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日記
(2007年1月)
2007/1/20 (Sat.)

納豆非常事態宣言

街から納豆が姿を消した。
一体どうなってる?どこのスーパーからも、コンビニからも、納豆が姿を消した。どこに行けば納豆が買えるんだ?
なんでも、『あるある』だか『ためしてガッテン』だか知らないが、どっかのテレビの情報番組で「納豆でやせる!」的扇動放送をしたら、世間から納豆が消えたのである。つまりみんなアホみたいに納豆を買っているのである。お前ら、ほんまアホか???

スーパーの納豆売り場、すっからかん
(『TV番組のせいで品切れ』の表示あり)

僕は、先日5件くらいコンビニ、スーパーを回ってすべての店で納豆が見当たらなかったのでこの異常事態に気づいた。そして今日もどこに行っても納豆は売り切れ状態でただの一つも売っていない。こんなことは日本現代食品流通史上初めてのことだろう(笑)。納豆がどこにも売っていないなんてことは、生まれてこの方一度も経験したことがない緊急事態である。いつもだったら豆腐の横あたりに、通常品から小粒、ひき割り、3パック98円の安物から1個199円の高級品まで山のように積まれているのに。この状況に納豆業者はうれしい悲鳴だろうが、僕のような納豆好きの消費者はたまったもんじゃない。

本当に日本人は情報の奴隷になってしまった。テレビのようなマスメディアが言っていることはすべて本当だと信じて鵜呑みにしてしまうのだ。”メディア情報”という形で提示されると、テレビであれ新聞であれ一粒の懐疑心も持たずにコロリと信じてしまう。テレビの釣り番組で、散々苦労してやっとのことで釣れた魚が、死んだ魚に見えたことがみなさんにはありませんか。
「わぁ、最後に釣れて良かったねぇ。苦労した甲斐があったわ。」
なんて言ってるんじゃないでしょうね。それこそテレビの術中にはまっているのである。テレビなんてものは”テレビ的”という言葉があるように、画面から受け取ることが、実際には作られたものだったりまったく違っていたりするものである。テレビとは”欺瞞の詰まった箱”なのだ。こんなことはいまさらだけど。

そういえば昔はテレビのゴールデンタイムなんていうものはニュースかドラマかクイズ番組しかなかったが、最近は『あるある』や『ためしてガッテン』に代表されるいわゆる毎日の生活に役立つ色々な分野の情報を科学的見地から紹介した(と見せる)情報番組が多い。
今回は納豆とダイエットが結びついた。ダイエットがらみというのは最強の販促アイテムである。以前にも書いたが、どんな商売でも『ダイエット』、『痩せられる』というマジックワードを付加すれば売れるのである。納豆ダイエットでも痩せられる音楽でも痩せられる布団でも痩せられる時計でも痩せられるギターでも何でもいい。何でもいいからダイエットにすれば売れるのである。それほど人々の痩身願望が強いのである。情報の真偽に対する冷静な判断力を失わせるほどの欲望なのである。そして最近の傾向としてこれは女性だけではなく男性もそうなってきているようである。僕の職場でもメタボリック症候群に悩む課長と部長がそろってこの納豆ダイエットを始めたようである。何でも『あるある』によれば、有効菌の繁殖を促すために納豆は「かき混ぜてから20分間置いて」おかなければならないそうで、部長などは会社帰り、最寄駅に着いたら奥さんに電話して、
「今から帰るから納豆かき混ぜといて。」
と指示を出すそうである。

ただ、テレビの情報に完全になびいて鵜呑みにしておきながら、その情報が間違っていたと分かったときの人々の憤怒というのは凄まじい。インターネット上に氾濫するあらゆる誤情報に誰でも簡単にアクセスできる今の時代、特にマスメディアは自身が垂れ流す情報に対する責任がより重大になったことは間違いないが、一般人はメディアに対して怒る前に、自分が情報を批判精神なくメディアの言っていることだからって簡単に信じ込んでしまったことをまず反省した方がいい。モノを言うのなら、情報源は一つだけじゃ心もとない。例えば小林よしのりがこう言ってるからってそれだけで彼の言うことを信じるのはまだ早いのである。色々なソースから多角的な情報を得てこそ、初めて自分なりの考えの論拠を構築できるのである。

とまぁいろいろグダグダ言ってきたが、とにかく今僕の言いたいことはただ一つ。
”俺に納豆を食わせろ!!!”(大槻ケンヂの声で)

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