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トルコ旅行記
2000年5月
自然の驚異・カッパドキア(1)
アンカラ・エクスプレスの車窓から見るアナトリア高原の風景
アナトリア高原をバスは行く
アンカラからカッパドキアへ向かう途中の小さな町
ギョレメのオトガルから見た奇岩風景
青空に屹立するキノコ岩
朝、気持ちのいい陽光がアンカラ・エクスプレスの客室に注ぎ込んできて目が覚めた。悪くない。悪くない目覚めだ。
大きな窓から外を見ると、晴れ渡った空の下に、見渡す限りの緑と茶色の平原が広がっている。奥にはうねりのある丘が見える。
岳はすでに起きていた。手には「地球の歩き方」。
「おはようございます。」
「おはよう。」
顔を洗った後、朝食をとりに二人で食堂車へ向かった。この食堂車も落ち着いていて、ウェイターのおじさんも感じがよく上々だ。食事をしている他の客を見ると、やっぱり結構裕福そうなトルコ人、白人観光客が目に付く。コーヒー、パン、卵の朝食を済ませ、客室に戻った。もうすぐアンカラに到着だ。
時間通りに列車はアンカラに到着した。そこから地下鉄でバスターミナルへ行き、バスで4時間ほどかけてカッパドキアへ向かう。切符売り場では係員が、「もう発車するよ、早く乗り場へ行って!」
と言うから急いでバス乗り場へ向かう。俺達が最後の2席を確保したらしく、俺達の席は、バス最前列の2席、入り口側の右側だった。
アンカラを発ったバスは、すぐに緑褐色の穏やかな丘が続く風景の中を走り始める。アナトリア高原のど真ん中。途中ところどころで小さな街があり、その中を縫って走ると、必ずモスクが見える。キリスト教世界の教会と同じで、どんな小さな街にもモスクがある。丸いドーム型の屋根と鋭く高い尖塔は、一番初めに目に飛び込んでくる建造物だ。
そして、トルコ最大の塩湖が車窓に現れる。俺達はバスガイドのおネーちゃんの真後ろの席だったので、色々車窓の風景を解説してもらった。彼女も英語を話したいらしく、俺達に熱心に説明してくれた。
途中一度トイレ休憩をして、バスは4時間でカッパドキア観光拠点の町、ギョレメに到着。ギョレメのオトガル(バスターミナル)はこじんまりとしていていかにも「田舎のバス操車場」という趣。いくつかの観光案内所が操車場に面して軒を連ねる。バスを降りると、強烈な日差しに目がくらみそうになる。オトガルからすぐに小高い山が見えるが、そこにはもう奇岩風景が展開している。とてつもなくいい天気だ。
俺と岳は、「歩き方」でチェックしていたオトガル近くの小奇麗なペンションにチェックイン。ヨーロッパ人らしき女性がオーナーで、流暢な英語で俺達を歓待してくれた。ホテルの内装も女性的・欧州的であり、ヨーロッパのプチホテル風である。
「俺達には似合わねぇな!」
と言って2人して笑う。
俺達は荷物を置くとすぐに散歩に出かけた。
ギョレメは、カッパドキア観光の拠点となる街であるが、小さくたたずむこじんまりとした街である。お土産屋、レストランが軒を連ねる通りがあって、そこでは店の若者が爽やな笑顔で声をかけてくる。
「やぁ、調子はどう?」
彼らには、途上国で声をかけてくる人間にありがちな、いかにも偽善的な、金を騙し取ろうとする腐敗した気配が全く感じられない。彼らは俺達の行く手をふさいで店に入ることを強要するでもなく、ただ笑顔で挨拶してくる。純粋に俺達を歓迎してくれているのだ。
「ようこそ、カッパドキアへ。」って。
少なくとも俺にはそう感じられた。
街には欧米系の観光客の姿を多く見る。さすがは世界的な観光地だ。
俺達は急な坂を上って、ギョレメ野外博物館へ行った。入り口近くでは、有料で観光客をラクダに乗せる商売をやっているオジサン達がいる。
ここからは、遠くカッパドキアの奇岩群が見渡せる。
ギョレメ→カイマクルへ(映像)
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