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El Ambiente
環境
(本ページは、随時更新します)
★ダニ(ノミ)
(2005年4月記)
クエンカは暑くないので熱帯特有の蚊はいないが、なぜかダニが多い。いや、ノミかもしれない。こいつらに取り付かれるととんでもなく厄介なことになる。
通常は、奴等は寝床に隠れている。毛布なのかシーツなのか、どこかに潜んでいる。夜俺が寝床に入ると、奴等はワラワラと動き出す。刺されだすと痒みが止まらない。掻いても掻いても収まらないどころか、さらに痒みが増すというアリ地獄状態である。疲れている時は痒みが感覚上に顕在化する前に眠れてしまうが、そうでないと一晩中この痒みに悩まされることになる。
そして次の日の朝目が覚める。ベッドに一体何匹いるのか分からないが、体中から痒みが湧き上がってきて、最低でも10箇所、多い時は20箇所をくだらない痒みが襲ってくる。一箇所掻き始めると連鎖反応のように他の刺された場所が疼いてきて、次から次へと場所を変えて掻き続けることになる。腹、わき腹、腕、太もも、ふくらはぎ、すね、かかと、手足の甲、手指足指、局部付近、局部、尻、背中、首筋、と奴等はどこでもお構いなしに刺しまくる。『そこに山があるから登る』ならぬ、『そこに皮膚があるから刺す』というけじめのなさである。痒いので色んなところを掻いているうちに、刺された箇所がうっ血してきて内出血状態になり、さらに掻きすぎると傷口から出血する。局部の周りは奴らが好んで刺す箇所であるが、パンツの中に手を入れてボリボリと掻く姿は、何とも情けないものがある。もちろん人前では決して出来ない。だがこのボリボリ掻くということが、非常に快感である。あまりに気持ちいいので、ずっと掻き続けてしまう。「痒いところを掻く」という行為により感じる気持ちよさは、人間が感じる快感の中でも一二を争う快感だと思うのだが、皆さんはどうお考えか。であまりに気持ちいいので知らず知らずのうちに出血するまで掻いてしまい、逆に非常に痛い思いをすることもしばしばである。また、年がら年中掻き続けていなければいけないというわけではなく、服の下に患部が隠れている時は大抵痒みは治まっていることが多いが、服を着替えたりする時に患部が空気に触れるともうイチコロに痒みが始まる。空気と痒み神経との不思議な化学反応である。
もう一つこのダニ刺しの特徴は、その痒みが長期間続くことである。1週間は掻き続けることを覚悟せねばならない。毎日新しい場所を刺され続けていると、他の場所を掻くことによる刺激だろうか、古い刺され場所もずっと収まらずにいつまでも掻き続けることになる。痒みの連鎖反応とでも言おうか。これが非常に悩ましい。蚊に刺された時には1日くらいで痒みが治まるのとは対照的である。
刺されてしまった時は薬を塗ってもいいが、日本のキンカンは効かない。一瞬冷んやりとするだけで、痒みは全くなくならない。こっちには虫刺され用の薬としてジェル状の透明な青色をした塗り薬があるのだが、これはまずまず効く。まぁ、俺の場合はよほどほうぼうが痒くて我慢できない状態にならない限りは薬など塗らない。快感に任せて掻き続ける(笑)。
このダニ(ノミ)撃退策としては、シーツから毛布からすべて洗濯するしかない。または日本で言うとバルサンのような薬をベッドの下で焚くこともある。実際に俺がホームステイ先に来てしばらくダニに悩まされていた時は、俺が出勤している間にカーちゃんがこれをやってくれて、その夜から快適なダニレス生活を送ることが出来た。それでも、どこからやって来るのか、その後今まで何度も新たなダニ発生に悩まされている。その度に一斉洗濯により奴らを消滅せねばならない。
それともう一つ注意すべきは、このダニというのはエクアドル中どこにでもいて、旅行時に安宿に泊まると、その粗末なベッドに乗っかっているいつ洗濯したのか分からないような汚いシーツや毛布の中に、かなりの確率で潜んでいるということである。こういう宿では、夜寝ていると体中に痒みが湧き上がってくることがしばしばである。こうして旅行中に服に付いたダニをクエンカまで持ち帰ってきて、自分のベッドに移植してしまう、というおぞましい展開が待ち受けているのである。また本当かどうか分からないが、一説によれば長距離バスのシートにもダニが潜んでいて、バスでダニをもらうこともあるとか。だから、旅から帰ったらすぐに衣類をすべて洗濯することが重要である。
ということで以上ダニ刺されの傾向と対策について述べてきたが、今後協力隊を志している人がひょっとしたらこのページを読んでいるかもしれないので、そういう人に最後に一言アドバイス。
「ダニやノミや虫に刺されたくらいで大騒ぎするような人は、協力隊に向いていないので、やめたほうがいいでしょう。ダニやノミとの共同生活は、衛生事情の悪い途上国での宿命です。奴らに刺されても気にしない気にしない。しばらく掻き続けてほっておけばいつの間にか治ります。(ただし、蚊の場合はマラリアやデング熱の恐れがあるので気をつけましょう。もっとも、アフリカの隊員はよくマラリアにかかってるし、俺の同期隊員でも中米に行った奴がすでに2人もデング熱にかかってるけど、通常の治療を受ければ死ぬことはないようなのでご安心を)」
★高地の生活
インガピルカ遺跡から見た山と空と雲
(2005年5月記)
クエンカは、西経約79度、南緯約3度、標高2500mにあるエクアドル第3の都市である。つまり赤道直下の高地である。南米大陸の西側を高層に貫く南米の屋根・アンデス山脈の真っ只中の高地なので、赤道直下でも全く暑くない。一番暑いときでも35℃まではいかないだろう。
さて、私はこのような高地で生活するのは初めてのことである。日本では高地の生活は富士山の山頂観測所にでも住まない限り体験することが出来ない。茅野市で標高1000m、昔社会の時間に習った、キャベツの取れる野辺山高原で1300m程度である。
さて、高地に来て身体に何か自覚できるような変わったことがあるだろうか。以下に挙げてみる。
(1)放屁。とかく体内にガスがたまりやすい。
(2)息切れ。当然。空気が薄い。上り坂、登り階段が特に効く。
(3)超高速日焼け。標高2500mの紫外線は驚くほど強烈。外で日を浴びていると、あっという間に焼ける。
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