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東南アジア旅行記(2008年4月〜5月)
1.プロローグ −ビザがない!! けど見切り出発して、まずはラオス・ビエンチャンへ
タイ航空機内食 (バンコク⇒ビエンチャン)
ロッティ屋台
ロッティ
東南アジア地図
2008年のゴールデンウィークは、5年ぶりに東南アジアに行く。行ったことのないラオスとミャンマーをメインに周るつもりだ。ラオス入国にビザは不要だが、ミャンマーには必要となる。
そこで出発前、僕は会社を午前中休んで、東京都品川区にある在日本ミャンマー大使館にビザを申請しに行った。ところが、僕が行った日はあいにくミャンマーの正月休み(4月中旬の1週間)で、大使館は閉まっていた。仕方なくその休み明けに再び訪れたが、ビザ発給までに1週間ほどかかるという。僕が出発するのはもう5日後である。一応申請し、出発前日に発給されているかどうか三度大使館に足を運ぶが、まだ発給されていない、との回答。
こうして僕はビザなしで日本を出発することとなった。バンコクのミャンマー大使館では即日発給されるというから、バンコクで取るしかない。後から考えると、日本でビザを取っていかなかったことが、この旅行の行く末を大きく左右することになった。
2008年4月24日木曜日。自宅のある東京都大田区を朝6時ごろ出発し、京急に乗って品川駅へ。途中の通過駅で、朝の駅の柱に”てっぽう”をするオヤジがいる。人間模様というか、社会の縮図というか、朝から我慢しきれなくなった二日酔い男だろうか。
NEX(成田エクスプレス)に初めて乗った。成田出発のときは、空港までの足として、車で行って空港近くの駐車場に置くのが僕の通例なのだが、今回は朝も早いし、NEXなら短時間で成田空港まで行けるので、駐車料よりは少しだけ高くつくが、利用してみたのだ。車内には外人が多い。相も変わらず、白人バックパッカーの荷物はバカでかい。日本で野宿することなんてないだろうに。世界一周旅行でもしているのだろうか。一体バックパックの中に何が入っているのだろうと、あれこれ内容物について思いを巡らせる。
昔はあった、「旅出発時の胸の高鳴り」のようなものは今はない。昨日まで仕事だった後遺症としての寝不足の頭と身体を引きずる。混濁した意識で機械的に身体を運んで空港でチェックインし、出国審査を通り、ゲートにたどり着く。最近、旅の前日には1時間〜2時間しか寝ていない。飛行機の中で、一刻も早く汚泥のような眠りに、ただつきたいだけなのである。
満席のタイ国際航空機内では狙い通り爆睡する。およそ7時間でバンコク・スワンナプーム国際空港着。タイ時間15:10。
このスワンナプーム国際空港は、2006年9月に開港したとのことで、僕は初めてだが、以前のドンムアン空港(現在は国内線の空港となっている)以上に巨大な空港である。乗り継ぎのために移動するのが大変だ。
今後の旅程に関わってくる飛行機の時刻をトランジットのインフォメーションカウンターで聞く。チェンラーイ⇒バンコク間と、バンコク⇒ヤンゴン間。そして100ドル分をバーツ(タイの通貨)に両替。タイバーツは、ラオスでもある程度通用するようだし、ラオスの後タイに入ってそこからバンコクに戻る際にも必要だ。1ドル=30.35バーツだったので、100ドル=3035バーツ。ドルの価値が落ちている。そうこうして長い待ち時間をつぶす。
20:00、バンコク発ビエンチャン(ラオスの首都)行きタイ航空ボーイング737が離陸。機内はガラガラ。白人観光客が主で、日本人もちらほら。
21時過ぎにビエンチャン・ワッタイ国際空港着。80ドルをラオスの通過キープに両替。1ドル=8683キープ。
空港からタクシーで市中心部へ。6ドル。サバイディ・ゲストハウスにチェックイン。1泊50000キープ(5〜6ドル)。
もう夜も深い。外に出て、屋台でロッティを食べる。屋台の若いニーちゃんに、ロッティとは何かを聞く。これは、もともとはインド料理で、僕が食べたのは、甘いもの。小麦粉と卵を生地にして鉄板に延ばして焼き、それに蜂蜜を塗って焼き上げる。出来たら、折りたたんで切って食べる。美味い。モロッコのモロッコクレープと同じだ。後で分かったが、ロッティの屋台は東南アジアでは結構どこにでも見られ、甘いの、お好み焼きのように具を入れたものもある。
空港の両替屋、タクシーの運ちゃん、そしてロッティ屋台の若者。いずれもボッタくる雰囲気はなく、みんな押しが弱くていい人っぽい。両替屋では、正確に言うと694640キープなのだけれど、最小額紙幣が500キープのため、694500キープしかもらえなくて、文句を言ったのだが、両替屋のラオス人はとても申し訳なさそうにしていたので、引き下がったのだ。これがインドなら、平気の平左の鉄面皮で、「これが当然だ」と言わんばかりだろう。ラオス、良さそう。第一印象良好。
商店で水(2000キープ=およそ20セント、20円)を買って宿に戻る。サバイディゲストハウスでは、入り口で靴を脱いで入る。日本の家のようだ。仏教国では、寺院では靴を脱ぐ(インドもそう)。いきなりのラオスらしさで面白い。
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