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タクシー
2001年8月
みなさんは、一人でタクシーに乗った時、運転手さんと会話しますか?
もちろんこれは人柄によるでしょう。おしゃべりが好きな人、初対面でも気後れすることなく話せる人は、話し掛けるでしょう。また、逆に、運転手さんがそういう人なら、あちらから話しかけてくることになります。
必要な情報を聞き出すために話す場合もあります。例えば、その土地の祭り情報とか、ここ数日の天候とか。全く話す必然性がない場合はどうか。運転手さんと自分と二人しかいない、いわば「密室」状態です。話さない方が不自然に感じられるシチュエーションです。
5分とか10分くらいの距離ならまだしも、20分以上乗るとなると、話は難しくなります。
始めに話し始めたとしても、20分以上話し続けるのは難しい。かといってその後無口になるのも何となく気まずい。となると初めから話さない方がいいか・・・・。
普通の人は、こんなこと考えないかもしれません。しかし、タクシーに乗る機会が多くなると、タクシーに乗った時、いつも考えることになります。
全く知らない人と話をすることは、なかなか難しいことです。日本人は、それを得意としない民族であると言えるでしょう。飛行機に一人で乗った時も、隣の人と話さないまま飛行機を降りる、という人も多いはずです。
アメリカ人(白人)なら、かなりの高い確率で話し掛けていきます。彼らはそういう文化を持っています。道で通りすがるだけでも、「ハロー」と笑顔で挨拶してきます。
長野五輪の時、私はアメリカに滞在していたのですが、TVでは連日長野からの衛星中継で、オリンピックの結果はもとより、日本の様子が写し出されました。競技結果の他にも、「日本紹介」コーナーとして、毎日のようにレポーターが日本文化を紹介していました(これを見て思ったことは、「アメリカ人はほとんど日本のことを知らない」ということです)。その中で、アメリカ人が、彼らの文化と大きく異なる「日本人の不思議な特性」として挙げていたのが、
街を歩く日本人は、すれ違う時全く目と目を合わさず、皆黙々と無表情で歩いている
ということです。
確かに、白人のアメリカ人なら、すれ違う場合、すれ違う相手の顔を見ます。
文化の違いを学ぶことは、非常に有意義なことです。異国の文化を学び、良い所を吸収することは、外国人とコミュニケーションを取る上で、彼らの言語を習得することの次に大事なことでしょう。
P.S.
長野五輪の時の「日本紹介」コーナーで、「面白い日本」として紹介されていたことを挙げます。(ある番組では、あのデーブ・スペクターがレポーターとしてレポートしてました。さすがにずっと英語をしゃべっていたので、何となく違和感がありました。実は彼、CBSかどこかの特派員なんですよね。)
(1)大衆食堂の入り口にある、プラスティックの食べ物サンプル
これはアメリカにはありません。その作製過程まで取材して、あまりのそっくりさに驚いていました。
(2)コンビニ・スーパー等で売られている製品の名前に、誤った使い方をしている英語が多い
スナック菓子とか日用品で、アメリカ人から見るとおかしいとか笑える英語の使い方をしている製品名が多いようです。
(3)ラブホテル
これもアメリカにはありません。
(4)食パンが厚い
食パンが厚いことに、「It's Huge!!」と言って驚いていた。
(5)駅前の駐輪場の自転車の多さ
(6)パチンコ屋
アメリカ人にしたら、パチンコ屋は特異空間でしょう。
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