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エクアドル日記(2004年11月)
11月3日(水) 晴れ(ビルカバンバ)
朝、宿でデジカメのバッテリーを充電してる間、空を見ながらハンモックでボーっとしてる。やがて充電も終わり、チェックアウトして外に出る。
ビルカバンバ。何もない。セントロは、今まで行ったどの街より小さい。暑いくらいの日差しの中、セントロをはずれて歩き出した。道は、一応ある。ずんずん歩くと、すぐに田園風景というかいつものように遠くに山を見ながら近くには畑とか原っぱとか空き地が広がる、そんな風景になる。やがてビルカバンバのはずれであろう、村の入り口を示す門にたどり着いた。門の外には、比較的大きな幹線道路が走っている。
再びセントロに戻る。この村は乗馬できることで有名だそうだが(現に馬を2頭連れたおじさんが馬に乗って軽快に去っていく姿に遭遇した)、別に俺は乗馬に興味はないし、となると何もやることがない。
ビルカバンバ写真集
午後、ロハ経由でクエンカに戻る。ロハを出たのは夕方5時。クエンカまで4〜5時間の道のりだ。
やがて外は夜の闇に包まれる。照明の落ちた夜のバス車内は、真っ暗で死んだように静まり返っている。前の座席の10歳くらいの女の子だけが、車内に流れるラテンポップヒット集に合わせて歌っている。それにしても次々に流れてくる曲全部を知ってるとは驚きだ。
車内は満席の上、通路にも座れない人がびっしりと立っている。立っている人たちは、生きているのか分からないほどじっとしている。一刻も早く目的地に着いてくれとの一念だけで立っているのかもしれない。
外は、真っ暗な闇。しかもガラス窓が露で曇っていて外の様子は全く分からない。もっとも、窓が曇ってなかったとしても、そこは光るものが何もない、山と荒野が広がっているだけで何も見えないのだが。
こんな寂しくて気だるい車内に、ロックをガンガンにかけたい衝動に駆られる。ただでさえ疲れていて、だけど眠ろうにもなぜか眠れなくて、外を見ても何もなくて、シートに座っているケツは痛くて、もうどうしようもないバスの中。気持ちも身体も苦痛にさいなまれているような。思えばバスに乗っていてこんな苦痛を感じるのは珍しいことだ。とにかく今は、何かアドレナリンの元が欲しい。ピストルズでもクラッシュでもジャムでも初期のXTCでもライドの轟音ギターでもラモーンズでもブルーハーツでも、何でもいい。とにかくビートの効いたロックを聴きたい。心にエンジンをかけるために。
夜10時半、5時間以上かかってようやくバスはクエンカのテルミナルに到着した。もう路線バスはないのでタクシーで帰ろうとするが、値段を聞いたタクシーの運ちゃんが2人とも横柄な態度だったので、カッとなって歩いて帰ることにした。疲労はピークに達していたけれど。家到着、夜11時過ぎ。
今日でエクアドル版大型連休、初の5連休が終わった。クエンカ祭りに始まり、ロハ、サモラ、ビルカバンバと回った旅も終わり、明日から再び仕事。
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