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エクアドル日記(2004年3月)
3月26日(金) 晴れ後曇り時々雨
今日、ついに実習の授業中、俺の強烈な蹴りが生徒の一人、セニョール・デルガドの背中にまともに入った。
今までにも実習中にあまりに態度の悪いやる気のない奴は、俺の(軽い)体罰の餌食になっていたが、ついに本格的な蹴りが入ったのだ。
デルガドは、このクラスで最も落ち着きのない生徒だ。実習中は色んなところを歩き回るし、集中力はないし、自分で考える前にすぐ質問するし。だが勉強が出来ないわけではなく、ズルとか悪質なことをする奴ではない。とにかくおしゃべりなので、生徒の中では俺が一番話す奴でもある。
今日は奴が何度言ってもおしゃべりを止めなかったので、ついに俺の黄金の右が炸裂したわけ。もちろん、これは他の生徒に対する見せしめの意味もある。とにかく先生はナメられちゃいけない。特にここでは俺は今のところスペイン語も話せないし、なかなか威厳を見せつけることが出来ないので、この初めの肝心の時期、「悪」に対しては多少の恐怖政治もやむなしってわけ。
ということで蹴りが入った直後、教室は水を打ったように静かになった。同僚のシルビアもビックリしたようだったが、何も言わなかった。
だけど、今日の授業が終わる頃には、デルガド含め、奴らはもういつもの調子に戻っていた。
「プロッフェ、日本の歌歌ってよ。」とか
「バイレ(ダンス)は好きか?今度ディスコテカ(ディスコのこと)行こうよ。」とか。
(実は以前、日本の曲を歌ってくれって言うから、スピッツの曲をちょっとだけ歌ったんだよね。そうしたら「もっと歌ってくれ」ってうるさいのよ、最近。まぁ、ロックスピリッツをエクアドルに広める上では掴みはOK、といったところなんだけどね(笑)。)
だが、今日の一蹴りで、確実に奴らの中に恐怖心が植えつけられたのもまた事実(なはず)だ。アメとムチの使い分け。なだめてすかして、何とかヤル気を持たせて集中させるようにしないといけない。それにしても、17歳にもなってる生徒にこんなこと考えなくちゃいけないとは、「さすがエクアドル!」と言うべきなのか。
ここエクアドルでは、先生が生徒を叩くことまずないため、「小学校では絶対に体罰をしてはいけない」と言われている協力隊員。そんな「甘やかし」だからダメなんだよ。俺は容赦はしないさ(笑)。
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