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日記
(2013年11月)
2013/11/22 (Fri.)

電車が遅れる

最近、電車が遅れることが多い。遅れる一番の原因は、人身事故。今日は鎌倉で人身事故が起きたようで、横須賀線・総武線が朝から大幅に遅れていた。朝僕が乗った電車は、通常40分のところを1時間30分もかかった。途中新小岩駅や錦糸町駅の手前でずっとストップする。錦糸町の手前では30分くらい止まっていた。しかもその間、どういう状況なのかのアナウンスが一切なし。電車は満員。乗客たちは次々と携帯で会社に電話をかけ始め、今日は遅刻することを連絡している。
ここで、誰かがトイレにでも行きたくなったのか、窓を開けて外に降りようとしたらしい。車内アナウンスが入る。
「線路に下りるのは危険です。電車の外に絶対に出ないでください」
いや、もちろんその通りなんだけど、満員電車でこの先どうなるのか分からないまま30分も止まってたら、そりゃ外に出たくなる気持ちも分かるだろ?トイレに行こうにも身動きできないんだからさ。もっとさ、現状についての説明をしてくれよ。じっと我慢して乗っているのはさすが日本人だけど、別に誰かが騒ぎ出しても文句は言えないよ、この状況。それとも運転手も車掌も何も状況が分からないまま、ただ前の信号が赤だから止まっているのだろうか?そんなことないだろう。無線とか電話とかで状況についてのやり取りをしているはずだ。
過密ダイヤの影響もあるのだろうが、なんか、日本の「電車は時間通りにきっちり運行する」という神話は、もう過去の話になりつつあると感じる。それくらい最近は電車の遅延が多い。
2013/11/16 (Sat.)

元バイトの同僚との飲み会@武蔵新城

学生時代に働いていた塾で一緒にバイトしていた後輩と教え子達と飲んだ。場所は塾があった川崎市の武蔵新城。教え子の女子の一人は妊娠していて、おなかが大きくなっている。予定日は来月だそうだ。
時は流れる。中学生だった女子が、もう母親になるのである。
2013/11/8 (Fri.)
元同僚との飲み会@新宿

前の会社の後輩達と新宿で飲んだ。仙台で一緒に働いた奴らなので、気を効かして牛タン屋を予約してくれた。しかも僕の新しい門出を祝い、おごってくれた(笑)。できた後輩を持ったものだ。
2013/11/2 (Sat.) 〜11/3 (Sun.)

久留里線の二両編成

岡から借りたテントを建てる。フライシートが小さい。

雨ですることがないのでトランプ

かまど番長ももちゃん ⇔ 網に乗せたさんまを直火に投入

夕食タイム。炊事場にて。 ⇔ 水炊き色々鍋

やっぱり夜のトンネル

ホテル亀山城の看板。矢印は真っ暗な道へ誘導する

朝もやの亀山湖ボート乗り場

問題の朝食。鍋の残りにご飯の残りを突っ込んだものの、雑炊だかおかゆ
だか分からない。一番の問題は、味付けと具と米のバランス。

猪ノ川。割と深いところが続出、水着を着てないため突破に苦労する

淵を巻いて山の急斜面を登ったはいいが、今度は下の沢に降りられなくなる

この急斜面を林道まで登る。上に白く見えているのが林道のガードレール

林道 ⇔ 色づき始めた森

猪ノ川の黒滝。黒光りしてうねる地層に、白い水筋が映える、圧巻の滝。
滝上の人影から、その大きさが分かる

黒滝の全体像。右と左に水が落ちる。中央部は斜面が緩やかになっている

道の駅「ふれあいパークきみつ」の卵売り場。 
⇔ アロウカナの青い卵。1パック430円

幸運の鐘

笹川の洞窟の滝。トンネルの中を何段にも分かれた滝が水を落とす

絶好の遊び場、四角い池

亀山湖畔キャンプ

11月。もうすっかり虫の声も途絶えてしまった。季節が冬へと加速する中、3連休の始めの二日で、再びキャンプ場キャンプを敢行する。
参加者は6人。僕、コンスケ、コンスケ娘のほなみちゃん(小4)、裕助、ベボ、ベボ娘のももちゃん(高1)。

今回は亀山湖畔の稲ヶ崎キャンプ場。3連休で、昨今はキャンプブームでもあるのか、テントサイトは満サイトで取れず、オートキャンプ場の最後の一区画が残っていたのみで、仕方なくオートキャンプ場を予約。

