術訓練学校では、電気科とEFI科(電子式燃料噴射)の修了証書授与式を実施した。つまりは、卒業式である。

そして、今日付で、電気科の先生1名が退職することになっており、4時から学校の教室で送別会を行った。
彼はラカイン州出身で、シンガポールで長年電気技師として働いており、知識も経験もあったので彼が辞めるのは我々として大きな痛手であるが、どうしても家族の問題でラカインに戻らねばならないという。彼には結婚して1年くらいしかたっていない奥さんがいて、単身赴任ももう限界ということなのかもしれない。

彼はいいヤツだった(笑)。これからの彼の人生の幸運を祈るとしよう。

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