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エクアドル日記(2003年12月)
12月25日(木) 祝日(クリスマス)
今日はクリスマスなので祝日、学校休み。昨晩朝3時まで飲んでたので昼ごろまで寝てると、また父ちゃんに叩き起こされた。
「シンヤ、これから親戚の家に行くから準備しなさい。」
昼過ぎ、僕らは車に乗ってクエンカを出発した。田舎道を走った車は、1時間ほどで親戚の別荘へ到着。グアラセオ(Gualaceo)という街の郊外の山の中腹にある。この家のすごいこと。
外観はおしゃれなログハウス(基本的には石造りだけど)。中には、居間からでかいテラス(眺望最高)、そしてプレイルーム!このプレイルームには、卓球台とビリヤード台がある。
家にはもうすでに25人くらいの親戚達が集まっていた。昨晩うちで会った顔がほとんどだ。
着くや否やコップに注がれた
ビールを勧められる。まだ午後1時だ。こんな時間から飲んでいいのか?まぁ、もちろん飲むさ。
そしてすぐに下のプレイルームへ。ここで昼間からビール飲みながら、卓球やってビリヤードやって・・・。楽しすぎる!
「エクアドル対日本だ!」とこの家の持ち主のオヤジが叫ぶ。
ビリヤードでは大体勝ったけど卓球では結構負けた。かなり悔しい。

しばらくして酔いも回ってきて、ちょっとボーっとしてると、
「俺、ここ(エクアドル)に何しに来てるんだろう?」
って思ってくる。いくら祝日とはいえ、昼間からビール飲んで遊んで・・・。まだここに来てから働いてねぇよな、俺。
まっ、今は語学訓練だから。

でまた昨日と同じように七面鳥を食ってまた酒飲んで。ウィスキーの水割り飲みながら、おじちゃんたちがトランプに興じてるのを眺める。それにしてもここの中年以上のおっちゃん、おばちゃんはトランプが好きだ。しかも、日本にはないゲームを色々やっている。
そして、テラスに出て景色を写真とビデオに撮る。この家の持ち主のオヤジは、ヒゲ面のなかなか男前だ。彼と色々話すうち、彼は以前アメリカでレストランを経営していたこと、今はクエンカでホテルとレストランを経営してることなんかが分かった。
そこで、俺が疑問に感じていたことをぶつけてみた。
「あなたって、金持ちですよね?こんな別荘を持てて。」
「まぁ確かに、エクアドルではそうだね。でも考えてみろよ、例えば日本で稼いでエクアドルに来たら、こんな家の1軒や2軒、すぐに建てられるさ。」
でよくよく聞いてみると、このオヤジは32歳、俺と同じくらいじゃねえか!それでこんな別荘持ってんのかよ?
今エクアドルでは、他国に出稼ぎに行く人が非常に多いと言う(出稼ぎ先で多いのは、アメリカ、スペイン、イタリア)。国内では働いてもいい金にならないのだ。外貨を稼いで戻ってくると、それだけでもうエクアドルでは金持ち。豪邸も建てられる、ってわけ。
それと俺が感じたことは、この暮らしは、ほんの一握りの金持ちにしかできないってこと。この生活を見て「エクアドルってこういう国なんだ」って思うのは早計過ぎる。

そして途中でやってきた家のお手伝いさん(男性)を見て、やはりそうか、と愕然とした。彼は完全なインディヘナの人であった。色が黒くて、顔立ち(骨格)も違う。つまり、ここエクアドルでは、金持ちは白人系の人々、お手伝いさんや貧乏人はインディヘナの人々、というあからさまな構図が出来上がっているのだ。これは、南米諸国全般に言えることであろう。
そうこうしてるうちに夕方になり、日が沈んだ。最後にケーキとコーヒーをいただく。俺は明日も学校(普通の人は休みだけど)なので、帰ることに。夜7時半、みんなに別れを告げて、父ちゃんの運転する車はクエンカへ向かった。
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