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ミャンマー日記(2014年4月)
2014/4/6 (Sun.)
ヤモリとトカゲ 晴れ・暑い@パアン

尻尾が長いトカゲ
 
それほど大きくないが、例の上部がコバルトブルーのトカゲ

事務所内にはヤモリが、庭にはトカゲがたくさんいる。いや、ここパアンでは、いたるところでヤモリとトカゲを見る。
トカゲとヤモリの動きの違いを発見した。トカゲは基本、直線的な動きをする。一方ヤモリは、曲線的な動きをするように見える。だがそれは錯覚で、動いているときの体のラインが、くねくねと右左にS字を描きながら動くので、そう見えるのだろう。蛇が動いているときのあの感じである。

ところで、イモリとヤモリは、「井守」と「家守」から来ていることを知った。イモリは井戸の守り神、ヤモリは家の守り神。なるほど。ヤモリは家の中を駆け巡っている。ハエとか蛾を食べてくれるので、「家守」なのだという。ちなみにイモリは井戸だけに両生類、ヤモリは家の中だけに爬虫類である。

以前にも書いたが、事務所の庭には、巨大トカゲがウヨウヨしている。とにかくでかい。大物は下手すると尻尾の先まで30cmくらいある。体の頭側がコバルトブルーをした、かなりグロテスクなトカゲである。彼らは、地面を這うだけでなく、木に登る。木のうろかなんかに住んでいるのだろうか。

庭には鳥もたくさんいるので、さしもの巨大トカゲも、割と大型の肉食鳥にはやられてしまうと思われる。庭の生態系。
2014/4/5 (Sat.)
大雨 晴れ・暑い@パアン

事務所近くの風景(パアン)

今朝5時ごろ、うるさいので起こされた。例の音楽ではない。何と、すさまじい雷音ととともに、大雨が降り出していたのだ。ミャンマーに来て初めての雨である。しかも豪雨。

この1か月強、雨は一滴も見ていない。毎日毎日が晴れである。3月は特に天気は安定していて、毎日晴れで、ここまで天気が変わらないと、天気予報は意味がないだろうというくらいの天気だった。ところが、4月に入るあたりから朝雲が広がり始め、どうも雲が発生しやすくなってきているようだ。そこでいきなりこの大雨の登場である。
「MSN世界の天気」によれば、パアンでは4月まではほとんど降水はないが、5月から一気に雨量が増えてきて、7月、8月をピークとして11月まで、正規分布的に相当な雨が降るようだ。
もうそろそろ雨季の到来である。この先の天気予報を見ても、傘マークがかなり目立つようになってきている。3月中旬までは毎日が晴れの予報だったのと様変わりしている。
雨季にどのくらいの雨が降るのか、楽しみである。何しろ、こんな暑い場所に住むのも初めてなら、乾季と雨季がはっきりと分かれている場所に住むのも初めてだ。

朝の雨は、数時間で止んだ。日の出の頃には雨は去っていた。
2014/4/4 (Fri.)
中間テスト 曇りのち晴れ・暑い@パアン

テストで作った鉄筋を手に記念撮影
 
そんな睨まんでもええのに

 ミャンマーの花形満(左)。緑色のスニーカーを履いている。
 
ミャンマーの花形満(中)。この写真だと分かりにくいですね。

今週、技術訓練学校の生徒たちは、中間テスト。理論と実技。第1期生6か月の訓練期間のうち、半分が終わったので、テストで彼らの理解度を見ようというわけである。
今日は午前中、建設サイトにて実技の試験。3人一組の9グループに分かれ、鉄筋加工とレンガ壁・柱造り。テストだけあってさすがに皆真剣だ。
一つのグループが、仲間割れしている。みんなやり方についてそれぞれ一家言持っており、どうやるかがグループとしてまとまらないのだ。他の8グループがそれぞれスムーズに仕事を進めているのとは対照的だ。
まぁ、これだけ自己主張が強いのはそれはそれでいいのかもしれない。だが、レンガ壁・柱構築作業では、このグループだけが最後まで時間内に完成出来なかった。おいおい、もめて結局完成できないというのは、やり過ぎだ。完成するための議論であるべきだ。先生方もあまりの遅さに「早くやれ」とはっぱをかけるが、一向に進め方が決まらない。彼らは、ここから何かを学んだに違いない。面白かったけど。

今日の午前中は雲が広がり、直射日光が弱いので炎天下でもいくぶん過ごしやすい。

今日はまた発見があった。というか以前から気づいていたのだが、実は一人だけスニーカーを履いている生徒がいるのだ。彼は、花形満ばりの、一部だけ異様に長い前髪がトレードマークの男である。奴は、緑色のスニーカーを履いている。だが、常にかかとをつぶして履いているので、つまりはサンダル状態である。すぐに突っかけられるサンダルのようにスニーカーを履く、これぞミャンマースタイル。
2014/4/3 (Thu.)
仏教儀式 晴れ・暑い@パアン

