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テキサス・ニューメキシコ旅行記
1998年8月〜9月
(このページの写真は、後日アップします)
(1)鉄板焼きレストランと「ビバ!エルパソ」

1年と1ヶ月住んだアメリカともいよいよ別れが近づいている。夜10時半、やっとのことで引越しを終え、ミネアポリス空港近くのExel Innへチェックイン。
明日からエル・パソ(El Paso)とニューメキシコ州を巡る最後の旅に出かける。



1998年8月29日土曜日。朝からノースウェスト航空が予想通りストライキに突入。乗りつけているノースウェストでなく、アメリカン航空でダラス・フォートワース経由でテキサス州のメキシコ国境の街・エルパソへ飛ぶ。

乗り継ぎのダラス・フォートワース空港。ここで何となくグズグズしているうちに、あろうことかエルパソ行きの飛行機に乗り遅れてしまった。何というマヌケ!ちゃんと時間通りに空港にいながら、飛行機に乗り遅れるというこんな大失態は生まれて初めてだ。普段時計を持ち歩かない上に空港内のどこにも時計を見つけられなかったこともあるが、疲れのせいでボーっとしていたのが主原因だ。ミネアポリスからダラスまでの飛行機でもずっと寝ていた。
しかし、すぐ1時間半後に別のエルパソ行きの飛行機があり、それに乗れることになり事なきを得た。

エルパソ行きの飛行機は空いていた。再び眠りに落ちる。

エルパソ空港でレンタカーを借り(Hertz)、ダウンタウンへ向かう。ダラスの空港から電話で予約したトラベロッジ(Travelodge)にチェックイン。
TVではリトルリーグ・ワールドシリーズ決勝で、日本の鹿島がニュージャージーのチームに敗れたことを伝えている。

PM6時半、空港近くにある日本食レストラン「SHOGUN」(将軍)へ夕飯を食いに行った。ここは鉄板焼きがメインの店だった。アメリカに来て気づくのは、「日本食レストラン」というと鉄板焼きの店が多い、ということだ。日本本国では「鉄板焼き」というのは全くメジャーではない。お好み焼きとか焼肉屋はあるが、決してこれらは「鉄板焼きの店」ではない。アメリカで鉄板焼きが多いのは、きっと歴史的背景があるはずだ。要調査。

さて、俺のテーブルでは親子連れが鉄板焼きを注文していて、板前が客の目の前の鉄板で、数々の妙技を見せていた。ショウ的な鉄板焼きパフォーマンスを前面に押し出している。卵を一度宙高く放り投げ、それを包丁の背で割るとか、コショウの入れ物をこれまた高く投げ上げて頭の上に立てて乗せるとか、ストリートパフォーマーばりの空中技が多い。そして、コテさばきはなかなかのものだ。焼きそばやチャーハン、そして野菜や肉の焼き物が中心メニューだが、その手さばきは「鮮やか」の一言。肝心の味はどうなのか分からない。親子連れの子供2人は、味に文句をつけていたようだ。もっとも、仮にここが日本の味を再現したものだとしても、アメリカ人のガキにその味が分かろうはずがない。だが、少なくとも奴らのアメリカ人的味覚には合わなかったようだ。

さて、俺は寿司とタコ味噌と緑茶アイスを食った。可もなく不可もなく。鉄板焼きも試してみたかったが。

(2004年8月追記)
先日映画「ビバリーヒルズ忍者」を見た。この中で、日本食レストランとして鉄板焼きレストランが登場。やはり料理者は派手な「鉄板焼きパフォーマンス」で鉄板の前に座る客達を楽しませていた。


その後、「Viva! El Paso」(ビバ・エルパソ)へ。これは、エルパソやテキサスの歴史を題材とした、夏の時期にエルパソの風物詩となるミュージカル調活劇である。会場となるのはダウンタウンから山道を登ったところにある野外劇場。車で15分くらい、車がないとツライくらい山道で、しかもバスもあまり走ってないようなところにある。駐車場も広く、レンタカーの威力が最大限に発揮された瞬間だ。

多くの人で埋め尽くされているチケット売り場前。チケットブースには、「Standing room only availiable」(立見席のみ)の文字が。(まぁ、立ち見でもいいや)と思って券を求めると、全くラッキーなことに、キャンセルが出たらしく1席だけど真ん中のいい席が残っていると言う。
「じゃそこ、お願いします。」
スタンディング席が5ドルなのに対し、そのど真ん中のいい席は14ドルと高かったが、会場に入ってみて、その席が最高に見やすい本当にど真ん中の席であることが分かり、この席を手に入れたことを内心手放しで喜んだ。

ここで分かったことであるが、何とこの日8月29日は、98年シーズンの最終日だった。ちなみにこの「ビバ!エルパソ」は、毎年6月中旬〜9月上旬の木、金、土曜日にしか開催していないのである。どおりで会場は超満員の大盛況。もし今日来てなかったら、見れないところだったのだ。ラッキー!!

ショーは、エルパソの歴史を歌と踊りと芝居で再現するミュージカル仕立ての本格的な劇。先住民インディアンの暮らし、スペインの侵攻、スパニッシュ+インディアン=メキシカンの誕生等、激動の歴史を歩んだエルパソの歴史活劇。時々スペイン語が交じり、言葉的にはよく分からなかったが、スペイン、メキシコ、そしてテキサスというこの土地独特の歴史の主役達が、それぞれの民族衣装で登場して踊りを展開するのには視覚的に大いに楽しめた。

こうした劇みたいなものを久しぶりに見たのだが、思ったのは、
「クリエイティブなものを造ってこうして人に見てもらう、ということがいかに楽しそうか」ということだ。ますますバンドや映像制作への意欲が湧き上がってくるのを感じた。


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