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エクアドル日記(2004年11月)
11月12日(金) 晴れ

5時に学校を上がりバスでクエンカのセントロへ。

クエンカセントロ

信号待ちで停車中の車に座っていた子供が、歩いている俺を見て叫ぶ。
「ジャッキー・チャン!!」
さらに5分後、他の停車中の車の運転席にいた20代中盤くらいの男が、やはり俺を見て俺に聞こえる声で言う。
「中国人!」
俺はそれに過剰に反応した。
「お前はアホやな!それともクレージーか?」
と大声で奴らに向かって叫ぶ。セントロを歩く人々は何事かと視線を向ける。車に乗っていた男2人組は、怒りもせずむしろ苦笑を作りながらそのまま車で去っていった。バカめ。

どうも虫の居所が悪かったらしい。反省反省。だけどいつまでたってもこの、通りすがりに「チーノ(中国人)。」って言われることにはなかなか慣れない。ほとんどの人間(エクアドル人)が俺たちを見たとき実際に口に出して言わないまでも、心の中で思ってるんだろうから、これって怒ってもしょーがないとは思うんだけどね。
今まで多くのエクアドル人にこのことについて聞いたが、彼らの答えは決まってこうだ。「決して中国人に対する差別意識などない。ただ単に知らないだけだ」と。彼らにとっては、東アジア人はみんな一緒。中国人だろうが韓国人だろうが日本人だろうが、彼らの目には「中国人」にしか映らない。何しろ、中国も韓国も日本も、全部同じ国だと誤解してる奴が多いのだ。しかもここエクアドルではめったにお目にかかれない珍しい存在なので、どうしても注目せざるを得ないんだろう。
確かに、彼らの対応はどれもこれも判を押したように同じなので、彼らが言う通り差別意識などないんだろう。だが、言われた方は、どうしても彼らが自分のことを「見下している」と受け取ってしまうのだ。彼らにそういう気がないとしても。そんな時、いつもこう思ってしまう。
「オメェらエクアドル人なんか、ただの負け犬じゃネェか。」
まぁ、こんなこと言ってもしょうがないんだけど、いつも不快にさせられるのは確かだ。奴ら、心の中で「中国人」って思ったとしても、口に出さなけりゃいいのに、って思うんだけどね。彼らに悪気がない以上、もっと広い心を持たんとアカンね。

今週、クエンカは暖かい。


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