2日土曜日、いきなり天気が悪い。天気予報は悲観的だ。朝9時にコンスケ親子がうちに迎えに来て、キャンプ用品を僕のインテグラからコンスケのNBOXに積み替え、裕助を乗せて南へ向かう。
ホンダNBOXは軽だが異様に広い。昨今の軽自動車は、価格や燃費のみならず、居住性まで抜群だ。猫も杓子も軽を買う訳が分かる気がする。難点は高速走行性能(長距離運転性)と収納だろう。裕助は僕に「車を買え買え」と口うるさく、軽でいいじゃん、とこともなげに言う。もちろん僕には車を買う気はないが、軽の場合は長距離高速性能が難点だ。何しろ僕は遠出ともなれば一日1000kmくらいは軽く走るので、軽だときっと辛い。時速100〜120kmくらいで長時間疲れずに安定走行できる車がいい。

11時過ぎに例の久留里吉田屋に到着、買出し。今晩の食事は鍋。名づけて水炊き色々鍋。それにさんまを3尾買う。今日の昼飯はやはり298円進化した鮭弁当。

ついに雨が降り出す。稲ヶ崎キャンプ場到着は12時半。ベボとももちゃんは道に迷ったそうだが先に到着していた。
管理棟で受付を済ませると、雨なのでどこにも行く気がしなくなる。
とりあえずテントを建てる。岡から借りたテントと、ベボが持ってきたテントの二張り。いずれも4人用くらいの小型テントだ。
岡のテントは、1989年と翌1990年に小櫃川(七里川)を遡ったときに使って以来、岡の家の物置に眠っていた。とういうことは23年ぶりに使用することになる。
テントを袋から取り出す。何か変なものが出てくるかと思ったが、出てこなかった。ことのほかテントはきれいで、カビなんかも発生していなかった。
だがこのテントのフライシートが短いことに一同愕然とする。フライがテントを十分に覆ってくれないため、フライから垂れた水がテントにかかってしまうのだ。これはいただけない。設計ミスじゃないか。案の定、テントには水が浸入してきた。雨がこれ以上強まらないことを祈るしかない。

テントを建てるといよいよすることがなくなった。天気がよければどこか川にでも行って遊びたかったのだが雨ではそれもままならず。
結局、管理棟のテーブルで、みんなでトランプをすることにした(笑)。
ババ抜き。ババ抜きだというのに、みんなの手札が少なくなってきて、誰がジョーカーを持っているかが分かってから、ほなみちゃんが恐怖心で震え始める。そして、彼女は隣の僕からババを抜き取ったら、泣き出してしまった(笑)。何という分かりやすさ。
だがババはその後もほなみちゃんからベボ、ももちゃんと転々とし、結局裕助が負け。
で次はほなみちゃんが「もうババ抜きはやりたくない」というので、七並べをすることに。久しぶりにやったがなかなか盛り上がる。何度か繰り返し七並べを楽しむ。

トランプも飽きた。することがないのでちょっと早いが炊事に取り掛かることにする。午後4時半。
学校の野外活動ではかまど番長だったというももちゃんが、率先して火を起こす。着火剤使用とはいえ、なかなか上手い。さすが祖父がボーイスカウトの隊長だっただけある。ちなみに、ベボの父、ももちゃんの祖父は、その昔、僕が所属していたボーイスカウト千葉15団の隊長だった人だ。その血を受け継いでいるかどうかはよく分からないが。

飯ごう2つで米を炊き、水炊き色々鍋を煮る。さらに管理棟から網を借りてきて、さんまを直火で焼く。そしてアルミホイルに包んだサツマイモを火に投入、焼き芋に仕立てる。
まずまず順調に調理は完了した。午後6時過ぎ。もう外はすっかり暗くなった。

テントサイトは雨だしテーブルもちょっと狭いので、僕らは電灯があり屋根のある炊事場でそのまま食事することにする。幸いにも他の人たちはほとんどいない。というか炊事場で炊事をしている人がほとんどいない。みんなコンロかグリルを持ってきてテントサイトで調理しているのだろうか。それとも僕らが早く炊事しすぎなのか。

水炊き色々鍋はことのほか美味くできた。というか特に味付けはしてないので、味に対する苦情は出ようがない。内容物として、野菜類(白菜、ねぎ、ジャガイモ等)、キノコ類(えのき、まいたけ等)、たらの白身、鶏のつくね、豚肉等がけんかすることなく、なかなかまとまっている。ごった煮な割りには成功だ。ポン酢でこの鍋をいただく。美味い。
そしてさんまもよろしい。直火で火の調節が難しかったものの、まずまずの焼け加減だ。
何度も鍋をお代わりし、腹は一杯になった。それでも飯ごうの米はみんなで1つ分とちょっとしか食べ切れなかった。残った米は明日の朝に雑炊で使うことにする。