高僧のありがたいお言葉 
 
手を合わせる参加者たち ⇔ ひれ伏す

食事する若い僧たち。手で食べる

今日は、我々のカウンターパートである教育訓練局の先生から、仏教儀式への招待をいただいたので朝出かけた。教育訓練局の学校に通う生徒が寝泊まりしている寮で催される。この寮は、我々のオフィスからほど近く、車で5分くらいのところにある。

会場にはカレン州の州知事も来ていた。この儀式は、よく分からなかったのだけれど、どうも若者、子供たちが僧の格好をして仏教に帰依することを表明する、そんなものらしい。(※)
平屋建ての会場は、一段高くなっている舞台に袈裟を着た多数の少年僧たち(約70名)が座り、その前にソファが5台並べられ、ここに年季の入った5人の高僧たちが座る。彼らに正対するように、招待された客たちが床に敷かれたゴザの上に座る。招待客は50人くらいだろうか。おじさん、おばさん方である。

式典が始まった。まずは5人の高僧の中でも真ん中に座る、最高僧の仏典読み上げ。途中からこの最高僧が詠んだ言葉を、出席者が繰り返す形式となる。出席者は、手を合わせながら、一心不乱に朗誦する。会場は、ありがたいブッダのお言葉であふれる。区切りとなると、参加者たちは、座ったまま何度も高僧に向かって手を合わせてひれ伏す。
仏典朗誦が終わると、次は最高僧のありがたいお言葉をいただく。普通のミャンマー語で、諭すような高僧の言葉を、参加者のおじさん、おばさんたちは真剣に聞いている。時々高僧から問いかけがあり、参加者たちは口々に答える。

この朗誦は、独特の抑揚を持っている。イスラム圏のアザーンを思い出す。この抑揚とともにこの国の人たちは仏典の言葉を覚えるのだろう。

その朗誦は、こんな感じ。
仏典の朗誦

その後、参列した、州知事をはじめとする高官たちから、高僧の方々に向けて供物だか仏教にまつわる物品だかが贈呈される。ここでも高官たちは高僧たちの前でひれ伏し、頭を床につけんばかりである。この国における僧の地位の高さを垣間見る。

そんなこんなで式典は終了。

その後、僧たちの食事となる。ちなみに、ミャンマーの僧は、朝と昼の2度食事をする。朝は、托鉢の列をよく見かける。
会場の招待客はすべて退場し、台上にいた少年僧たちが、会場いっぱいに散らばり、並べられた食卓で食事を始めた。5人の高僧たちは、一つのテーブルを囲み、ひときわ豪華な食事をいただいている。

私の所属する団体が2月に行った小学校の開校式でも、朝早く僧を呼んで儀式を執り行った。儀式が終わると、僧たちに食事が振舞われる。何かありがたい言葉をいただいたら、主催者が食事を振る舞うのが習わしのようだ。

高僧たちはフォークやスプーンを使っているが、若い僧たちは、一人一人に配られたご飯の入ったおひつに手を突っ込んで、手で食べている。

食事を見ると、普通に肉や魚が出ている。後でウータントンに聞いたところ、「こちらの僧は、肉も魚も食べる。仏教には、殺生してはならないという言葉とともに、善い行いをするには、栄養を摂らないといけない、という言葉もある」とのことである。なるほど。はは。

※この儀式は、Novice Ceremonyといい、10歳〜20歳の若者たちが、一瞬僧になる儀式だそうだ。
2014/4/2 (Wed.)
眼鏡が届きました 晴れ・暑い@パアン

届いた眼鏡

一昨日から、夜、今度は暑い。熱帯夜だ。ここまで高温だとあまり寒暖の差を感じないのかと思ったら大間違い。朝方の涼しさがここ二日はないのだ。「MSN世界の天気」を見ると、最低気温が25℃となっている。つまりは日本でいう熱帯夜である。
先週は最高気温が39℃でも最低気温が(多分)20℃くらいで、朝方は寒いくらいだったと書いたが、ここにきて暑い。昼間ただでさえ暑いのに夜も熱帯夜では生きていくだけで精いっぱいだ。

さて、今日の午前中、ヤンゴン事務所経由で、実家から小包が届いた。あの、ミャンマー出発当日にZOFFで買った眼鏡である。それと、風呂場の体洗いタオル。ナイロン製のギザギザしたやつだ。ここ1か月、毎日水シャワーを浴びているが、手に石鹸をつけて、手で体を洗っている。これさえあれば、ゴシゴシと垢を根こそぎ削り取れるわけである。うれしい。
さすがにEMSは速い。おそらくヤンゴンまで1週間〜10日くらいだろう(税関通過含む)。なるほど普通の航空便よりもさらに速いと言われるだけある。値段は高いけど。

あとは2月26日、出立前日に郵便局から送った段ボール2箱はどうなっているか?1か月が経過。船便なのでまだだろうが、だけどそろそろ着かんかなぁという淡い期待もある。日本郵便のホームページで追跡してみたら、3月1日に川崎の郵便局から発送されたらしい。川崎の港から船に乗ったんだな、きっと。洋上1か月か。10年くらい前、エクアドルに船便で荷物を送ったが、5か月以上かかった。さらに、送った4箱の段ボールは、到着した時にはつぶれまくっていて、内容物がつぶれたり割れたりしていた。もっとムカついたのは、カメラと関数電卓が税関で盗まれていたことだ。まぁ、金目の物を入れるこちらにも相当の非があるわけだが、それにしても平気で人のものを盗むことに、得も言われぬ、腹の底からグツグツと沸騰するような、俗にいう血が逆流するような怒りを感じたものだ。日本という安全で規律のある国でぬくぬくと育った僕にとって、エクアドル人の、民度や教育では片づけられない、どうしようもない性質を感じたわけである。(当時の模様はこちらで。)

