HOME > THE WORLD > Latinoamerica > Ecuador > Diario > Diario2005 > 050817
エクアドル日記(2005年8月)
8月17日(水) 曇り時々雨
今日はとにかく終日寒かった。ずっと雲が空を覆い、日中も気温は15℃位だったろう。間違いなく今年最高の寒さだった。クエンカはこの8月が一番寒く、朝晩は厚手のジャンパーが必要なほどである。最低気温は5℃前後。赤道直下の面影は全くない。
学校にいたカブトムシ
今日は4ヶ月ぶりに床屋に行った。前回の頑固系オヤジの店だ。彼は俺をよく覚えていて、
「また伸びたかい?」
と言って俺を迎えた。彼にとっても、アジア人の髪を切ったのは、前回が初めてだったのかもしれない。
彼は、この前にも増して話しかけてきた。そして、原爆の話を持ち出してきた。彼は新聞で原爆のことを最近読んだそうである。
(ここエクアドルでも、この時期になると、テレビや新聞で原爆に関する報道がなされる。去年もそうだったけど、今年もやってた。あるドキュメンタリー番組では、広島の原爆ドーム前で被爆者がインタビューを受け、広島の高校生達が合唱で平和の歌を歌うシーンが流れた。そのせいか、この国でも比較的原爆に関する知識は持っている人が多く、広島と長崎の名を言える人も結構いる。日本のことは全く知らないんだけれども。)
「原爆が落とされたのはどこの街だったかな?」
クエンカセントロ、曇り
「広島と長崎ですよ。」
「確か45年だったな?」
「そうです、今年でちょうど60年です。」
「新聞で読んだが、あれは悲劇だね。何万人も犠牲になって(注)。グリンゴ(白人の蔑称)は何を考えてるんだか。」
「全くです。だから俺はグリンゴども、いやアメリカは本当にアホだと思ってるんですよ。」
彼はその後、日本に関する知識を総動員して日本のすごさを語った。
「日本人は利口で勤勉で・・・、すごい技術を持っているな。」
その後セントロの写真屋へ、ブラジルビザを申請するための写真を撮りに行った。ここには日本の駅前によくある「スピード写真」なんてものは存在しないから、証明写真用の写真は、写真屋で撮ることになる。
「ビザ用の証明写真を撮りたいんですが。大きさは4cm×3cmで。」
しばらく待って奥の撮影室に通された。白バックの前のストールに座る。初老のオっちゃんが古めかしいカメラのファインダーをのぞいて、パチリ。
出来上がりは翌日。
値段は上記サイズの証明写真を8枚焼いてくれて、3.5ドル(約370円)。
(注)モノの本によれば、原爆による死者は広島が20万人、長崎が14万人と言われる。人類史上稀に見る大虐殺・凶悪犯罪である。しかもその犯罪を犯した者たちは、全く裁かれていない。
>次の日の日記へ
HOME > THE WORLD > Latinoamerica > Ecuador > Diario > Diario2005 > 050817