飯を終え、片付け物を終えると再びすることがなくなる。そこで19時半、恒例のナイトウォークに出かける。幸い雨はやんだ。今日は空が曇っているので星は見えない。稲ヶ崎キャンプ場の周りには遊歩道はないため、国道465号まで出て、さらに普通の舗装道路を北に上がっていく。ごく平凡な田畑と住宅だ。霧がかった道に街灯の光がぼやっと広がる。

再び怪しいトンネルが現れる。夜のトンネルのナトリウムランプは幻想的だ。誰もいないオレンジの半筒状空間が僕たちを別次元の世界へと誘う。

トンネルを抜け現実世界に戻ると、「ホテル亀山城」という巨大な看板が現れた。矢印で示された道は真っ暗。街灯の一つもない。ここは当然行くでしょう、ということで怖がるももちゃんを尻目に、僕と裕助が先陣を切って歩き始める。真っ暗。ライトがないと暗すぎてちょっと歩けない。落ち葉で敷き詰められた雑木林の坂道をしばらく上がると、高台の上に大きな建物があった。城のようには見えなかったが、これがホテル亀山城。あまりに暗い道を登ったので、もう営業を停止した廃ホテルなのかと思ったら、今でも普通に営業中のようである。懐中電灯を持った怪しい一団が来たからか、ロビーから従業員と思われるおばさんとおじさんがこちらを観察している。

僕は廃ホテルの肝試しを期待していたので、若干がっかりした。だが、こんな場所でホテル営業が成り立っていることに感心もする。きっと経営はそれほど楽ではないだろう。明るくなれば、ここから見渡す亀山湖の風景はきっと抜群なのだろう。

別の坂道を降りると、さっきくぐったトンネルの前に出た。ここからは上総亀山駅への看板が出ている。

キャンプ場に戻ったのは午後9時前。ラジオで日本シリーズを聞きながらベンチで酒を飲む。ももちゃんとほなみちゃんが一つのテントに入る。ベボは寝袋を持ってきてないので、コンスケの車で寝る。
僕と裕助とコンスケはしばらく外で話をする。ラジオでは日本シリーズ第6戦で楽天が敗退。「マー君で日本一」の目論見がもろくも崩れる。明日は何とか勝って欲しい。
夜10時、キャンプ場は消灯の時間。テントに入る。しばらく3人で今後の人生について語り合う(笑)。11時頃、眠りにつく。
雨が時々テントにパラパラと落ちてくるが、きっと頭上の木から落ちる雨粒だろう。明日は雨が降らないことを期待する。

11月4日日曜日。
朝6時に起きる。雨は上がっていた。辺り一面白いもやが立ち込めている。すがすがしい朝ではなく、寒々しい朝だ。
亀山湖は、湖面一面がもやで覆われ、幻想的な様相だ。そんななか、朝まずめを狙って釣り客が続々とボートに乗り込んでいる。

朝食は、昨日の鍋の残りにご飯の残りを投入した、「オヤジ風おじや」。だがこれがよろしくなかった。よくない理由は以下である。
@具が少なく米が多過ぎ、バランスが悪い
A味がほとんどない

@は、昨晩思いのほか鍋が売れて、具材を投入しつくしたあげくにほとんど食べてしまったことが誤算。
Aは、当初計画では味噌味にしようと思ったのだが、わかめを投入したところで味見すると結構塩味がついていたので、「これでいいのではないだろうか?」という何となくの結論に達してしまったのが敗因。

これを食べるみんなの表情は冴えない。美味くないのだ。僕は3杯お代わりし、ほなみちゃんも小盛りながらも2杯食べていたが、他の人はそそくさと箸を置いていた。ももちゃんに至っては、大好物だというチキンラーメンを作り始める始末。
この朝食の失敗は、次回以降の大いなる教訓として刻まれることとなった。まずは米を炊く量をもっとセーブすべきだということ。冷えた米はなかなか調理が難しいので、夕食で食べきれるだけの米のみとし、翌日の朝食は目先を変えてもっと軽めの麺などでよかろう、ということだ。

さて、朝食後、テントを畳み、9時ごろにキャンプ場を出発。
猪ノ川の黒滝に行くことにした。
猪ノ川は、以前8月に遡行した桑の木沢が流入している川で、桑の木沢の時と同様、折木沢橋を渡って林道をさらに奥に進む。亀山湖キャンプ場の分岐のところにある駐車スペース車を置き、ここからは歩く。