今回は金目のものは入っていないのでそのようなことはないはずだ。それに、ミャンマーの人は盗みはしないと思うよ。仏教で禁じられているから。税関の人間が仏教徒であることを祈ろう。
2014/4/1 (Tue.)
1か月経ちました 晴れ・暑い@パアン

メビウス1mg特別箱 左がカートン、右がタバコ1箱
 
バイク牽引型乗り合いタクシー
 
ミャンマーの典型的な青空喫茶

僕がミャンマーに来てから1か月が過ぎた。ネットでヤフーを見ていると、日本では今日から消費税が8%に上がるらしい。

さて恒例(?)の、この1か月の振り返り。

@水シャワー
毎日毎日暑いので、この時期なら水シャワーで十分ではあるが、たまには湯船に浸かってくつろぎたい。

A食が細くなった
おそらく日本にいた頃よりも食べる量は減っている。それでも痩せた感じがしないのは、次で述べる運動不足のせいか。

B運動不足
実は運動不足である。事務所に住み、事務所で仕事をするので、通勤時間はゼロ。そして、生徒たちのいる仮教室や、学校を建設しているサイトまではすべて車での移動。身体を使わない。
まさか日本にいた頃より運動不足になろうとは思ってもみなかった。やはり自転車は買わねばなるまい。足を確保するというだけでなく、運動のためにも。ちなみに、気温40℃なので、ジョギングなどをしようという気にはまるでならない。自殺行為であろう。(2月、ラカイン州のミャウーでランニングをしている白人を見た。同じくラカイン州に駐在するH氏も、 時々ランニングをやっていたというが、あっちの方は暑くないのだろうか)
だが、暑いからだろう、疲労感は日本にいる頃とはちょっと違う。40℃近い暑さでクーラーなしで仕事する、というのは日本では考えられないことだ。やはり、快適さを追求する技術の発達に伴って、人間の生物としての身体力は、確実に退化している。アフリカで生まれた頃の人間なんて、赤道直下、普通に外で暮らしてたわけじゃないですか。自然の中で素で生きていく力は、現代の人間にはない。丸腰では熊や虎やライオンには勝てない。とてつもない脳味噌を進化の過程で手に入れた代わりに、身体は貧弱に退化した。

Cタバコ
日本にいた頃と変わらないペースで吸っている。出国の際、成田空港免税店で買ったMEBIUS 1mgの1カートン(10箱)は、1か月でなくなった。よって数日前からこちらで最も有名なタバコ、「RED RUBY」を吸っているが、重い。しかし安い。1箱800チャット(約80円)である。実は、僕はミャンマーでタバコをやめようと思っているが、今のところ実現できていない(笑)。
それにしても、免税店で久しぶりにタバコを買ったけど、安いんですね。通常4100円のカートンが、2500円。いかに税金が乗っているかの証明。タバコ一箱410円のうち、160円が税金だなんて。でまた特筆すべきは、このカートンが、午年特別パッケージで、箱に馬の描かれているスペシャル版。だが午年だというのに、こっちに来てから一度も競馬をやっていない(当然ですが)。ミャンマーに競馬はなさそうだ。英国の植民地だっただけあって、昔はあったらしい。怖いのは、ネットがつながってしまうと、こちらでも日本の競馬の馬券が買えてしまう、ということだ。だがさすがにパドックも見ないで馬券を買うのは気が引ける。せめてラジオNIKKEIが入る短波ラジオを持ってくればよかったか。

D腹の調子
慢性的に便が緩く、下痢気味である。あまり良くない傾向だ。時々お腹がキリキリ痛む。空腹時の胃の痛みはなくなったが、下痢が時々襲ってきて、横腹辺りが痛む。食事が変わり、消化器がついていけてない感じか。ミャンマー料理は、油を大量に使う。また、もうすでに何か変なものが体内に入っていることは間違いなかろう。日本から味噌汁を取り寄せるか。

D金を使わない
こちらでは物価が安いし、もとより食事以外で金を使う場面が今のところほとんどない。これから自転車やギターを買うとなれば相応の出費が伴うだろうが、目下のところほとんどエンゲル係数100%である。食べ物以外で買ったものといえば、シャンプー、タバコ、絵葉書、パアンの地図くらいしか思い出せない。あとは、事務所に住むのに、月30000チャット(約3000円)。そしてピーピーさんに洗濯してもらうのに、衣類1枚100チャット(10円)。この1か月で使った金は、正確には数えていないが、20000円弱だと思われる。何といっても、あのヤンゴンのインチキレストラン、「シャーキーズ」の22000チャット(約2200円)が悔やまれる(笑)。

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