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エクアドル日記
(2004年2月)
2月5日(木) 晴れ

仕事三日目。今日は、実際に授業で、生徒達に実習の説明をした。
実習は、インターホンで来客と話した後、インターホンに付いているボタンを押すことで家の中から門を開けるシステムを、実際に受話器とか電子ロックを使って配線・構成する、というもの。始めシルビアの説明を聞いていたが、いきなり「シンヤ、次のグループに説明してね。」と言われた。おいおい、全く無茶言うよ。回路も今日初めて見た回路なのにさ。何よりスペイン語の専門用語をまだ全然覚えてない。まぁ、シルビアの助けを借りて何とかしたけど。明日からは本格的に色々やらされそうだ。
それにしても、生徒達は俺に興味深々だ。「何でここに来たんだ?」とか「どんなことを日本でやってたの?」とか「スペイン語はどれくらい勉強したのか?」とか「今どこに住んでるの?」とか、シルビアがいなくなったスキに俺に矢継ぎ早に聞いてきた。彼ら若者の話すスペイン語はメチャクチャ速くてついていけない。何度も聞きなおしてやっと分かる、って感じ。だけど、彼らは俺に対してフレンドリーだったので会話するのが楽しかった。俺も奴らに「ここを卒業したら何になるんだ?」って聞いてみたら、答えは、電気関係の企業に勤めるか、電気屋を始めるか、ってことだった。一応将来のビジョンはあるみたいなのでホッとしたよ。
実習後にみんなに「Gracias, hasta manana!(ありがとう、また明日!)」って言われると、さすがの俺でもうれしくなったね。

で今日気づいたこととしては、シルビアが、生徒を呼ぶときに、必ず敬称の「Sr.(セニョール)」をつける、ということ。
「セニョール・アルバレス」とか「セニョール・ガルシア」とか「セニョール・デルガド」とか。こっちでの生徒と先生との関係が垣間見えたよ。生徒に対して敬意を表してるってことかな?ただ、こっちでは、先生は絶対に子供に手を上げちゃいけないそうだ。生徒を殴ろうものなら、その親から痛烈抗議が来て、その先生は辞めなくちゃいけない場合も多いとか。だから、協力隊では小学校とか幼稚園の教師が多いんだけど、ここエクアドルでは生徒に手を上げることは「なるべくやらないように」と釘を刺されている。
言い換えれば、普段から甘やかされて育てられてるわけよ、こっちの子供は。これは良くないね。俺が教師だったら悪いことした奴は絶対叩くけどね。子供ってのは基本的に悪いことをしたがる生き物なんだから、それくらいして身体で覚えさせないと、子供は増長するばっかりで、ちっとも「我慢すること」を覚えないし、「何やってもいい」みたいなことになったらそれこそ大変だ。将来の国を背負ってたつ子供達の教育こそ急務だっていうのに。もっとも、その分親が家で十分厳しければいいんだけど。少なくとも日本じゃ最悪に甘やかしてるでしょ、最近は。日本の将来、危うし!

まだここSECAPの生徒はマトモだからいいけど。

話は変わって、今日の夜断水した。エクアドルに来て以来初の断水だ。この一帯がすべて断水してるそうで、いつ復旧するか分からないんだと。全く水がないってのはツライ、ってことを実感したよ。何しろ「大」をした後にはじめて水が流れないことに気づいたからね!
これからは常に非常用の水を確保しておかねば。


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