で僕は一人で沢靴に履き替え、川に降りた。他のみんなは林道をそのまま歩いていく。僕は猪ノ川沿いを遡ることにした。
川に降りるところが結構水が深い。ジーンズをまくり上げるが太ももくらいの深さまで水に浸かってしまい、ジーンズが濡れる。
ここから河原を歩いて川を遡る。11月の水は冷たく、ところどころに深い淵が目の前に立ちはだかる。水の深さは腰までは軽くありそうだ。水着ははいてなく、ジーンズだったため、腰までの水に入ることは出来ない。よってへつっていく。へつりが難しい。岩のでっぱりがなく、足場や手場がない。奥多摩並みの難しさ。一つ間違えば、ズルっと滑って腰までの深さがある川の中に転落だ。何とか粘ってへつりに成功し、淵を突破する。その後しばらくは河原を歩く。しかし続いて現れた淵は、両岸ともへつりが厳しい。左岸の急斜面の崖の上に登って巻こうとするも、今度は沢に降りられなくなってしまった。巻いたのはいいものの、上流部で沢に降りようとしたら、ほとんど垂直で降りられないのだ。
何とか降りようとするも結局断念し、また急斜面の薮をたどって淵の下流に降りる。
越えられない・・・。大いなる敗北感。水着を着ていれば水線突破でわけないのだが、それはそれで11月の水は冷たいという問題がある。いくら房総でもさすがに11月ともなれば水は冷えてきている。
僕は諦めて、林道に上がることにした。さっきへつった場所はもうへつり戻れないので、途中の急斜面の崖を林道までよじ登る。10mくらいの急斜面、滑る。岩が出ているところをなんとか登り切る。決死の崖登り。

こうして僕は、一人ぼっちで人知れず本格的な斜面登攀やへつりをする羽目になった。猪ノ川はなかなか遡行するに楽しそうだ。次回来て見たい。だが、ここは山ビルの支配地域なので、真夏の遡行は覚悟がいる。深い淵が結構あるので、真夏は最高の季節なのだが・・・。

林道を走って黒滝へ急ぐ。一人で時間をかけて結局沢登りを断念したので、みんなが黒滝に着いてから結構時間がたっている。林道にオレンジ色をした沢蟹が歩いている。
紅葉にはまだちょっと早いが、ところどころ葉は色を落とし、黄色や茶色になっている。今月下旬から見頃になるのだろう。春からずっと房総の森を見てきたが、夏の力強い緑色と違って、日差しが弱いせいもあるだろうが、木々の緑は輝きを失いつつある。

黒滝はすぐだった。滝の先の林道は、ゲートで通行止めになっている。ここから先は東大演習林で、4月と11月の決められた時期にしか入れない。もっとも、川に降りて川を遡っていけば進入できるが。

僕以外の5人が、川に降りて遊んでいる。僕も川に降りる。

猪ノ川の黒滝

猪ノ川の黒滝は、「房総の名瀑」と呼ばれるにふさわしい威容を誇っていた。『ちば滝めぐり』によれば、滝のサイズは落差11m、幅20m以上。その名の通り、黒い壁面を白い筋が幾筋も流れ落ちる。

滝の下に降りる。滝の幅方向の中央部は、両側に比べてややなだらかな斜面となっており、ここを伝って降りられる。
下から見上げると、その壁面がとてつもないことに気づく。黒光りする岩に、うねる地層が龍のように走っている。相川の梨沢大滝も、黒光りする壁面に地層がうねっていたが、この滝はスケールが違う。何しろ幅20m以上に渡って、地層がむき出しとなった壁に水が流れ落ちているのである。芸術的な滝。
『ちば滝めぐり』によれば、この黒滝を形成する岩盤は、礫岩層と泥岩層と砂質層が固結して出来た「黒滝層」という固い岩盤で、この付近では他には見られない独特のものだそうである。自然が造る景観の驚異。

遊んでいるうちにヒルが見つかった。やはり11月でも奴らは生きてるか。

滝でしばらく遊んだ後、再び車に戻る。靴を脱いでみると、ヒルが一匹、靴下の上に取り付いていた。しかも靴下の上から血を吸って丸々と膨らんでいる。こんちくしょうが。むしりとって石ですりつぶすと、いつものようにヒルに吸い取られた僕の鮮血が飛び散る。

もうすぐ12時。駐車場で魚肉ソーセージとちーかまを分ける。前回同様、昼飯はソーセージか。
この後、道の駅「ふれあいパークきみつ」へ。ここでは地元の産物やお土産が所狭しと並んでいる。この辺りでは卵が有名なようで、ずらりと卵パックが並んでいる。なかでも「アロウカナ」という鳥の青い卵が1パック10個入り400円〜500円くらいの高値で売られている。おしゃべり好きの地元のおじさんが教えてくれる。
「まぁ、普通の卵だけどな。ハハハ」
「だけど、普通の鶏の卵とは違うんですよね?」
「まぁ、黄身も白身も濃厚な感じはするな」
「そうですか」
ベボが一パック求める。アロウカナとはどんな鳥だろう?

