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エクアドル日記(2005年2月)
2月7日(月) 晴れ
カルナバル2日目。今日も家に引きこもって創作活動と読書に従事する。外では水の狂宴が繰り広げられていることを想像しながら、心は平静に。
家族達は昨日、今日と昼間から夜にかけて外に出かけている。俺がカルナバル期間は外出予定なし、と告げると、カァちゃんは俺に自炊するように頼んだ。昨日はトゥルーチャ(マス)の焼き魚を昼、夜と食った。そして今日の昼は、チキンライス風チャーハンを作った。
トゥルーチャ(マス)
チキンライス風チャーハン
俺はもうかれこれ10年以上一人暮らしをしている。もちろん料理の一つや二つくらい出来る。だが、料理に時間をかけるより他にやりたいことが山ほどあるので、料理に傾注したことは今まで一度もない。外食するか彼女に作ってもらうか、楽な食糧摂取方法を心がけてきた。さらには最近は便利な世の中になったもので、スーパーはおろかコンビニでまで「出来合いの惣菜」を売っている。これをいくつか買えば、家で米を炊くだけで何となく普通に見える食事が出来てしまうのである。
ここエクアドルに来てからは、ホームステイなので自炊することは少ない。だが、時々家族が旅行に出かけるときなど、外食のほかに自炊することもある。こっちのスーパーでは「出来合いの惣菜」は売っていないから、勢い自分で本当に料理することになる。
思えば、協力隊員の男は、料理上手な奴が多い。駒ヶ根の訓練所では『お前の職種は「家政」じゃないのか?』というくらいの、料理人と見まごうほどの腕前の自動車整備隊員がいたし、エクアドルでもクエンカ近郊にいる男性隊員は料理が上手いし、進んで料理する奴が多い。「協力隊員」という一般のイメージを考えれば、「途上国で生き延びる」ための調理技術を持っている、ということはごく普通なのかもしれない。
それにしても料理には時間がかかる。野菜一つ茹でるのにも30分くらいはかかるし、カレーなんか煮込むのに相当の時間がかかる上、煮込めば煮込むほど美味くなる、ときてる。他に色々やりたいことがある俺には、こんな時間をかけるくらいなら外食しようとか、レトルトカレーで済まそうとかいう気になってしまう。
だが、料理の好きな奴の気持ちも分かる。要は料理も「クリエイティブな仕事」なのである。レシピ本通りに材料と調味料を揃えてその指示通りに調理することを「クリエイティブ」とは決して呼ばないが、自分の創意工夫を凝らした料理をする分においては、何か新しいものを作り出す、という「創作の妙」が実感できるのだ。出来上がったものが美味ならなおさらである。だとすれば、曲を作るのも映像作品を作るのも、文章を書くのも、料理をするのも、同じということになる。
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