その他、いまB級グルメとして熱い「勝浦タンタンメン」とか、海苔佃煮、びわ餅、自然薯をはじめとする農産物などなど、房総はお土産には事欠かない。

さて、買い物も終わり、今回のアウトドア企画の目的の一つ、釣りが残った。「亀山湖でルアー釣り」というのがもっとも普通の選択肢なのだが、どうもボート代と入漁料が高いらしいので、僕らはどこかの川で釣り出来ないかを模索した。行きに「アタック25」という釣具店でミミズを買ったので、裕助がどうしても釣りをしたいと主張したのである。いやむしろ、釣りをしたいというよりも、ミミズがこのまま消費されないと、その処置に困る、というのが本音であった。
笹川湖から流れ出す川の辺りで釣りをしようとしたが、川までの道が門で閉ざされて通行止めとなっている。入漁料を払わない輩対策なのだろう。門の先を見ると、一人で陸釣りをしているおじさんがいる。門の前に車が一台停まっているので、この車の持ち主に違いない。彼はこの門を乗り越えていったのだ。僕らはさすがに乗り越えてまでやることを躊躇し、他の場所を探すことにする。

清水渓流広場という渋い公園に行く。笹川沿いの遊歩道に「幸運の鐘」という小さな鐘があり、みんなで「幸せになりますように」と鐘をつく。笹川に降りると、いきなり洞窟の中に滝が形成されて、白い水が落ちている。房総でよく見る川廻しのトンネルと滝だ。
この滝群や淵には亀の名が付けられていて、このトンネルを通称「亀岩の洞窟」というそうだ。パンフレットを見ると、「亀は北極星の分神であり、北極星の別称妙見様と北辰菩薩が亀に宿る」という怪しい文言が並んでいる。さっきの鐘といい、どうも宗教がかった演出をしている。川廻しをして田んぼを作ったという農村なので、昔から宗教的に由緒ある場所とは思えないのだが真相はどうなのだろう?
トンネルの下流側は、ナメ床のところどころがえぐれて深い淵になっている。

さて、ここでベボ親子は釣りの真似事をして遊んでいた。ルアー竿にスズキ用のルアーを取り付け、ベボはももちゃんにキャスティングの仕方を教えている。
川に魚影はない。ここは鮎釣りが出来る場所で、解禁期間について看板が立っていた。残念ながらもう漁可能期間は9月30日で終わってしまっていて、今は禁漁だ。裕助はついに釣りを諦める。

遊歩道を歩き、駐車場に戻る。頭上をとんびが滑空している。とんびにしてはずいぶんと低空を飛んでいる。人間のおこぼれを狙っているのだろうか。

15時近い。腹が減った。昼食は前回同様、魚肉ソーセージまたはちーかましか食べていない。どこで食おうか思案したあげく、結局久留里の建物奥の怪しいラーメン屋「喜楽」に行くことにする。7月に高宕川と高宕山に行った際に寄った店だ。「汚な美味い店」でテレビに出たという、あそこ。
みんなラーメン類を頼む。注文を終えると、僕以外の全員が漫画を読み始める。
しばらくしてラーメンが運ばれてくる。僕は味噌タンメンを頼んだが、まぁ、特筆すべきものはなかった。麺はインスタントのようでいまひとつ。

その後向かいにある久留里観光交流センターに入る。上総湊もそうだが、ここ久留里も水が美味しいので、酒造が盛ん。地酒が並ぶ。そして、爪楊枝も特産らしい。

ここの前に、「水汲み広場」という広場がある。寺の手水鉢のように久留里の清水が飲める場所だ。ここには小さな正方形の池があり、僕らはここでこの池を様々な方法で飛び越える遊びで盛り上がった。両足をそろえて静止した状態から飛んだり、走り幅跳びのように飛んだり。何でも遊びにする童心を思い出す。

ここでベボ父娘と別れ、コンスケ号は千葉へ。
今回のキャンプは雨にたたられたが、野外にいることが心の洗濯になる。野外でトランプするのもまた一興。

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